この記事をまとめると
■ヒョンデは2025年にコンパクトSUV「インスター」を日本に投入する
いわば韓国の軽自動車「キョンチャ」が日本にドンピシャサイズ! サクラよりちょい大きいヒョンデ「インスターEV」が日本に入るとかなり脅威な気がする
■4店舗目となるショールーム「Hyundai Mobility Lounge 岡山」もオープン
■専任スタッフなどを配置し試乗車なども用意される
2025年はヒョンデがより飛躍する年になる
2022年からオンライン販売を主軸とし、取扱車種もBEVとFCEVのみとして、日本市場でリスタートを図った韓国のヒョンデ。
当初は「そんなのでやっていけるのか?」という声もちらほら見受けられたが、神奈川県横浜市にショールーム兼メンテナンスピットを設けた「Customer Experience Center 横浜」 を展開しているほか、オートバックスが展開する大型店舗「A PIT」では、東京と京都でそれぞれ店内にショールームを設け、気になっている人へ向けて商品説明や試乗、メンテナンスが受けられるような環境を整備している。
そうした展開も奏功し、オンライン販売のみの展開でありながら、ヒョンデのクルマは2024年11月までに約1500台ほどを日本で販売しているとのこと。なお、2025年からは、ヒョンデのコンパクトSUV「インスター」が国内導入されることも11月8日に発表された。
このモデルは、韓国版軽自動車ともいえる「軽車(キョンチャ)」として現地で愛されており、日本市場では軽規格には収まらないものの、昨今のコンパクトSUV市場の活気を考えると、それらの強力なライバルになるのではないかと関係者の間で噂されている注目車種だ。続報に期待したい。
そのほかにも、IONIQ 5をマイナーチェンジし、バッテリー容量の増大やデザインの一部改良も行われたほか、KONAにはオフロードテイストを加えた30台だけの限定車、「KONA マウナロア」も発表されているので、これからますますヒョンデは日本で勢力を増すはずだ。
中国・四国地方待望のショールームがオープン
さて、そんなヒョンデだが、前述のとおりオンライン販売のみということもあり、特定の店舗に行かなければ実車に触ることができないのはもちろん、見ることさえままならない。日本においてはショールーム等が展開されていない中国地方~四国地方には、そんな課題があったという。
そこで今回、自動車販売店を中国地方を中心に4店舗、神奈川県に1店舗を構える「Heart up world」が、岡山県岡山市に、国内で4店舗目となるヒョンデのショールーム、「Hyundai Mobility Lounge 岡山」を、県道21号線沿いに11月9日にオープンさせた。岡山駅からは2km弱の距離で、3階建て(2~3階ではほかのクルマも販売する)のビルに、立体駐車場などを設けた巨大な建物が目印だ。
同店舗の運営元である「Heart up world」は、自動車販売店を営みつつ、D1GPに参戦するなど、クルマを通じてさまざまなビジネスを展開しており、テスラが日本に上陸した際も、「これからは電気の時代になるかもしれない!」とトレンドを察知し、いち早くテスラの取り扱いをスタート。テスラの認証工場という側面も持っている。
その後、ヒョンデが日本に上陸した際も、「このクルマは期待できるぞ!」と考え、最初はヒョンデの認定工場という立ち位置から取り扱いをスタート。現在では毎月5台ほどサポートしてるそうだ。
そしてこのたび、新店舗オープンに合わせて、店内に「Hyundai Mobility Lounge 岡山」を設置するに至った。ここでは、専任スタッフをメカニックと営業でそれぞれ2名ずつ配置して、販売とメンテナンスの両面で訪れた人たちのサポートを行うほか、今後はレンタカーも用意して、自身のライフスタイルにヒョンデのクルマがどれほどマッチするかを試せるような体制を整えていくとのこと。また、社員全員に対して、ヒョンデの魅力を説明できるような教育にも力を入れていくそうだ。
ただし、あくまでここはショールームなので、商談などができないのは全国共通。購入は従来どおりオンラインのみとなる。
いままで中国・四国エリアの人たちは、もし実車確認をしたいとなれば、キャンペーンなどの機会がない限り、京都まで行くか福岡まで行くか……の2択だったので、気になっていた人たちにとって、今回の新店舗オープンは朗報といえよう。
ヒョンデでマネージングディレクターを務める七五三木氏は、「この場所は岡山でクルマを販売するには1番いい場所です。ヒョンデは、日本の美しい自然を守りたいという想いから、あえてBEVやFCEVしか導入していません。中国・四国地方の皆さんに、ヒョンデの魅力をこの場所から発信していただけたら幸いです」とコメント。
「Heart up world」の代表を務める佐藤氏は、「このIONIQ 5はデザインがズバ抜けて格好いい、ワクワクする1台です。ここでしか提供できないサービスを売りに、ヒョンデのクルマを通じて多くの人を笑顔にしたいと思ってます」と意気込みを語った。
オープン日のテープカットには、岡山県出身で、自動車整備議員連盟会長、オートバイ議員連盟会長、バス議員連盟会長などを務める衆議院議員の逢沢一郎氏、佐藤社長と仲良しという映画コメンテーターの有村 昆氏などのゲストが駆けつけ、オープンを祝福。
ここ「Hyundai Mobility Lounge 岡山」から、さらなるヒョンデの魅力が広がるはずだ。
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みんなのコメント
違和感しかないタイトルだな。