■中国の高級車「紅旗」新たにSUV「HS7」が日本上陸!
2021年2月に日本へ上陸した中国の高級車ブランド・紅旗。
日本で販売された最初のモデル高級セダンである「H9」は現在までに数十台がオーナーのもとに届けられており、好調な売れ行きです。
そしてH9の上陸から約1年後となる2022年3月10日には新たなSUVモデルとなる「HS7」が日本上陸を果たしました。
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これから、日本の公道を走るための保安基準を満たすため、必要な検査や保安基準適合のための様々な改善作業や手続きがおこなわれる予定です。
紅旗は1953年に設立された中国初の自動車メーカー「中国第一汽車」が展開する高級車ブランドで、長年にわたり中国の要人たちに愛されてきました。
2021年、中国ブランドの乗用車として初めて公道を走れるナンバープレートを取得し、日本での販売が始まったH9は2020年に発表されたモデルで、紅旗のなかでは最新の高級セダンです。
紅旗には現在、大きく分けて「Lシリーズ」と「Hシリーズ」が存在しており、「Lシリーズ」は1958年に登場した初代紅旗である「CA72」のデザインを汲むレトロルックなモデル。
「Hシリーズ」は紅旗が持つ最上級の気品と快適さを、よりモダンなデザイン、そして最新の技術と組みあわせたモデル群となっています。
2021年は紅旗にとって重要な一年となりました。1月末に韓国へ上陸し、その後2月上旬に日本にも上陸し、晴れて5月に第一号車が日本の自家用ナンバープレートを取得。
そして12月には日本初のショールーム「紅旗エクスペリエンスセンター」が大阪のなんばに誕生と、まさに大躍進を遂げた年でした。
紅旗は主力となるH9以外にも、セダンのH7、ミドルサイズSUVのHS7、そして最上級フラッグシップモデルであるL5を日本で取り扱っています。
ですが、今までの注文はすべてH9となっていましたが、そこに初めてHS7の注文が入り、この度、H9に次ぐ2番目のモデルとして日本へ上陸した形になりました。
HS7は、2019年に登場した高級SUVでHシリーズのSUVの中間的役割を担っており、これ以外には「E-HS3」、「HS5」、「E-HS9」が展開されています。
名前に「E-」が付くモデルは純電動モデルなので、Hシリーズにおける非電動SUVのなかではHS7が一番大きいモデルです。
ボディサイズは全長5035mm×全幅1989mm×全高1778mmとなっており、サイズ感としてはアウディ「Q7」に近い形となり、国産車でいえばレクサス新型「LX」の車高を少し低くした感じです。
■気になる高級SUV「HS7」 ナンバー取得は今夏?
パワートレインはH9同様、2リッター直列4気筒ターボエンジン(CA4GC20TD型)と3リッターV型6気筒スーパーチャージャー付きエンジン(CA6GV30TD型)の2種類をラインナップ。
また、トランスミッションや駆動方式にも細かな違いがそれぞれにあります。
2リッターターボモデルは全グレードとも前輪駆動に7速DCT、3リッタースーパーチャージャーモデルは全グレードとも四輪駆動に8速ATが組み合わされており、今回日本に上陸したHS7の第一号車は3リッタースーパーチャージャーモデルの7人乗りになります。
現代の高級車には欠かせない「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」、「ブラインドスポットモニタリング(BSM)」、「前方衝突予測警報(FCW)」、「車線逸脱警報(LDW)」、「車線維持支援システム(LKA)」、「標識認識機能」、「衝突回避ブレーキ」などの安全装備も万全。
360度モニターやアダプティブクルーズコントロールに加え、最上級モデルには自動駐車システムなどの快適装備も充実しています。
なお中国におけるライバル車としては、フォード「エクスプローラー」、フォルクスワーゲン「トゥアレグ」、キャデラック「XT6(中国専用車種)」などがあげられます。
日本に上陸したHS7ですが、日本の自家用ナンバープレートを装着して公道を走行するのはもう少し先のことになりそうです。
すでにH9でナンバー取得できていることや、メーカーである中国第一汽車の全面バックアップによってそれほど難しい作業ではありませんが、HS7自体は日本では初めて販売されるモデルとなるため、H9が日本上陸の際に経験した各種保安基準への適合や排出ガス試験、加速走行騒音試験への合格がまた必要となってきます。
輸入元の話によるとすべての作業はおよそ2か月で終わる見込みとしているので、2022年初夏頃には登録が完了してナンバープレートが交付されるものと予想されます。
いずれにせよ、中国車最高級ブランド、紅旗のさまざまな車種を日本で目にする機会が増えそうで、とても楽しみです。
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