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バウティスタが今季初の1戦2勝。復帰戦のラズガットリオグルは3レースで2位/SBK第10戦アラゴン

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バウティスタが今季初の1戦2勝。復帰戦のラズガットリオグルは3レースで2位/SBK第10戦アラゴン

 スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦アラゴンラウンドがモーターランド・アラゴンで行われ、レース1はアンドレア・イアンノーネ(チーム・ゴーイレブン)、スーパーポール・レースとレース2はアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が獲得した。

 前戦イタリアラウンドに連戦で行われたアラゴンラウンドは、イタリアラウンドを負傷により欠場したトプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)、ジョナサン・レイ(パタ・プロメテオン・ヤマハ)が復帰した。

【順位結果】2024SBK第10戦アラゴン 決勝レース2

 スーパーポールの結果により、ポールポジションはニッコロ・ブレガ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、2番グリッドはアンドレア・イアンノーネ(チーム・ゴーイレブン)、3番グリッドはアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)となった。

 前戦イタリアラウンドで3レース優勝を果たしたダニロ・ペトルッチ(バーニー・スパーク・レーシングチーム)は4番グリッド。ラズガットリオグルは5番グリッド、レイは13番グリッドからのスタートである。

 レース1は気温23度、路面温度34度のドライコンディション。1コーナーにトップで飛び込んだのはイアンノーネだった。2番手にはラズガットリオグルが浮上し、3番手にはブレガ、4番手にバウティスタがつける。

 1周目、サム・ロウズ(エルフ・マークVDSレーシングチーム)がマシンから白煙を上げてクラッシュ。このアクシデントにより赤旗が提示され、レースは中断となった。サム・ロウズはメディカルセンターに向かい、左鎖骨の打撲と診断された。

 約15分の中断ののち、レースは17周で再開された。しかし、ウオームアップ・ラップ走行中にポールポジションのブレガにマシントラブルが発生する。このためブレガはウオームアップ・ラップの途中でマシンを止めた。チャンピオンシップでランキング2番手につけるブレガはグリッドに着くことができず、リタイアとなった。

 2回目のスタートではイアンノーネがホールショットを奪い、ペトルッチが2番手、3番手にアンドレア・ロカテッリ(パタ・プロメテオン・ヤマハ)、4番手にラズガットリオグルが続く。その後、ラズガットリオグルが2番手に浮上し、3番手はペトルッチというトップ3となった。

 8周目、ペトルッチがラズガットリオグルをかわし、さらにイアンノーネをもオーバーテイク。ペトルッチがトップに立った。混戦は続き、10周目にイアンノーネがトップ、さらに追い上げてきたギャレット・ガーロフ(ボノーヴォ・アクションBMW)が2番手に浮上し、ラズガットリオグルが3番手、バウティスタが4番手に続くその後ろにペトルッチ、というオーダーとなる。

 13周目、ラズガットリオグルがガーロフをパスし、2番手にポジションを上げた。トップ集団はイアンノーネ、ラズガットリオグル、ガーロフ、バウティスタ、ペトルッチで構成された。

 残り2周、イアンノーネが後方を引き離していき、そのまま優勝を飾った。イアンノーネにとってSBKでの初優勝である。復帰レースとなったラズガットリオグルは2位、3位はガーロフが獲得した。バウティスタは4位、一時トップを走ったペトルッチは5位でゴールしている。

■レース2:バウティスタがスーパーポール・レースに続き優勝
 スーパーポール・レースは、バウティスタ、ラズガットリオグル、ブレガによる激しい優勝争いが展開され、バウティスタが優勝を飾った。バウティスタにとっては第3戦オランダラウンドのスーパーポール・レース以来の優勝だった。

 レース2はスーパーポール・レースの結果により、バウティスタがポールポジション、2番グリッドがラズガットリオグル、3番グリッドがブレガとなった。レース2は気温25度、路面温度38度のドライコンディションである。

 ポールポジションスタートのバウティスタはスタートからトップをキープし、ラズガットリオグルが2番手に続く。ブレガは3番手に続いていたがイアンノーネのかわされ、さらに8番手にまで後退した。

 トップのバウティスタにラズガットリオグルがぴたりとつけ、イアンノーネがやや離れて3番手で二人を追い、その後ろにはガーロフ、マイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)が続く展開である。

 バウティスタとラズガットリオグルは3番手以下を引き離していき、優勝争いはこの二人の一騎打ちとなった。3番手を走っていたイアンノーネは9周目にガーロフにとらえられ、ガーロフが3番手に浮上した。さらにイアンノーネの後ろに、ブレガが迫る。ブレガはイアンノーネ、ガーロフをかわし、3番手を奪還。しかし、バウティスタとラズガットリオグルはすでに6秒前方を走っている状況だった。

 13周目、トップを走るバウティスタがファステストラップを刻む。ラズガットリオグルも食らいつくが、0.3秒から差を縮めることができない。やがて二人の差はじりじりと広がっていった。

 バウティスタはトップでチェッカーを受け、決勝レースとしては第2戦カタルーニャラウンドのレース2以来となる優勝を飾った。バウティスタが1戦で複数の勝利を飾ったのは今季初めてである。

 ラズガットリオグルは復帰戦で優勝こそ逃したものの、3レース全てで2位表彰台を獲得した。3位はランキング2番手のブレガ。ラズガットリオグルとのポイント差を縮められず、二人の差は39ポイントとなった。

 最終ラップまで争われた4位はイアンノーネが獲得。5位はガーロフだった。

 スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、レース1はアドリアン・ウエルタス(Aruba.itレーシング・ワールドSSPチーム)が優勝し、2位はステファノ・マンジ(パタ・ヤマハ・テンケイト・レーシング)、3位はヴァノントン・デビース(エヴァンブロス.ワールドSSPヤマハチーム)だった。鳥羽海渡(ペトロナス・MIEレーシング・ホンダ)は18位でゴールした。

 レース2はヤリ・モンテラ(バーニー・スパーク・レーシングチーム)が優勝し、2位はマンジ、3位はホルヘ・ナバーロ(オレラック・レーシング・ベルドナチュラ)が獲得した。鳥羽は19位だった。

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