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「重箱の隅」的だけどカーライフを左右するほど重要! 「荷室の段差」の有無で何が変わる?

 段差がないほうが重い荷物の出し入れやペットの乗降性は良い

 クルマのラゲッジルームの使い勝手は、開口部の広さや容量、フロアの高さ、床下収納の有無などで、荷物の積み込みやすさを判断していることがほとんどだろう。

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 が、重い荷物の出し入れ、ワゴンやSUV、ミニバン系での犬などのペットの乗降性まで考慮すると、じつは見逃しやすいポイントとして、開口部の段差がある。段差が大きい(高い)と、スーツケースや2リットルペットボトル6本入りケース、中身の入った大型クールボックスなど、重い荷物の場合、積み込む際も出す際も、持ち上げ量が増え負担になる。ペットの乗降では、飛び乗れる高さだとしても段差を認識せずジャンプし、段差に足を引っかけてケガをする可能性だってあるのだ。

 セダンタイプの場合、段差というか、ボディーリヤエンドの立ち上がりがあるのは当たり前。スーツケースを積み込むとすれば、もっとも高い位置まで持ち上げ、そこからフロアに落とし込む作業が必要になり、重い荷物だとけっこうな労力が必要になる。一方、ワゴンやSUV、ミニバンにある段差の(ほぼ)ないラゲッジスペースだと、重い荷物でもスッと出し入れできるし、ペットも乗降も安全だ。

 基本的に、ラゲッジルーム開口部の段差はセダンタイプで顕著で、ハッチバックタイプがそれに続き、一転、ワゴンやSUV、ミニバン、スーパーハイト系軽自動車ではほぼないクルマが主流である。分かりやすい例では、同車種にセダンとハッチバック、ワゴンがラインアップされているホンダのフィット3(先代)のラゲッジスペースの開口部段差を例に挙げると、セダンのグレースはさすがに170mmの段差(立ち上がり)がある。ハッチバックのフィットになると、基本のガソリン車で110mm、ハイブリッドバッテリーを床下に積むためフロアが上がったハイブリッドは45mmまで段差が軽減する。

 しかし、それでも段差があることに変わりはない。ところが、ワゴンのシャトルになると、段差はほぼ0。荷物の積み込みやすさは、ラゲッジスペースのフロア地上高が世界のステーションワゴンのなかでもっとも低い部類の約540mm(世界の平均値は約620mm)ということもあって、重い荷物の出し入れやペットの乗降もラクラクなのである。無論、広大なラゲッジスペースを備えた新型カローラツーリングも、開口部段差ほぼ0である。

※写真はトヨタ・カローラツーリングのラゲッジルーム

 ちなみに今では輸入車のほうがバリエーションに富み、選べる時代だが、メルセデスベンツCクラスステーションワゴン、ボルボV60、VWパサートヴァリアントの開口部段差はほぼ0。VWゴルフヴァリアントは約30mm、アウディA4アバントも約50mmという感じだ。同じVWパサート同士でも、セダンになると約110mmの段差、立ち上がりがある。

※写真はメルセデスベンツCクラスステーションワゴンのラゲッジルーム

 では、いま大ブレーク中のSUVはどうかといえば、ワゴンに近い使い勝手を持っているため、多くの車種の開口部段差はほぼない。たとえば、トヨタRAV4、日産エクストレイル、スバル・フォレスター、三菱アウトランダー、トヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキー、レクサスUX、ボルボXC40、XC60、軽自動車のクロスオーバーモデルの代表格であるスズキ・ハスラーなど、多くの車種に開口部段差がない。

※写真はスズキ・ハスラーのラゲッジルーム

 一方、マツダCX-5は約145mm、ホンダ・ヴェゼルは約50mm、三菱エクリプスクロスは約60mmの段差がある。

 開口部の剛性を高めるためにあえて段差をつけることも!

 先代は段差がなかったのに、新型で段差ができてしまったクルマと言えば、トヨタ・プリウスだ。先代モデルは開口部段差0。しかも、後席を格納しても、フロアは限りなくフラットだった。が、現行モデルは開口部段差が約100mm(4WDはフロアが上がるので段差は約45mmまで短縮)にもなってしまった。しかも、後席格納時の段差までFFだと約100mmあるのだから、ラゲッジの使い勝手としては、先代のほうがよかったと感じるユーザーもいるかもしれない。

 ところで、段差をあえてつける考え方もあるにはある。その理由は大きく分けてふたつ。ひとつ目は荷物の積載性には大きく関係しないが、大きな開口部の剛性をより高めるため。もうひとつは、坂道の上り坂に前向きにクルマを止めていて、荷物を取り出す際、荷物が一気に滑り出てこない安全のためだ。とはいえ、急な坂道の途中にクルマを止め、荷物を出し入れするケースは駐車場が急坂にあり、上り方向に止めなくてはならない、かなりレアなケースとなるはずだ。重い荷物を出し入れしてみれば分かるが、ラゲッジスペースの開口部には段差がないほうが、圧倒的に使いやすいと思える。

 そんな事情を知ってか、面白い独自のアイディアを盛り込んだクルマがある。それはスバル・インプレッサスポーツ、および、それをベースにしたクロスオーバーモデルのスバルXVだ。ラゲッジスペースには、ハッチバックモデルらしく、通常約70mmの段差がある。が、フロアボード後端を持ち上げ、左右2か所のフックで開口部のツメに固定すると、なんと開口部段差は約25mmとなり、ほぼないに等しくなるのである。

 ボク自身がインプレッサスポーツが登場する以前から、スバルの開発陣にペットの乗せ下ろしを考慮すれば、ラゲッジルームの開口部には段差がないほうが絶対によい……と口をすっぱくして進言していたことが、功を奏したのかもしれない(勝手な想像ですが)。

 また、ホンダ・オデッセイは、3列目席使用時では、ラゲッジスペースの開口部に約260mmの段差があるものの、3列目席を床下にすっきり格納すると、段差なし。大容量ワゴンのように使える便利さがある!!

 アウトドアやキャンプなどで、重い荷物を出し入れする機会が多いというなら、もちろんSUVやワゴン、ミニバンなどのジャンルのクルマを選んでいるはずだが、できるだけラゲッジルームの開口部に段差のない車種を選ぶと、荷物の積み下ろしは断然、ラクになるに違いなし。大型犬などのペットをラゲッジスペースに乗せることもある愛犬家もまた、愛犬の安全のためにも、開口部に段差のないクルマを選んでほしい。

 加えて下の写真のように、ラゲッジスペースをベンチ代わりにして腰掛けやすいというメリットもあったりして……。

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