愛車を見せてもらえば、その人の人生が見えてくる。気になる人のクルマに隠されたエピソードをたずねるシリーズ第10回。後編では、板野友美さんがこれまで誰にも語ったことのない愛車遍歴と、誰にも語ったことのない憧れの1台について語る。
免許取得後すぐにクルマを買わなかったワケ
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「免許を取得するのが遅かったので、車歴は少ないんですよ」
それは26歳のとき。AKB48を卒業して、仕事が少し落ち着いた頃に、教習所に通い始めた。
「でも結局、仕事がまた忙しくなって、当初のスケジュール通りには通えなくなってしまって……教習スケジュールをマイペースなものに組み立て直したんです(笑)」
【前編はこちら】
半年ほど掛けて、念願の免許を取得。最初に買ったクルマは?
「実は1年ほどカーシェアリングを利用していたんです」
意外な、でもイマドキっぽいお答えが返ってきた。
「クルマを買っても駐車場代とか結構掛かるじゃないですか? どれくらいクルマに乗れるのか、そのときは想像がつかなかったので、あえてクルマは購入しませんでした。クルマの維持費って負担が大きいですしね」
なんと堅実な!
「でも、運転するのは好きだったので、横浜とかへ友達とよく行きました」
はじめて行ったのは鎌倉の由比ヶ浜。大学生みたいですね。
「たしかに(笑)。ちょっと遅れてきた青春って感じですね」
で、どうしました?
「カーシェアリングで、だんだん使う頻度が増えてきて、これだったらクルマを買ってもいいのでは? と、思い、クルマを探し始めたんです」
そこで、板野さんの人生初のクルマ選びが始まった。どのような迷いがあったのか?
「最初からSUVに絞り込んで探しました。車高の高いクルマが好きだったので。ホントはハマーが欲しかったんですけど、そんな大きなクルマは都内だと運転するのに不便なので早々に諦めました(笑)」
ハマーとは意外だった。はたして板野さんが選んだ初マイカーとは……。
「結局、ポルシェ『マカン』にしました」
マカンを選んだのはカッコよかったから。スポーツカーも前々から気になっていて、マカンはまさに理想的な1台だった。購入したのは、ボディカラーは好みのブラック、内装は明るいベージュという組み合わせだった。
「ブラックが好きで、ホイールも黒に塗ったんですよ」
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マカンにしばらく乗ったあと、「レンジローバー・ヴェラール」に乗り換えた。
「友人から、“レンジローバーがいいよ”って勧められたのがきっかけでした。試乗したら運転もしやすかったし、ディーラーから提示された条件も良かったので、乗り換えました。マカンもお気に入りだったんですけどね」
ヴェラールはエクステリアもインテリアもブラックにした。素敵なクルマだった。
が、ありがちな問題に板野さんも直面した。
「駐車場です。結婚して引っ越したのですが、新居の駐車場にヴェラールのサイズだと停められないことが判明したんです」
お気に入りの1台だったから、しばらくは自宅近隣に月極駐車場を借りて停めていた。
「歩いて5分ほどの場所だったのですが、やっぱり雨の日とかは大変で……。しかも赤ちゃんと一緒だと、なおのこと大変で、自宅に停められるサイズのクルマに買い換えることにしたんです。それにもうひとつ理由があって、そこの駐車場代が驚くほど高かったんです」
なんと堅実な!
乗り換えたのはおなじランドローバーの「レンジローバー・イヴォーク」。こちらもボディカラーはブラックで、インテリアは、ブラックとホワイトの2トーンをチョイスした。
「乗り換えてからまだ数カ月ですが、気に入っていますよ。都内に多い細い道でも運転しやすいですし、駐車場でも停めやすいですし。サイズがコンパクトなのは嬉しいですね」
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イヴォークは普段の買い物や移動で大活躍。買ったばかりだから買い換える予定はない。それでは、理想や憧れの1台はあるのだろうか?
「アストン・マーティンです。映画の『007』シリーズが好きなんです。だから、いつか映画に登場するカッコいいアストン・マーティンに乗りたい!」
アストン・マーティンのどのモデルですか? 筆者はてっきりGTカーの「DB11」やSUVの「DBX」を予想した。
「これなんですよ」と、おもむろにスマートフォンの画面を見せてくれた。
なんと「One-77」!
2008年のパリサロンで発表された、限定77台のスペシャルモデルだ。搭載するエンジンはOne-77専用に開発された7.3リッターV12。760ps! 価格は当時、約1億6000万円!
という超希少なアストン・マーティンだ。
「インターネットでOne-77を見たとき、ひと目惚れしたんです。この形が大好きで、わざわざスマートフォンに保存しているぐらいなんですよ(笑)」
まさか板野さんの口からOne-77の車名が出てくるとはビックリだった。
「ちょっと昔のアストン・マーティンのほうが好きかもしれません。もちろん今の形も好きですけれども」と、板野さん。
そこで、購入時の参考にと、今のアストン・マーティンは信頼性がかなり向上し、かつ保証も手厚い点を説明すると「そうなんですね!」と、驚かれていた。
「とはいえ、子どもがいると室内とかすぐ汚れちゃいそうですよね。今は子育ても大変なので、2ドアのスポーツカーで生活するのはちょっと厳しいかも……。50代に入ってからアストン・マーティンに乗るのが夢ですね」
堅実さとぶっ飛んだ発想が同居する。板野友美が“ジェームズ・ボンド”の如くアストン・マーティンから颯爽と降りてくる日が楽しみである。
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板野友美(いたのともみ)
1991年7月3日生まれ。2005年12月8日、AKB48の1期生として活動を開始。グループの中心メンバーとして活動する。2011年1月26日にソロデビュー。2013年8月25日、約8年在籍したAKB48を卒業。現在はアーティスト活動や女優業にくわえ、自身のアパレル・ブランド「Rosy luce(ロージー ルーチェ)」を立ち上げるなど活動の幅を大きく広げている。
【愛車の履歴書 バックナンバー】
Vol1.市毛良枝さん 前編/後編
Vol2.野村周平さん 前編/後編
Vol3.宇徳敬子さん 前編/後編
Vol4.坂本九さん&柏木由紀子さん 前編/後編
Vol5.チョコレートプラネット・長田庄平さん 前編/後編
Vol6.工藤静香さん 前編/後編
Vol7.西内まりやさん 前編/後編
Vol8.岩橋玄樹さん 前編/後編
Vol9.吉田沙保里さん 前編/後編
Vol10.板野友美さん 前編
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