次期Q7「グランドピアノ1つ分」軽量化

アウディはSUVの最上級モデルにあたる「Q7」の新型を1月に米ミシガン州で開催されるデトロイト・モーターショーで初披露する。新型は「グランドピアノ1つ分にあたる325kgの軽量化を実現した」という。

新型アウディQ7のボディは全長5.05m×全幅1.97m×全高1.74mと大型だ。先代モデルで2320kgあった車重は1995kgにまで削られ、2トンを切った。軽量化の手段について「車体を異なる素材で構成する複合設計としたほか、ラジエターやブレーキペダルの素材まで見直し、軽量化を徹底した」という。グランドピアノ1つ分は、Q7全体の14％にあたる。

ちなみに先日発表された「スズキ アルト」は、もともと670kgしかなかった車体から大人1人ぶんの60kg削り落として610kgまで切り詰めた。新型Q7は26％、アルトは12％燃費を向上させたが、最近では軽自動車も高級SUVも、軽量化が燃費向上に向けた重要なキーワードとなっているようだ。