この記事をまとめると
■カタログ上では不要に思えても使ってみると便利な装備が結構用意されている
一度経験すると付いていないクルマに乗れなくなるほど便利な装備11選
■高額装備でも、万が一のことを考えたらむしろ安い場合も
■本当に不要になってしまう装備もあるので、よく吟味してつけることが望ましい
新車購入前の薬味的アイテムは実際満足度が高いのか?
クルマを購入する時は、勢いでアレもコレもいろんなオプション装備が欲しくなっちゃう人も多いと思います。でも、そんな時に奥様から「それ、ホントにいるの?」とキツいひと言が飛んできて、ふと我にかえったり。今回は、そんな、つけたら便利そうだけど実際どうなの? つけた人は満足してるのか、やっぱり要らなかったと後悔してるのか? そんなことが気になる、購入時に迷いがちなオプション装備をピックアップしていこうと思います。
1)ドアバイザー
まず1つ目は、窓の上に小さなヒサシのようについている、ドアバイザー(サイドバイザー)。雨の日に窓を少し開けていても雨粒が入りにくく、昔は愛煙家の皆さんの必需品のような存在でしたが、車内で喫煙する人が減るのと同時に装着する人も減ってきていました。でも最近はコロナ禍で車内の換気をすることの重要性が認知され、再び注目されている装備です。
ただ、せっかくのクルマのデザインを損なうから付けたくないという人や、付けると空気抵抗が変わり、燃費が悪化したり風切り音がうるさくなる、なんてこともまことしやかに囁かれており、つけるのを嫌う人も中にはいます。お値段的には、多くの車種でフロアマット等とのセットオプションとなっていることが多く、たとえばトヨタ・アクアではフロアマット(デラックス)、サイドバイザー(RVワイド)、盗難防止機能付ナンバーフレームセット(デラックス)のセットで4万5760円。決して安いものではないですよね。
装着した人の声としては、やはり雨や雪の日に換気がしやすいことが1番のメリット。タバコを吸う人だけでなく、車内で飲食をしたあとに早く匂いを取りたい時や、赤ちゃんのオムツ替えをする時に換気をしたいという子育て世代にも重宝されており、意外なところとしては、夏場など駐車場に停めておく時にほんの少し窓を開けておきたい、という人もドアバイザーがあると目立たずに開けておけるという意見があります。
デメリットとしては見た目上の好き嫌い、空気抵抗や風切り音が気になるところですが、最近は空気抵抗への影響を最小限に抑える形状のドアバイザーが開発されていたり、風切り音のテストをドアバイザー装着状態で行っているメーカーも増えているので、一概にはデメリットと言えないようになってきています。なので、こまめに換気をしたいと考えるなら、装着した方が便利な装備です。
2)サンルーフ
2つ目の迷いがちな装備は、サンルーフ。前席の上だけがガラスになっているものから、後席の上までガラスになる大きなものまで、さまざまなタイプが出ています。サンルーフがあると、圧迫感が出てしまいがちな室内がパッと明るくなり、開放的になるので気持ちがいいですよね。こちらも換気をしたいという理由でつける人や、子どもや奥さんが喜ぶから、という理由で付ける人も多いようです。
ただ、注意したいのはガラスが実際に開閉するタイプかどうか。遮光のためのバイザーがついているかどうか。そしてそのバイザーが、完全に光を遮断するタイプのものか、薄く光が通るタイプのものか。この3点です。もし換気が目的なら、ガラスが開閉しないタイプを付けても意味がないですよね。開放感や景色を楽しむためなら開閉しないタイプでもいいですが、ここ数年の猛暑で遮光できるのとできないのとでは、車内温度が変わり、エアコンの効きにも影響してきます。
ガラスにはUVカット機能がありますが、100%ではありませんので、奥様が日焼けを嫌がる可能性もあります。単純に「喜びそう」と決め付けず、そのあたりをよく奥様に確認してから装着するかどうかを決めるべきでしょう。
数万円出してでも必ずつけたい装備とよく考えるべき装備とは?
3)ドライブレコーダー
3つ目は、ドライブレコーダーです。これはそもそも、万が一の際の助けとなる装備なので、オプションで付けたからといって頻繁に使うものではなく、もしかすると次に愛車を買い換えるまで一度も使わないかもしれない装備です。なので、「そんなものにお金を払いたくない」という考えの人は、装着すべきではありません。でも、その万が一を経験してしまった人からすると、ほとんどの人が「付けておいてよかった」と言います。使わないかもしれないけど、もしものために備えておきたいという気持ちが少しでもあるなら、装着すべき。
でも迷うのは、純正オプションのドライブレコーダーは価格が高いのでは? というところですよね。確かに、トヨタ・アクアのオプションで、車上荒らしなどにも対応する周辺録画機能がついた、スマートフォン連携のカメラ別体型ドライブレコーダーが6万3250円。よく、テレビショッピングなどで1万円程度で販売されているのを知っている人からすると、「そんなに高いの?」と驚くかもしれませんね。
確かに、通販のドライブレコーダーは自分で簡単に設置できるようになっているので、価格は安いのですが、電源ソケットにコードを差し込み、そこからフロントガラスに貼り付けるカメラと、リアガラスに貼り付けるカメラに長いコードが剥き出しになってしまいます。つまり、見た目がいかにも「後から付けました」という感じになってしまうのです。購入時につけるオプションだとそこがさすが、電源ソケットが塞がれることも、コードが剥き出しになって見えることもなく、あたかも最初からインテリアの一部として存在しているかのように仕上がってきます。
また、純正オプションはメーカーの厳しいテストや規約をクリアしているものなので、性能や耐久性も確かなもの。せっかくドライブレコーダーをつけていたのに、肝心な時に「録画できてなかった!」なんてことがあったら目も当てられないですよね。約5万円の差は、そうした“安心料”とも言えるかもしれません。そこは、どの程度の気持ちで付けるかによっても変わってきますから、高額でもオプションで確実に付けるか、使うかどうかもわからないから最低限の支払いで済ませるか。それによって決めればいいのではと思います。
4)デジタルミラー
4つ目は、最近はコンパクトカーにも用意されることが多くなった、デジタルミラーです。ルームミラーが車体の後方に取り付けられたカメラの映像になるので、後席に背の高い人が座っても、荷室が荷物で満杯でも、視界が遮られることなく後方の様子がしっかり見えるのがメリット。
ただ、サイドミラーが従来の鏡で、ルームミラーだけがデジタルだと、見え方の縮尺が変わってしまって違和感を覚えたり、老眼が始まっている人はパッと視線をずらした時に焦点があいにくいなどの弊害があると言います。映像なので、常にチラチラと画面が動いているのが気になるという人もいます。また、デジタルミラーの性能もさまざまで、雨の日や夜間の視認性がアップするものもあれば、それほど変わらないものや、逆に大雨などで映像が滲んでしまうものも。
ほとんどのデジタルミラーは、従来のミラーと切り替えて使えるので、もしイヤなら切り替えて使えばいいのですが、それならそもそも付けなくてよかったじゃん、となるわけです。これはもし迷っているなら、無理して付けなくてもいいのかなと思いますが、メーカーによっては他の安全装備などとセットオプションに含まれていることも多くなっています。
5)光るスカッフプレート
5つ目は、ドアを開けた時にメーカー名や車名のロゴが見えたり、夜間に光ったりするスカッフプレート。純正じゃなくてもいろんなタイプのアクセサリーが販売されていますので、購入時につけなくても後から付けられますが、そもそもこれ、必要なのでしょうか?
女性からすると、ドアを開けるたびにメーカー名や車名を見てニンマリするなんて、「そんなに好きなの? 自慢したいの?」とやや引いてしまう気持ちもあるのが正直なところです。ところが、同じ車種でスカッフプレートを付けたクルマと、付けなかったクルマの5年後を見比べたところ、ドアステップ部分の汚れやすり傷の多さがまったく違ってビックリ。スカッフプレートはステンレスやPVCゴムなど硬くてツルツルとした素材が使われていることが多いので、樹脂むき出しのドアステップのままにしておくよりも、スカッフプレートを装着しておいた方が、乗り降りの際の傷がつきにくいのです。
また、地下駐車場や夜間の乗り降りの際に、光るタイプのスカッフプレートがついていると、ドアステップの視認性がよくなるのも事実。SUVやミニバンなど、地上高が高めのクルマの場合はとくに、乗り降りの際の助けになるはずです。スカッフプレートは、見た目がゴージャスになるというだけでなく、メリットの方がダンゼン多いオプション装備。迷っているなら付けることをオススメします。
というわけで、付けたほうがいいかな、無駄かな、と購入時に迷いがちな装備たち。実際に付けた人たちの声を参考に、満足度や本当のところを検証してみました。とはいえ最後に決めるのはあなたです。それぞれのメリット、デメリットを考えながら、じっくり検討してみてくださいね。
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みんなのコメント
雨の日にヒーテッドドアミラーがホント重宝してて、次新車か中古かはわからないけど乗り換えるなら絶対に付いてるやつにしよう!って思うくらい。
昼しか乗らない人ならあまりいらないかもだけど、特に夜に乗るのが中心だったり地下駐車場とか暗い場所で停めたりするときに、雨の日でもすごい見やすくなって便利
会社の車は点検の度にコーティングしてるみたいだけど、それでも多少経つと結局拭かないといけなくなって見づらい…
レールが樹脂で出来てて数年するとバキバキ割れちゃう。
北米だと30万しないで売ってるけど、日本でサンルーフ交換頼むとブツだけで40万。
なんで樹脂なの?アホなの?って思う。
ゴースト買ったら同じの付いてた。(7ベースだから?)
BMWでサンルーフはマイナスポイントだと思う。