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GRカローラがプリウスデザインなら爆売れ!? GRヤリスはキビキビ感がたまらない!! 同じエンジンも違いは明確だった

掲載 更新 55
GRカローラがプリウスデザインなら爆売れ!? GRヤリスはキビキビ感がたまらない!! 同じエンジンも違いは明確だった

 同一メーカーの近いカテゴリーに絶妙なライバル車が存在するケースは意外と多い。当然、「どっちがいい?」、「どっちを買う?」とユーザーの悩みの種になる。ここではトヨタ GRヤリスとトヨタ GRカローラの「同門かつGR」の2台を比較!!

※本稿は2024年2月のものです
文/国沢光宏、写真/TOYOTA
初出:『ベストカー』2024年3月10日号

GRカローラがプリウスデザインなら爆売れ!? GRヤリスはキビキビ感がたまらない!! 同じエンジンも違いは明確だった

■ここが同門対決のポイント

2024年にマイナーチェンジをうけたトヨタ GRヤリス。よりアグレッシブに生まれ変わった

・GRヤリスBIGチェンジでどう進化した?
・同じパワートレーンを搭載する両車だが、ヤリスとカローラで走りの差はどこにある?
・レクサスLBXにも今後同パワートレーン搭載モデルが登場する予定

■何を求めるかで自ずと答えが出る!?

2023年登場のトヨタ GRカローラ。ファミリーカーとしても使えそう

 こらもう簡単。Bセグに属す3ドアHBか、Cセグの5ドアHBか、だ。車格が違うため、当然ながらボディサイズもひと回り違う。それに合わせ、車重差は190kgにも達する。

 GRヤリスのマイナーチェンジ前は、エンジン出力が272psだったため、190kgという車重差の10%くらいはカバーできていたものの、今やエンジン出力は304psで同じ。ファミリーカーとして使えるのがGRカローラで、武闘派に魅力を感じるのがGRヤリスと考えればいいだろう。

 ハンドル握るとけっこうキャラが違う。GRヤリス、ホイールベース短いため、キビキビ走る。サーキット走行などで限界を引き出そうとすればそれなりのテクニックが必要になるほど。

 かたやGRカローラといえば、安定感が際立つ。タイム差を考えなければ、GRカローラのほうがコントローラブルだったりする。可能なら5ドアHBでなくセダンで作って欲しいと思うのは私だけじゃないだろう。Cセグならセダンです!

■「ここがいい」「ここがイマイチ」

●GRヤリス

 マイナーチェンジで大きく進化した。標準装着のタイヤだと性能面で物足りなくなるくらいポテンシャルアップしている。新たに加わった8速AT仕様も魅力的だ。自分でラリー出るならATを選ぶことだろう。

 大きなリアスポイラーなど付けたらさらにカッコよくなるものの、GRヤリス用のパーツって高い。ここが難点です(笑)

●GRカローラ

 GRカローラの決定的な弱点はデザインだと思う。このクルマ、カッコいいデザインを連発しているサイモンさんがチーフデザイナーになる前の作。世界規模でカッコ悪いと言われた先代プリウスと同じレベルだと考えればいい。

 これで現行プリウスのようなスタイリッシュなボディだったら、もう売れまくるんじゃなかろうか。

●GRヤリス(RZハイパフォーマンス)主要諸元
・全長×全幅×全高:3995×1805×1455mm
・ホイールベース:2560mm
・車量重量:1280kg(1300kg)
・エンジン:直3DOHCターボ
・排気量:1618cc
・最高出力:304ps/6500rpm
・最大トルク:40.8kgm/3250-4600rpm
・トランスミッション:6速MT(8速AT)
・WLTCモード燃費:未公表
・価格:未公表

●GRカローラ(RZ)主要諸元
・全長×全幅×全高:4410×1850×1480mm
・ホイールベース:2640mm
・車量重量:1470kg
・エンジン:直3DOHCターボ
・排気量:1618cc
・最高出力:304ps/6500rpm
・最大トルク:37.7kgm/3000-5550rpm
・トランスミッション:6速MT
・WLTCモード燃費:12.4km/L
・価格:525万円

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みんなのコメント

55件
  • Usagi-taru
    個人的にプリウスのデザインに惹かれないので今のGRで良いです。
  • ******
    「デザインが変われば売れまくるのでは」?
    売れまくってるから受注停止してるんじゃ無いの?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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