世界的な大手銀行の『サンタンデール』は、フェラーリとの現在のスポンサー契約が今シーズン末で終了することを受け、2025年からF1の公式パートナーとなる複数年契約を締結した。
先週、フェラーリとサンタンデールが袂を分かつことが発表され、ウニクレディトがフェラーリの新スポンサーとなる道が開かれた。サンタンデールとフェラーリの歴史は、2010年から2017年の7年間のコラボレーションまでさかのぼることができる。その後カルロス・サインツのスクーデリア在籍と時を同じくして、2022年に締結された3シーズンにわたる契約によって提携が再開された。
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しかし、サインツが今年末にフェラーリを離れることから、同行は特定のチームとの協業よりも、F1とのより広範な関わりに目を向けている。契約の一環としてサンタンデールのブランドは、特に同行の主要市場において、様々なレースで非常に目を引くことになるだろう。ファンは、アメリカ、ブラジル、メキシコ、スペイン、イギリス、その他の主要地域のサーキットのトラックサイドの看板に、同行のロゴが表示されるのを目にすることになる。
同行は従来の広告に加え、パートナーシップの一環として独占コンテンツやファンエンゲージメントを提供し、トラック内外でスポーツ界への影響力を拡大することを約束している。F1の会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは、この取引に熱意を示し、サンタンデールの世界的な展開とF1との長年にわたるつながりを称賛した。
「素晴らしい世界的ブランドであるサンタンデールが、F1の公式パートナーになることをうれしく思う」とドメニカリは語った。
「サンタンデールは我々のスポーツにおいて誇りある歴史を持っており、世界中の顧客に彼らのストーリーを広めるために我々が巨大なプラットフォームを提供できることを認識している」
サンタンデールのスペインでの歴史は、将来の計画にも反映されている。報道によると、同行は2026年のF1カレンダーにマドリードとバルセロナのレースが含まれる場合、両レースのスポンサーを務めることを強く望んでいるという。これにより、同行発祥の地であるスペインにおけるF1との結びつきが、さらに強化されることになる。
ウニクレディトに関してフェラーリは、2025年からこのイタリアの金融機関のブランドがチームのマシンにどの程度目立つ形で表示されるかまだ明らかにしていないが、現在サンタンデールが維持している露出度を引き継ぐ可能性が高いようだ。
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