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クラシック・ミニのEV「エレクトリック」 ワンオフ車に初試乗

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クラシック・ミニのEV「エレクトリック」 ワンオフ車に初試乗

もくじ

ー EV化されたクラシック・ミニ 構造は
ー 運転フィール、周囲の人々の反応は

クラシック・ミニ・エレクトリック 1台だけのコンセプト ニューヨーク・モーターショー

EV化されたクラシック・ミニ 構造は 

ニューヨークのストリートでも目立つオリジナル・ミニ。巨大SUVとサルーンで混雑した街で一際存在感を放っている。特にこのミニは中身も他とは一線を画しているのだ。

止まっている姿を見る限りでは、ボディ下を覗き込まない限りこの1998年型クラシック・ミニが特殊な車だとは気付かないだろう。

このクルマには39psの電動モーターが搭載されているのだ。プーリーのひとつはモーターのフランジ部分に、もうひとつがギアボックスに接続され、そのふたつが歯付ベルトで繋がっている。結果的に、通常のクルマと同じようにギアを持っているのだ。

このクルマを作ったモーリツ・ブルメスター氏は「構造は単純です。不要なものを外して代わりにモーターを搭載したのです。」と説明する。したがって、排気管や燃料タンクもなければリアシートも取り外されている。

その代わり、クラシック・ミニ・エレクトリックには30個のリチウムイオンバッテリーが前席の後方に搭載されている。ブルメスター氏によれば、これによりクラシック・ミニの770kgという車重を維持できたようだ。

このクルマの最高速度は121km/hで、航続距離は105km/hだ。220ボルトの家庭用電源からの充電には4時間程かかる。

運転フィール、周囲の人々の反応は

クラシック・ミニ・エレクトリックの運転は純粋に楽しかった。オリジナルのミニから想像つく通り、この英国製小型車は街角を非常にキビキビと走ることができる。ステアリングを着れば即座に反応し、まるでゴーカートのようだ。

アクセルを踏めばルーク・スカイウォーカーのX-ウィング・ファイターのような音を立てて加速する。

もっとも印象的であったのは、周囲のひとびとの反応だ。ツンとしたニューヨーカーたちでさえも、このクルマを見るとクールさを失っていた。巨大なピックアップに乗った大男が親指を立てて来たり、写真を撮られたり、乗せて欲しいと頼んでくるひともいた。

オリジナルのミニはもともとスペシャルなクルマであった。このワンオフ版はその伝統を讃えながら未来の姿を見せてくれているようだ。

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