ポルシェは、911ターボSエクスクルーシブシリーズ用として、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の新しいホイールを開発。2018年の初頭から、911ターボSエクスクルーシブシリーズのオプションとして設定することを発表した。
911ターボSエクスクルーシブシリーズといえば、ボンネット、ルーフ、サイドスカートといったボディの主要パーツをはじめ、内装に到るまで、黒い織目模様が美しいカーボン製パーツが数多く装着されているのが大きな特徴のひとつ。そしてそのカーボン化の波が、ついにホイールにまで押し寄せるようになったわけだ。
今回ポルシェが開発したカーボン製のホイールは、ブレイデッドカーボンホイールと呼ばれるもの。あまり聞きなれない名前かもしれないが、カーボンで円筒形の製品を作る際、専用の機械を使うことで最初から円筒形に、そして継ぎ目なく炭素繊維を網組む製法のことをブレイディングと呼ぶ。そしてその製法でリムを作成したのが、ブレイデッドカーボンホイールだ。
もちろん、自動車用ホイールのような大きなパーツをブレイディングで作るには巨大なブレイディングマシンが必要になる。実際にポルシェのこのホイールの製造には、直径約9mという、世界最大のブレイディングマシンが使用される。
こうして製造された継ぎ目のないリムには、カーボンファイバーファブリックから切り出された、200以上のコンポーネンツで組み立てたホイールセンターを合体。その後、樹脂を含浸し、高圧高温で硬化準備処理してから高温硬化と冷却処理を施し、さらにセンターロックを挿入してホイールの形となる。あとはクリアラッカーで表面が保護され完成だ。
ポルシェは、世界の自動車業界の中で、極めて複雑なこのテクノロジーを初採用した。ブレイディングテクノロジーには、カーボンファイバーファブリックをプレ含浸させる、従来の製造方法を上回る重要なメリットがある。それは、この製造技術によってカーボンの密度が高くコンパクトになり、剛性がアップするということ。材料をより効率的に使用できることから無駄も減る。
こうして作られたブレイデッドカーボンホイールは、標準のアロイホイールより約8.5kg軽量(20%の軽量化に相当)であるうえに、強度は20%アップ。ばね下重量の削減によってロードホールディング性能がさらに改善され、前後G/横Gともに完璧に受け止めてくれる。
また回転質量が小さいことから、加速とブレーキングはどちらも鋭さに磨きがかかる。結果として、ドライビングダイナミクスとドライビングプレジャーが向上することは確実だ。新しいカーボンホイールのサイズは、フロントが9J×20、リアが11.5Jx20となる。
本件に関する問い合わせは、ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911 または、ポルシェ ホームページまで。
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