この夏から秋、冬にかけてスバルが怒涛のニューモデル攻勢! 8月19日にはフォレスターが登場3年目にビッグマイナーチェンジ、新型BRZも7月29日から先行予約受注が開始され、8月下旬頃からデリバリーが開始となる。
さらに8月5日には、新型アウトバックのティザーサイトがオープンしている。筆者が掴んだディーラーからの最新情報によれば、新型アウトバックは、9月上旬から先行予約受注が開始され、10月上旬に発売される予定。
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そして登場から約1年となる現行レヴォーグに、2.4Lターボが間もなく追加される予定だ。
さらに、9月上旬には、新型WRX(北米仕様)が世界初公開され、続いて日本仕様のWRX S4は2022年春頃にデビュー予定となっている。
現在、筆者が掴んだ最新スバルの今わかっている情報すべてをお伝えしていこう。
文/遠藤徹
写真/スバル、ベストカーweb編集部
【画像ギャラリー】遂に始まるスバルの新車攻勢!! 新型アウトバックはダウンサイジングターボ一本で登場!!
■登場から約1年で、2.4Lターボを追加
2020年10月にデビューしたレヴォーグ。登場から約1年、年次改良とともに、2.4Lターボが追加される(写真は1.8LターボのSTIスポーツ)
北米モデルのアセントやアウトバックなどに搭載されているFA24型2.4Lターボ。270㎰/37.6kgmとパワフルなエンジンはレヴォーグの走りをどう変えるのか?期待度大だ!
現行レヴォーグは2020年10月15日にフルモデルチェンジし、好調な販売を続けているが、さらに拡販を目指すべく、2.4Lターボを11月に発表し、2022年2月頃に発売する見込み。
先代レヴォーグは1.6Lターボと2Lターボの2本立てだったが、現行レヴォーグは1.6Lターボの後継となる1.8Lターボだけだったので、今回の2.4Lターボは、待望の2Lターボの後継エンジンとなる。
この2.4Lターボはすでに海外仕様のアセントやアウトバックに搭載されているFA24型で、270ps/37.6kgmを発生する。1.8ターボは177ps/30.6kgmだから、パワフルなエンジンをはじめ、強化された足回りなど、どんな走りを見せるのか楽しみだ。
2.4LターボはSTIスポーツに設定され、グレードは「アイサイトX」装備の「EX」となしの2タイプが用意される。駆動方式は4WDとリニアトロニック(CVT)の組み合わせとなる。
車両本体価格はまだ明らかになっていないが1.8Lターボの310万2000~409万2000円に対して50万円程度のプラスとなる見込みである。
スバルは毎年改良を加えていく、“年次改良”を行っているが、今回のレヴォーグB型では、この2.4Lターボの新設定に加え、サンルーフの設定やクールグレーカーキ色の廃止などの改良が加えられる見込み。
■日本仕様の新型アウトバックは1.8Lターボのみ
ヘッドランプは新型レヴォーグのようなターンライト一体式のポジションランプを採用。2本のメッキ加飾のバーが装着されているのが標準仕様/ツーリンググレード(写真はオーストラリア仕様)
グリルやフォグランプカバーなどがブラックアウトされているのがSPORT(写真はオーストラリア仕様)
ワイルド、タフなデザイン。ブラックアウトされたフェンダー、サイドステップ、アンダーガードなど躍動感があふれている(写真はオーストラリア仕様)
一方、2019年4月にワールドプレミアされてから2年が経過するが、やっとアウトバックが日本で発売される。待ち望んでいた人も多いのではないだろうか。
新型アウトバックの先行予約受注は9月上旬からスタート、正式発表・発売は10月上旬を予定している。
エクステリアデザインについては、すでに発表されているので驚きはないが、今年3月に発表された右ハンドルのオーストラリア仕様に準じたものとなる。キープコンセプトながら、クロスオーバーSUVらしく逞しさと大胆なデザインで大ヒットしそうだ。
アウトバックは当然のことながら新開発の「スバル・グローバル・プラットフォーム」によって剛性を大幅に高めたインナーフレーム構造、アイサイトXを組み合わせ、若干のサイズ&クオリティアップして上級にシフトする。
ボディサイズは従来の全長4820×全幅1840×全高1605mmから、それぞれ全長4870×全幅1875×全高1675mmと、全長が50mm長く、全幅が35mmワイド、全高が65mm高くなっている。最低地上高は213mmで従来の200mmに比べて13mm引き上げられる。そのぶん、オフロード走行機能を向上させることになる。ホイールベースは2745mmで変更はない。
新型レガシィアウトバックに採用されるのはレヴォーグとフォレスターに搭載されているCB18型1.8Lターボのみ。願わくばレヴォーグ同様2.4Lエンジンの追加を望みたいが・・・
注目のパワーユニットは、北米仕様のアウトバックは2.5LNAと2.4Lターボが搭載されているが、日本仕様は、レヴォーグやフォレスターに搭載されているCB18型1.8Lターボのみ。トランスミッションはリニアトロニック(CVT)を組み合わせる。
先代モデルに搭載されていた2.5LNAは最高出力175ps/24.0kgmで、大柄なボディに1.8Lターボで非力ではないかと思う人もいるかもしれないが、レヴォーグの1.8Lターボと同じ177ps/30.6kgmとむしろ最高出力、最大トルクともにアップしているので、その心配はいらないだろう。
11.6インチの縦型のセンターディスプレイを装備し、広角化されたステレオカメラ採用のアイサイトXも搭載し、積極的な運転支援でドライバーをサポートする(写真はオーストラリア仕様)
後席の足元スペースが拡大し十分な広さを持つ居住空間。写真はオーストラリア仕様のツーリングのインテリア
若干ボディサイズが拡大したぶん、ラゲッジルームも拡大。ミドルサイズのワゴンが少ないなか、アウトバックのラゲッジルームの広さは大きな魅力だ(写真はオーストラリア仕様)
将来的に2.4Lターボが追加されるのではないかという話もあるが、1.8Lターボで充分という声もスバル社内には多く出ているとのことで、今のところ、1.8Lターボ1本となりそうだ。
最新の安心安全運転支援のアイサイトX、ハンズフリーハッチゲート、11.6インチ縦長ディスプレイ、右左折時の対向車を検知して作動する衝突被害軽減ブレーキ、衝突回避をサポートする緊急時プリクラッシュステアリングなど装備が充実している。気になる価格は先代の341万~363万円からそれぞれ30万円ほどアップする見込みだ。
そのほか、9月上旬に北米で発表される新型WRX(S4)の情報も入り次第、お伝えしていくのでお楽しみに!
S4とSTIでスペックは大きく異なり、CVTが組み合わされるS4は最高出力290ps、最大トルク42.0kgm程度となるのに対し、6速MTが組み合わされるSTIは最高出力が400psにまで引き上げられ、最大トルクも50kgm級になるという(CGイラストはベストカーが作製したもの)
■証言:首都圏スバル店営業担当者
ワイルドで逞しさ溢れるエクステリア。輸入車ワゴンと戦っても十二分に戦えるスタイリッシュさと質感の高さを感じる。悪路走行にもこだわり、更に高くなった最低地上高も魅力だ(写真はオーストラリア仕様)
「この8月は新型BRZ、改良型フォレスターを発売、さらに今秋はレヴォーグ2.4リッターターボ、新型レガシイアウトバックと連続してニューモデルが投入されるので奮起して頑張る所存です。
おかげさまでレヴォーグの販売は好調ですが、追加設定される2.4Lターボは、昔のレガシィツーリングワゴンGT-B Eチューンを思い出しました。
とはいえ、1.6Lターボが8割以上を占めた先代の時と同じように、2.4Lターボの台数はあまり出ないと予想しています。しかし、300ps近いハイパワーなスポーツワゴンは国産車には希少な存在だと思いますので、ぜひ注目してほしいですね。
新型アウトバックは、ボディをよく見ていただきたいのですが、これまで以上の上質なクオリティと造り込み、ダイナミックな躍動感のあるデザイン、そして本格的なクロカン性能を持っています。ぜひ、輸入車のステーションワゴンのユーザーの方々は新型アウトバックに目を向けてほしいですね」。
アイサイトも搭載し、積載性抜群で使い勝手に優れるラゲッジルーム、しかも本格的な四駆性能も持っているので、人気が出るのは間違いない。電動テールゲートの開閉速度は40%向上したという(写真はオーストラリア仕様)
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