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「スポーツラジアルタイヤの歴史を振り返る」懐かしの銘柄を覚えていますか?

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「スポーツラジアルタイヤの歴史を振り返る」懐かしの銘柄を覚えていますか?

チューニングカーの進歩はタイヤの進歩と共にあった

今も昔も変わらず、クルマ好きがタイヤに求めているのは、スポーティな走行に適した高いグリップ性能。ここでは、ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップの3メーカーが展開するスポーツラジアルタイヤの、その進化の歴史を振り返っていく。

BRIDGESTONE POTENZAシリーズ

ブリヂストンのハイグリップタイヤのフラッグシップである“POTENZA”というブランド。その名に続く「RE」とは“RacingEquipment”の頭文字。つまり「レーシング走行の装備品」という意味が与えられた生粋のハイグリップタイヤだ。

昭和54年(1979年)に「POTENZA」ブランドを立ち上げたブリヂストン。昭和61年には、ポルシェ標準装着タイヤとしても採用された「RE71」がスマッシュヒットとなり、マイナーチェンジモデルの「G-tune」「optima」「optima BB tune」など、エボリューションを重ねた。平成初期の走り屋にとっては、マストアイテムと言える存在だ。

平成5年付近の時代は、R32GT-Rや80スープラ、FD3S等のチューニングも活況で、400~500psを超えるユーザーカーも出現。その足元を支えたのが「RE710シリーズ」であり、AQドーナツ技術の採用でより洗練した走りを実現させた「RE711」であった。

そして21世紀の幕開けとともに「RE-01」が登場。ここからのラインナップには、タイヤ名“RE”の後ろに“-(ハイフン)”が入ることになる。ドライグリップを重視した「RE-01R」や、サーキットでのラップタイム短縮を請け負った「RE-11」、それをさらに進化させた「RE-11A」が世に放たれた。

そして現在は最新、歴代最強となる「RE-71RS」が大活躍している。フラッグシップタイヤの証でもある“71”のコードネームに心引かれるユーザーも多いことだろう。

YOKOHAMA ADVANシリーズ

昭和53年に誕生した横浜ゴムのフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」は、今年で42年目を迎える。“モータースポーツ生まれ、レーシングフィールド育ち”というイメージで、現在でも大活躍をしているアドバンシリーズは平成を代表するスポーツラジアルの雄と言って良いだろう。

昭和56年には「HF Type D」が登場。このモデルは2017年に復刻され、現代の旧車フリークから絶賛されたのも記憶に新しい。この大ヒット作を有し、スポーツラジアル、そしてADVANブランドの立ち位置を確固たるものにした。

そして昭和63年。市場のモアグリップに呼応するように銘タイヤ「GLOBA」がデビュー。平成初期のパワーウォーズ真っ只中のチューニングカーは、必ずこのタイヤを履いていたものだ。

平成4年には「NEXUS」が登場したが、我々クルマ好きにその名前が定着する前に、平成7年に登場した「NEOVA」シリーズへとスイッチされた。

ご存知「NEOVA」は、AD05&AD06、AD07、AD08、AD08R、AD09とモデルチェンジをしながら、元号が令和に入った現在でも、走り屋御用達のトップブランドとして君臨。平成の銘タイヤである。

DUNLOP FORMULA/DIREZZAシリーズ

「ダンロップの歴史はモータースポーツの歴史」と自らが謳うように、モータースポーツ創成期から高性能タイヤを追及し続けているダンロップ。

平成初期の高性能スポーティカーにおけるパワーウォーズでは「FORMULA W1」が人気に。後に、さらなるグリップ性能を引き上げた「W1 specR」へと進化させている。

そして、サンデーレースブームの最盛期には「FORMULA RSV」や「W10」を愛用していた走り屋も多かった。

時は平成15年。「FORMULA」ブランドは「DIREZZA」へと変貌を遂げる。その2年後“街乗りからサーキット走行まで、このタイヤだけでイケる!”と評判になったのが「DIREZZA SPORT Z1」だった。

後に「Z1 StarSpec」へと改良され、「ZII」「ZII StarSpec」…と、たゆまぬ進化を続けながら走り屋やサンデーレーサーの定番タイヤとなっていった。そして現在は「ZIII」となり、ドライグリップ&ウェット性能も向上。ロングライフ性能も高く“ストリート&スポーツ”の人気モデルとして君臨している。

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みんなのコメント

57件
  • ヨコハマはグランプリシリーズでしょ!
    M3 M5 M7 M7R 履いてた人多いはず!裏切られた人も多いかも…
    グローバ、ネオバは高嶺の花
  • 貧乏なのでGグリッド
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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