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bZ4Xとソルテラは「育つ」クルマだった! すでに買ったモデルがもっと使いやすいEVになる「アップデート」の中身とは

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bZ4Xとソルテラは「育つ」クルマだった! すでに買ったモデルがもっと使いやすいEVになる「アップデート」の中身とは

 この記事をまとめると

■トヨタbZ4Xが急速充電/メーター上の航続距離/メーター表示についてアップデートを実施した

原因不明だったトヨタのEV「bZ4X」のリコール! ついに解明された「理由」とは?

■上記3点のアップデートはすでに納車済みの車両についても修正が加えられる

■EVでは、性能や機能の向上、制御上の不備などに対するアップデートが当たり前になっていく

 トヨタbZ4Xがアップデートを実施

 トヨタの電気自動車(EV)であるbZ4Xが、性能アップデートを行った。アップデートの内容は3点で、急速充電/メーター上の航続距離/メーター表示についてである。同様のアップデートは、SUBARUソルテラにも実施される。

 急速充電に関しては、繰り返し充電を行った場合に十分な充電が行われない状況であったのを、従来の2回程度から2倍に充電回数を増やしても急速充電できるよう、制限していた制御を変更した。もちろん、季節による外気温や高速道路での連続走行などによる温度上昇など含め、使用状況によって変わる場合があるが、それでも高速道路を使う場合などの長距離移動で急速充電における不満を解消する方向へ修正される。

 メーター上の航続距離については、表記が0kmになるタイミングを競合他社並にあわせることで、視覚的な不安をやわらげる措置が採られる。

 メーター表示については、リチウムイオンバッテリーの充電残量について、これまでパーセンテージでの表示がなかったのを、パーセンテージで示すことになる。また、空調を使用したときと使用しないときの航続可能距離の表示を、負荷の有無にあわせて変更する表示に改められる。

 以上3点のアップデートは5月以降に実施され、新車はもちろん適用されるし、すでに納車済みの車両についても修正が加えられる。

 EVでは自動アップデートが当たり前になる

 アップデートの内容は、bZ4Xとソルテラが市場導入された当初から指摘されていた点であった。国内外を問わず数多くの要望があったことから、発売から1年となるこの機会に改善が実施されることになった。主に制御の修正で済む内容であるため、素早い実施が可能になったといえる。

 一方、今回の内容はいずれも市販EVでは標準的に備わった性能や機能でありながら、トヨタでは想定されていなかった要件といえる。しかし今回、素早く対応されたことで、EVでは当然と考えられる性能が満たされていくことだろう。

 bZ4Xのアップデートの内容は、レクサスのEVでも実施されることになる。

 こうしたアップデートの考えは、EV専用メーカーである米国のテスラが何年も前から実施し、「購入したEVはいつでも最新の性能を持てる」とした。EVは電気だけで走るうえ、バッテリー管理のため通信機能を自車で持つので、アップデートをよりしやすい商品性がある。また、テスラはクラウドからのダウンロードでアップデートできる手法をいち早く実施しており、OTA(オーバー・ザ・エア)と呼ばれ、他社へも急速に普及しはじめている。

 エンジン車やハイブリッド車でも、電子制御された内容については、通信機さえ備えていればOTAを活かしていくことができる。パーソナルコンピュータやスマートフォンなどと同じように、性能や機能の向上、あるいは制御上の不備などに対しても、アップデートは電化の時代の当たり前の方策になっていくだろう。

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みんなのコメント

32件
  • 育つって
    デフォルトじゃ使えないって事じゃん
  • 欠陥車種のアップデート
    とりあえず走行中はタイヤ脱落しないようにしました

    でしょ?
    中身は中華製w
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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