現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BMW新時代の幕を開けると期待されるスタディモデル「BMW ヴィジョン ニュークラス(ノイエ クラッセ)」発表 その斬新なコンセプトとは?

ここから本文です

BMW新時代の幕を開けると期待されるスタディモデル「BMW ヴィジョン ニュークラス(ノイエ クラッセ)」発表 その斬新なコンセプトとは?

掲載 2
BMW新時代の幕を開けると期待されるスタディモデル「BMW ヴィジョン ニュークラス(ノイエ クラッセ)」発表 その斬新なコンセプトとは?

BMW ヴィジョン ニュークラス:BMWのE-volution。新時代の幕開け: ヴィジョン ノイエ クラッセは期待を打ち破り、それでいて純粋にBMWである。そのスタディモデルに迫る。

鋳鉄のBMWファンの皆さん、しっかりつかまっていてください: BMWブランドの未来を体現するスタディモデル、「ヴィジョン ノイエ クラッセ(Neue Klasse=ニュークラス)」の登場だ。少なくとも「ノイエ クラッセ(Neue Klasse=ニュークラス)」という言葉は、ミュンヘンの企業にとって歴史的に重要な意味を持つ!

【IAAモビリティ2023】ファミリーバンから電動SUVへ 新型ルノー セニックEテック エレクトリック ミュンヘンのモーターショーで発表!

1962年に登場した「ノイエ クラッセ(以下、ニュークラス)」は、メーカーの新たな方向性を打ち出し、その後数十年にわたり、BMWのモデルだけでなく、ブランドのイメージを形作ってきた。そして今、この楽観主義の精神は、「ヴィジョン ニュークラス」によって再び呼び起こされようとしている。

電気自動車のスタディモデル

電動サルーンの基本デザインは、CES(ラスベガスで毎年開催されるコンシューマーエレクトロニクスショー)で公表されたスタディモデル「i Vision Dee」でお馴染みだが、この新しいコンセプトカーは、それをより量産車に近づけたものだ。そのサイズ(全長4.70メートル、全高1.41メートル、ホイールベース2.88メートル)は、電動ミッドサイズカーである。2メートルを超える巨大な全幅(2.07メートル)だけが、依然としてコンセプトカーを彷彿とさせる。

ショートオーバーハング、クリーンでビードのないデザイン、ラジエーターグリルと一体化したヘッドライトに、進化したキドニーグリルを備えたシャークノーズフロント - 望むなら、60年代と70年代のデザイン言語を近未来に変換したものを見ることができる。印象的なのは、タッチドアハンドルを備えたダブルウィンドウのラインだ。典型的な習作と言える。

リアも縮小されたデザイン言語

リア: 「ニュークラス」を前方に向かわせるトランク。高い位置に配置されたリアライト。フロント同様、ここでもデザイン言語は縮小され、明確で、ある種のレトロな魅力を備えている。

インテリアにも新しいアイデアが満載

コックピットでまず目につくのは(我々は中には入ることができなかった!)、バケットシートのイエローコード張りだ。まるで1970年代のような雰囲気だ。ダッシュボードからは、数年後のインフォテインメントを垣間見ることができる。将来、インフォテインメントは4つの要素で構成される: まず、運転席側に傾いて手の届く位置にあるセンターモニター。

iDriveコントローラーの次の拡張段階は、マルチファンクションステアリングホイールで操作することだ。最も重要な運転情報は、ドライバー用の3Dヘッドアップディスプレイに表示され、さらなる情報はフロントガラスの下端にある特別な面に投影される、いわゆるパノラマヴィジョンディスプレイである。BMWの量産車にも、わずか2年後には同様のシステムが搭載される予定である。

効率を高める新技術

しかし、最も永続的な変化はアンダーボディにもたらされる: 「ヴィジョン ニュークラス」は、BMWにおける第6世代のe-ドライブを発表するもので、2025年から量産が開始される予定である。コンパクトなe-マシンは効率を40%向上させることになっており、その結果、市販モデルの消費電力は現行の「BMW i4 eDrive40」よりも20%少なくなる予定である。さらに、バッテリーのセル密度を20%向上させ、重量を4分の1(!)に減らし、800ボルト技術によって充電時間を短縮する予定である。

理想的には、「ニュークラス」は航続距離300km分を10分で充電できるはずだ。それだけでは十分でないかのように、新しいバッテリー技術によってコストも削減されるはずだ。エアロダイナミクスの微調整や、特に消費に最適化されたタイヤによる転がり抵抗の低減は言うまでもない。

これらすべての新技術は、2025年の「ニュークラスSUV」の前に、スポーティな電動セダンに搭載&実現される可能性が高い。というのも、BMWの原型こそがここにあるからだ。

結論: 「ヴィジョン ニュークラス」によって、BMWは新たな時代に突入する。この出発は間違いなく勇気あるものだ。それが古くからのBMWファンをも魅了するかどうかは、まだわからない。

Text: Peter R. Fischer Photo: BMW Group

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
ホーナーの言うことは「信用できない」とウォルフ。妻に対するFIAの調査の際に不信感を募らせたことを明かす
AUTOSPORT web
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
バスドライバーを疲れさせる「プルプル運転」とは何か? 自動運転時代の落とし穴! 過剰な安全対策が招く危険とは
Merkmal
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
46台の輸入EVが丸の内に集結!「JAIA カーボンニュートラル促進イベント」リポート
LE VOLANT CARSMEET WEB
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
【プロカメラマン】が大量画像で記録!「腐っていたKLXが終に熟成!四国MSBR撮影後の修理と詰めの改良!」(最終回)  
モーサイ
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
「運転席の横に“クルマが踊っている”スイッチがありますが、押したら滑りますか?」 謎のスイッチの意味は? 知らない「使い方」とは
くるまのニュース
ホンダが全固体電池のパイロットラインを初公開。一連の生産工程を再現しながら徹底検証
ホンダが全固体電池のパイロットラインを初公開。一連の生産工程を再現しながら徹底検証
Webモーターマガジン
ランボルギーニ、WEC参戦“休止”を発表。ハイパーカー、LMGT3共に撤退……IMSAとテメラリオGT3開発に専念か
ランボルギーニ、WEC参戦“休止”を発表。ハイパーカー、LMGT3共に撤退……IMSAとテメラリオGT3開発に専念か
motorsport.com 日本版
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
EVの充電がプラグを接続するだけに! Terra Chargeがプラグアンドチャージ対応EV充電器を2025年度から設置開始
THE EV TIMES
世界最高峰のラリーストが日本に集結した! ラリージャパンのオープニングは2台同時走行のSSバトル!!
世界最高峰のラリーストが日本に集結した! ラリージャパンのオープニングは2台同時走行のSSバトル!!
WEB CARTOP
マツダが「超凄いロードスター」公開! 2Lで200馬力×幌仕様で登場!? こだわり“リアスポイラー”にも注目!? 限定で明かされた内容とは
マツダが「超凄いロードスター」公開! 2Lで200馬力×幌仕様で登場!? こだわり“リアスポイラー”にも注目!? 限定で明かされた内容とは
くるまのニュース
スタイリッシュでカッコイイ! アキュラ「ADX」世界初公開  1.5リッターVTECターボを搭載する全長4.7mの高級コンパクトSUV
スタイリッシュでカッコイイ! アキュラ「ADX」世界初公開 1.5リッターVTECターボを搭載する全長4.7mの高級コンパクトSUV
VAGUE
2億年前の石材を使ったベントレー!? 「テクスチャー表現」に匠のワザ光る4台
2億年前の石材を使ったベントレー!? 「テクスチャー表現」に匠のワザ光る4台
レスポンス
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
AUTOSPORT web
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
motorsport.com 日本版
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
くるまのニュース
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
バイクのニュース
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
AUTOSPORT web

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

886.01190.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

429.9848.0万円

中古車を検索
i4の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

886.01190.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

429.9848.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村