トヨタ ハイラックスが欧州でMC。“無敵”を名乗るインヴィンシブルも追加

トヨタの欧州法人は6月4日、ミドルサイズピックアップ「ハイラックス」の改良モデルを発表した。

ハイラックスは1968年の登場以来、頑強なフレーム構造による堅牢な車体と信頼性でトヨタオフローダーの金字塔として君臨。現行型は日本国内で購入可能な唯一のピックアップとして一定の需要を獲得している。このほど内外装の刷新と新エンジンの追加などブラッシュアップを受け、一足先に欧州で販売されることとなった。

エクステリアでは、持ち味の強さを全面的に押し出すべく、フロントフェイスを中心にリデザイン。グリルとバンパーは立体的で力強い造形とされ、無塗装の樹脂パーツが多用されたマスクが特徴的だ。また、ヘッドライトとリアコンビネーションライトも点灯形状が変更され、LEDならではのグラフィックが取り入れられた。

室内ではセンターコンソールの8インチインフォテイメントシステムが新しい。どんな状況でも操作性を確保するため、あえてコントローラーを残したというディスプレイは、スマートフォンのミラーリングに対応し、タッチ入力へのレスポンスも従来型より高められている。

パワーユニットには新たに2.8リッターディーゼルが追加された。500Nmという強大なトルクを発生するこのエンジンは、多人数乗車を前提としたエクストラキャブおよびダブルキャブで選択可能。トランスミッションは6速MTまたは6速ATが組み合わされ、0-100km/hを10秒ちょうどで駆け抜ける。既存の2.4リッター搭載モデルは同加速に12.8秒を要していたから、かなりの走行性能向上と言えるだろう。

さらに、マイチェンを機にトップグレード「インヴィンシブル」が追加されたのもニュース。レジャーユースを主眼に独自の内外装や贅沢装備を盛り込んだ同グレードは、SUVユーザーにも強くアピールしそうだ。

改良型の販売開始は、東欧で7月、西欧で10月と発表されている。

Comments

ほどよい田舎でこんな車を転がしながら
悠々自適に暮らしてみたいもんだね〜

日本国内仕様のハイラックスは大きいばかりでパワー無い。国内仕様は4ナンバーギリギリで、そのエンジンなら理解できる。小さくてパワーがある方がいい。