現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタの「4人乗りオープン仕様」が凄い! 4MT採用の仰天モデル! 希少過ぎる謎の個体とは

ここから本文です

トヨタの「4人乗りオープン仕様」が凄い! 4MT採用の仰天モデル! 希少過ぎる謎の個体とは

掲載 36
トヨタの「4人乗りオープン仕様」が凄い! 4MT採用の仰天モデル! 希少過ぎる謎の個体とは

■トヨタ「サイノス」とはどのようなクルマ?

 2023年現在、新車で国産オープンカーを選ぶとなるとレクサス「LC」、マツダ「ロードスター」、ダイハツ「コペン」と限られます。
 
 しかしかつては各社から魅力的なオープンカーが登場していました。
 
 そんななか、中古車市場では珍しいトヨタのオープンカーが発見されました。

トヨタ「2000GT」が50年ぶりに復活!? ロングノーズを完全再現した「2020GT」とは

 トヨタ「サイノスコンバーチブル」は1990年代に同社から販売されていたコンパクトオープンカーです。

 生産期間は1991年から1999年と、約8年ほどしかなく、流通数の少ない希少なクルマです。

 なかでも、2代目サイノスをオープン化した「サイノスコンバーチブル」の生産期間は1996年から1999年までの3年間でサイノスの中でもより珍しいモデルといえます。

 中古車市場でも出回ることの少ないサイノスですが、今回サイノスコンバーチブルを見ることができました。

 1991年に誕生した初代サイノスは、トヨタ「ターセル」「コルサ」「カローラII」の3車種をベースに、若い女性をターゲットにセレクタリーカーとして製造されました。

 グレードは「α(アルファ)」と「β(ベータ)」の2タイプが設定され、アルファは105馬力の5E-FE型、ベータには115馬力の5E-FHE型の1.5リッター直列4気筒DOHCエンジンがそれぞれ搭載されています。

 トランスミッションは4速ATか5速MTの選択で、FFのみの設定となっています。

 ボディサイズは全長4145mm×全幅1645mm×全高1295mmで、スラントした低いノーズとヒップアップしたテールエンドが特徴的なスタイリングで乗車定員は4名でした。

 その後、1995年のフルモデルチェンジにより2代目となったサイノス。スタイリングやボディスペックは先代とほぼ同等で、初代のイメージを色濃く受け継いでいます。

 また、トランスミッションは4E-FE型には4速MTと3速トルコン式ATが、5E-FHE型には5速MTと4速トルコン式ATが設定されました。

 燃費は4E-FE型のMT車が19.2km/L、AT車が16km/Lで、先代の5E-FE型搭載車より大きく向上しています。

 また、5E-FHE型はMT車が15.8km/L、AT車が13.4km/Lとなり、こちらも先代同一型式から向上を果たしていました。

 そして、今回発見されたのが、2代目サイノスをベースにした手動開閉式のソフトトップのオープンカーとなるサイノスコンバーチブルです。

■中古車市場で発見!サイノスコンバーチブルとは?

 サイノスコンバーチブルは1996年に登場し、2代目サイノスのボディをベースに米国ASC社が架装を行ったモデルです。

 基本的に内外装のデザインはサイノスから継承されていますが、ハイマウントストップランプ内蔵のリアスポイラーや、風の巻き込みを防止する三角窓が専用装備として採用されています。

 また、電動リアアンテナやキャンセル機構付きトランクオープナーなどの便利な装備も採用されました。エンジンはサイノスと同じ1.5リッターと1.3リッターの直列4気筒となっています。

 街中や中古車市場でもなかなか見ることのないクルマですが、愛知県内にある中古車販売店のアイルー小牧店で、サイノスコンバーチブルが発見されました。

 取り扱った経緯について、同店の担当者は次のように話します。

「たまたま安くオークションに出ていたサイノスコンバーチブルを仕入れました。

 希少性が高く、価格も安いので他店とは被らずに販売ができると考えました。

 また、以前もサイノスコンバーチブルを取り扱ったことがあり、その時は約1か月で売れたため、今回も早く売れることを見越して取り扱いに至りました」

 このサイノスコンバーチブルはどのような状態なのでしょうか。

「約25年前のモデルにしてはエンジンなどその他パーツの状態は良好です。

 特に変わったカスタムをしているわけではなく純正のままといった状態です」

 また、反響については次のように話します。

「サイノスコンバーチブルは希少車で趣味性の高いクルマになります。

 そのため、コアなファンの人からは問い合わせをいただきます。

 旧車好きで『人と被らないようなオープンカーに乗りたい』というような人が興味を持たれています」

※ ※ ※

 サイノスコンバーチブルは、希少性が高く中古車市場でもほとんど出回ることがない希少車です。

 過去の記憶を蘇らせ旧車ならではの走りを楽しみたいという人からの関心が寄せられてるようです。

こんな記事も読まれています

日産に続きジャガーも! 2030年までのフォーミュラE参戦を決定「これは、電気自動車メーカーにとってのF1だ」
日産に続きジャガーも! 2030年までのフォーミュラE参戦を決定「これは、電気自動車メーカーにとってのF1だ」
motorsport.com 日本版
Honda R&D Challenge、スーパー耐久第2戦富士24時間で野尻智紀をゲストドライバーに起用
Honda R&D Challenge、スーパー耐久第2戦富士24時間で野尻智紀をゲストドライバーに起用
AUTOSPORT web
HELM MOTORSPORTS、車両変更となる2024年のFIA-F4に4台体制で参戦。チャンピオンを目指す
HELM MOTORSPORTS、車両変更となる2024年のFIA-F4に4台体制で参戦。チャンピオンを目指す
AUTOSPORT web
レンジローバー、2025年モデルの受注開始…ディーゼルモデルがパワーアップ
レンジローバー、2025年モデルの受注開始…ディーゼルモデルがパワーアップ
レスポンス
スズキ「モーターサイクルコレクション2024」 広島、福岡、香川、宮城の4会場にて開催
スズキ「モーターサイクルコレクション2024」 広島、福岡、香川、宮城の4会場にて開催
バイクのニュース
高性能「巨大ベッド」搭載!? 日産「新型“車中泊”カー」寝心地はどう? 実際に「泊ってみた」印象とは
高性能「巨大ベッド」搭載!? 日産「新型“車中泊”カー」寝心地はどう? 実際に「泊ってみた」印象とは
くるまのニュース
クラウンクロスオーバーの新種「RSランドスケープ」に初遭遇。なぜ市販化されることになったのか? 開発陣がイベントで激白!【週刊スタッフブログ 号外】
クラウンクロスオーバーの新種「RSランドスケープ」に初遭遇。なぜ市販化されることになったのか? 開発陣がイベントで激白!【週刊スタッフブログ 号外】
Webモーターマガジン
レース後の失格どうにかしてよ! ダ・コスタ、ミサノ失格未だ納得できず「スポーツのためにも、別の方法が必要」
レース後の失格どうにかしてよ! ダ・コスタ、ミサノ失格未だ納得できず「スポーツのためにも、別の方法が必要」
motorsport.com 日本版
ヤマダホームズがヒョンデの新型EV『コナ』とセット販売開始
ヤマダホームズがヒョンデの新型EV『コナ』とセット販売開始
レスポンス
基本「想像は夢と知れ」! オープンカー乗りが突きつけられる現実6つとそれでも乗りたくなる魔力
基本「想像は夢と知れ」! オープンカー乗りが突きつけられる現実6つとそれでも乗りたくなる魔力
WEB CARTOP
ホンダと別れるレッドブル、自社製PU開発の進捗は? デビューまであと2年弱……車体開発で培った「“大胆さ”が活きる」とホーナー代表期待
ホンダと別れるレッドブル、自社製PU開発の進捗は? デビューまであと2年弱……車体開発で培った「“大胆さ”が活きる」とホーナー代表期待
motorsport.com 日本版
マルク・マルケス、母国スペインGPで移籍後初ポールポジションを獲得! ドゥカティ陣営フロントロウ独占
マルク・マルケス、母国スペインGPで移籍後初ポールポジションを獲得! ドゥカティ陣営フロントロウ独占
motorsport.com 日本版
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
くるまのニュース
ちょっと贅沢気分を味わえる、首都高「大黒PA」の「豚鍋定食」を堪能
ちょっと贅沢気分を味わえる、首都高「大黒PA」の「豚鍋定食」を堪能
バイクのニュース
ジープ コマンダー、限定車「オーバーランド」発売決定…プレミアムな室内空間
ジープ コマンダー、限定車「オーバーランド」発売決定…プレミアムな室内空間
レスポンス
うっかり違反しないために高速道路の「走り方」を復習しよう!「追い越し車線を走り続ける」のは「車両通行帯違反」です
うっかり違反しないために高速道路の「走り方」を復習しよう!「追い越し車線を走り続ける」のは「車両通行帯違反」です
Auto Messe Web
日産ダットサン・サニークーペ1200GX(昭和45/1970年4月発売・B110型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト056】
日産ダットサン・サニークーペ1200GX(昭和45/1970年4月発売・B110型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト056】
Webモーターマガジン
中国GP予選のサインツJr.”走行再開”を受け、レギュレーション整理へ? アストンマーティンとフェラーリが求める意向
中国GP予選のサインツJr.”走行再開”を受け、レギュレーション整理へ? アストンマーティンとフェラーリが求める意向
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

36件
  • サイノスはセレクタリーカーじゃなくて、セクレタリー(秘書)カーだよ
    セレクタリーて…文脈おかしいと思わんのかね
  • サイノスコンバーチブルではないクルマの画像もあるね。
    くるまのニュースのライターにはサイノスコンバーチブルに見えるんだろうけど、ぜんぜん違うクルマだ。
    恥ずかしいぞ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

93.4145.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

41.949.9万円

中古車を検索
サイノスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

93.4145.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

41.949.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村