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新型ハイエースの実物を見てみたら大きいけど国内でも使えそうな雰囲気だった

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新型ハイエースの実物を見てみたら大きいけど国内でも使えそうな雰囲気だった

所用でトヨタ東京本社に馳せ参じたところ、エントランスに見慣れぬ巨大なクルマが展示されておりました。スペックボードを見ればハイエースとあります。そうです。少し前に新型が出たぞ! とサイト上を賑わせた新型ハイエースなのでありました。

その正体は海外向けの新シリーズと判明し、肩透かしを食らったのですが、とはいえどんなクルマなのか気になっておりました。残念ながら室内を確認することは出来ませんでしたが、スペックボードの数値を見ながら舐め回してみます。

展示車両はUAE仕様の13人乗りモデル。サイズは全長5915mm、全幅1950mm、全高2280mmとあります。国内で販売されているハイエースワゴン(10人乗りグランドキャビン)は全長5380mm、全幅1880mm、全高2285mmなので、高さこそほぼ変わらないものの、全体的に一回り大きいというイメージ。大きさを感じつつも、冷静に見てみるとバスのような大型サイズではないので、日本でも使えちゃいそうなサイズ感とも言えます。

なにより現行ハイエースと違うのがノーズの存在。これまでのキャブオーバータイプではなくフロントにボンネットを持ち、エンジンが前に移動しています。これにより安全性はもちろんのこと、静粛性も高められていそうです。展示車両に搭載されているエンジンは3.5L V6直噴ガソリンエンジンで最高出力は281ps、最大トルクは351Nm。大柄なボディでもこれくらいのパワーがあればそれなりに走ってくれそうですね。組み合わされるトランスミッションは6MT。海外ではまだまだMT需要があるのでこの組み合わせなのでしょう。

販売されるのはオーストラリア、アジア、中南米、アフリカなどで、日本では従来モデルを継続販売するとのこと。国内でも10人乗りにすれば普通免許でも運転できるし、そうでなくても現行の14人乗りコミューター代替としてのニーズがありそうですが、今後の展開が気になるところです。

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