魅力はモーターの利点を生かしたパワフルな加速。気持ちいい!
日産自慢のeパワーの特徴は、リーフで培ったEVテクノロジーやそのノウハウを生かした、シリーズ式ハイブリッドモデル、という点にある。発電用エンジンを搭載することで駆動用バッテリーの容量を抑制し、価格の上昇や重量の増加を抑えている。
ノートeパワーは発電用1.2リッター直3エンジン(79ps/103Nm)とモーター(109ps/254Nm)を組み合わせる。駆動方式はFF。車重は約1.2トン。バッテリー容量を抑えたとはいえ、純エンジン仕様に対する重量増は150kg以上に達する。
現代版・羊の皮をかぶった狼特集:強烈なダッシュ力。モーターでスポーツするノートeパワー・ニスモSの先進フィール
一方で、ライバル各車に対して大きな強みは、圧倒的に大きなトルク値だ。すべての駆動力は電気モーターが発生するため、2.5リッターエンジン車と同等のビッグトルクが「スタートの瞬間」から発揮される。これは大きな魅力だ。
eパワーの発進加速力は、初めて乗るユーザーが思わず歓声を上げるほど力強い。そして、バッテリー充電量に余裕がある場面では、エンジンを始動させずに、ほぼ無音の状態でスピードがぐんぐん増していく。まさにEV感覚そのものである。
この感覚に慣れると、エンジン回転数が上がってから力強い加速力が得られる通常エンジン車の走りが、何ともまどろっこしく感じられてしまうほど。ノートの人気がeパワー仕様に集中しているのは、先進イメージ満点の走りが評価されているからに違いない。
新鮮な「ワンペダル・ドライビング」、未来的な走りが味わえる
走りの特徴は、もう1点ある。強力な駆動用モーターを活用した強い回生力によって、アクセルOFFの場面で高い減速Gを得られるモードを設定していることだ。アクセル操作だけで日常の走行シーンのほとんどをカバーする「ワンペダル・ドライビング」が可能である。
eパワーは、加速シーンでも減速のシーンでも、従来のエンジン車とは明確に異なる独自の走りのテイストが味わえる。
バッテリー容量が少ないために発電用エンジンが稼動するシーンが多く、そのノイズの高まりによって「EV走行時」との印象の違いは大きい。また、基本は同じシリーズ式ハイブリッド車でありながら、三菱アウトランダーPHEVやホンダのe:HEVのようなエンジン直結駆動モードは未装備。そのため、モーターの効率低下が大きい高速走行時には、燃費面で不利といったマイナス面も指摘できる。
それでも、ノートeパワーの独自性は揺るがない。190万円強がスターティングプライスと、比較的手ごろな設定ながら、未来的な走行感覚が味わえるのは大きな魅力だ。しかもピュアEVとは異なり、充電は不要。日本発の〝孤高のコンパクトカー”といえる1台である。
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みんなのコメント
ガソリン車と比べて
燃費が良くなるのか?
環境が良くなるのかな?
なんかだまされているかんじ!