改良で新顔が2グレードが追加
トヨタの大人気コンパクトSUV「ヤリスクロス」が7月19日、仕様変更を受けた。大きなトピックは、スポーティグレードの「GR SPORT」と、オフロードテイストを強めた「Z“Adventure”」という異なる内外装を持つ2つのグレードが新設定されたこと。他に、ドライブレコーダー付き自動防眩インナーミラーがオプションリストに追加されるなどの変更も施されている。
従来、ヤリスクロスにはルックスで明確に差別化されたグレードは存在しなかったから、これで一層幅広いユーザーへアピールできることになる。そこで今回は、商品力をさらに増してきたヤリスクロスを掘り下げ、購入に役立つ情報をまとめてみた。
トヨタ「ヤリス クロス」はGグレードがおススメ。燃費やサイズと価格のバランスでライバルに優勢
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ハイブリッドのみのキックスと純ガソリン車の設定もあるヤリスクロス
まずはライバル、「日産 キックス」と比較してみよう。キックスはヤリスクロスの仕様変更と同日にパワートレーンのアップデートを含むマイナーチェンジを発表しており、メーカーがお互いを強く意識していることがうかがえる。
この2台を比べるとき、まずキックスはハイブリッドのみの設定で、スタート価格は279万8400円からとなるが、対するヤリスクロスにはハイブリッドに加え、純ガソリン車の設定もあり、スタート価格は189万6000円からと低く設定される。価格重視ならヤリスクロスの純ガソリン車がおすすめとなる。
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価格面でヤリスクロスの魅力が際立つ
しかも燃費を見ても意外にもその差は少なく、カタログ燃費(WLTCモード)ではキックス:23.0km/Lに対して、ヤリスクロス・ガソリン車は20.2km/L(「X」グレード)とそれほど開きはなく、これを考えると装備も違うとはいえ90万円以上の価格差は大きく感じるだろう。
では、ハイブリッドで比べた場合にはどうだろう。燃費では最高30.8km/Lをマークするヤリスクロスに分がある。もっとも、エンジンを走行にも使うヤリスクロスに対し、キックスはエンジンを発電機のみとして使う「e-POWER」を採用しており、EVさながらのスムーズな走行感覚が味わえるので、この違いは実際に試乗して確かめたいところ。
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価格の方はヤリスクロスハイブリッド(FF車)で最も値の張る新設定の「GR SPORT」(275万円)よりも、キックスのスタート価格の方がさらに5万円程高いから、燃費や装備だけで考えればヤリスクロスに軍配が上がる。一方、他と一味違うパワートレーンや、11センチ程長い全長に魅力を感じるならキックスを選ぶといいだろう。
スペースにゆとりがあるヴェゼル、燃費が有利なヤリスクロス
次に、「ホンダ ヴェゼル」との比較をしてみる。まず、ヴェゼルの特徴として挙げられるのが、ヤリスクロスに比べ長く(+15センチ)、幅も広い(+2.5センチ)ボディサイズ。そのため、室内スペースもヴェゼルの方が広い。
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一方、同程度の価格のグレード(ヤリスクロス ハイブリッドZ:260万6000円、ヴェゼル e:HEV X:265万8700円)では、運転席パワーシートが標準となるなどヤリスクロスの方が装備は充実している。そして、純ガソリン車でもハイブリッドでも燃費は総じてヤリスクロスの方が優秀だ。なので、何としてもスペース的な余裕を優先するならヴェゼルだが、価格と装備のバランスからはヤリスクロスを推したい。
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190万円を切る「X」グレードも安全面では遜色なし
そうなると気になるのは、ヤリスクロスのベストバイグレード。ここで、純ガソリン車とハイブリッドでは同一グレードで37万円程度の差がある。最量販と思われる「G」で比べると燃費の差は30.2km/L対19.8km/Lだから、年間1万km走行、レギュラーガソリン価格170円/Lと仮定すると、元が取れるまでに大体12年超はかかる計算。となれば、ここはあえて純ガソリン車を選択するのが出費の観点からは賢いともいえる。
そのうえで、グレードごとの価格と装備差を検討すると、じつは最廉価の「X」(189万6000円)が侮れない。なぜなら、ヘッドライトがハロゲン、ディスプレイオーディオが付かない、ステアリングがウレタンなど、確かに装備は簡略化されるが、安全装備にはほとんど差がなく、お買い得度が際立つからだ。
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新顔「GR SPORT」と「Z“Adventure”」も要注目
ちなみに、新たに設定されたグレードについて詳しくみると、「GR SPORT」(236万7000円/純ガソリン車)は専用サスを装着するうえ、剛性アップも図られるなど走りは確実にワンランク上。ただし、値段は一番高いがパワーシートが付かないなど、走りに振った分装備は簡素化されている部分もあるから、選ぶには割り切りが必要だ。
もう一つの「Z“Adventure”」(233万1000円/純ガソリン車)は従来の最上級グレード「Z」に専用バンパーでワイルドなルックスを与えており、ルーフレールを装備するなどレジャーユースでの実用性も高めている。それでいて、「Z」との価格差は10万円弱だから、装備の充実度を重視する向きは積極的に検討したいグレードとなっている。
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納期は6ヶ月以上と長く、気長に待つべし
なお、ヤリスクロスの納期は現状6か月以上とアナウンスされているから、待ち時間の長さは覚悟した方がいいかもしれない。
以上、ヤリスクロスについて購入検討のお役立ち情報をお送りした。ディーラーに足を運ぶ前の参考としてもらえたら幸いだ。
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