ポルシェは、アメリカのカリフォルニアで行われているイベント『レンシュポルト・リユニオン7』で、世界中のGT3カーレースで強さを発揮しているポルシェ911 GT3 Rをベースとしたコレクターズカー『ポルシェ911 GT3 R・レンシュポルト』を発表した。
このポルシェ911 GT3 R・レンシュポルトは、911 GT3 Rをベースにポテンシャルを下げることなく、レーシングカーのポテンシャルをポルシェのファンコミュニティに提供しようというもの。大柄なリヤウイングは1978年のデイトナ24時間で優勝を飾ったブルーモス・ポルシェ935/77を彷彿とさせるものだが、決してレトロな外観に走るのではなく、ポルシェのモータースポーツの歴史をたどりながら、空力など性能はほとんど変化がないという。
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「911 GT3 R・レンシュポルトは、おそらく最も原始的なスタイルで、911ベースのレーシングカーをドライブする体験を提供するだろう」と語るのは、ポルシェ・モータースポーツのトーマス・ラウデンバッハ副社長。
「鳥肌が立つほどの最高級のモータースポーツテクノロジーと、ポルシェらしいデザインが組み合わされ、その卓越したパフォーマンスでポルシェのブランドの歴史を目に見え、聞こえるのにする」
ボディワークは、幅、長さともに拡大し、ホイール位置を低く配することで、完璧なプロポーションをデザイン。標準のGT3 Rから引き継がれているものはボンネットとルーフのみだという。また特徴としてはサイドミラーがなく、左右フェンダーの外部カメラがこの代わりを果たす。
カラーリングは、伝統的なポルシェのモータースポーツカラーをベースとし、カリフォルニアの名コースであるラグナセカのコークスクリューを彷彿とさせるラインが描かれた。またエンジンについては、911 GT3 RのようにBoPの制限がないことから改良が加えられ、4.2リッター6気筒ボクサーエンジンは620馬力を発生する。これにシーケンシャル6速ギアボックスが組み合わされており、4~6速の変速比は911 GT3 Rでデイトナを走る際のセットアップに対応する。
シャシーも911 GT3 Rと同様だが、ユニークなのはタイヤ。ミシュランが911 GT3 R・レンシュポルト用に開発し、新しいコンパウンド、構造が採用されており、ミシュラン・パイロットスポーツ・M S9よりもウォームアップ、ドライバビリティが向上しているという。
911 GT3 R・レンシュポルトは951,000ユーロ(約1億5000万円)で、77台限定で販売される。
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