現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ケータハムのEVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」が日本初公開

ここから本文です

ケータハムのEVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」が日本初公開

掲載
ケータハムのEVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」が日本初公開

 エスシーアイ株式会社およびケータハムカーズ・ジャパンは2024年1月12日、ケータハムの新しい電気自動車クーペのコンセプトモデル「プロジェクトV」を東京オートサロン2024の舞台で日本初公開した。

 プロジェクトVはケータハムが英国のスポーツカーブランドとしての近未来を見据えた、全く新しいデザインランゲージを提示するコンセプトカーで、2023年7月開催の英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開。車両デザインは、ケータハムの新しいチーフデザイナーであるアンソニー・ジャナレリ氏が手がける。電動パワートレインの搭載を前提に新進のクーペスタイルを構築し、既存のセブンシリーズとは一線を画すビジュアルだが、軽さやシンプルさ、そしてドライバーにフォーカスした体験というケータハムのコアバリューは、セブンシリーズと同様に堅持しているという。また、製作に関しては著名なエンジニアリング会社であるイタルデザイン社とパートナーシップを結び、イタリアのトリノ本社で今回のプロジェクトVを製作した。

ケータハムがEVクーペのコンセプトカー「プロジェクトV」を初披露

 改めてプロジェクトVの特徴を紹介していこう。

 エクステリアについては、ケータハムのDNAである“Fun-to-drive”“Light weight”“Simple”という3原則に基づいて、クラシックとモダンを高度に融合させたクーペスタイリルを構築する。チーフデザイナーであるジャナレリ氏曰く「セブンで培ったミニマリストのデザイン哲学をスポーツクーペのアーキテクチャーに適用し、魅惑的で時代を超越したシルエットを創り上げた」という。また、ケータハムのボブ・レイシュリーCEOは「より実用的なクーペのボディスタイルを採用し、さらにEVのパッケージングの利点を生かすことで、プロジェクトVは日曜日の朝のスプリントだけでなく、買い物や通学にも使用できる」とコメントする。なお、プロジェクトVのボディサイズは全長4255×全幅1893×全高1226mm/ホイールベース2581mmに設定。ボンネットをクローズド化し、ヒンジも減らすなど徹底した軽量化を図って、車重は1190kg以下を目標としている。

 内包するインテリアは、2+1のシートレイアウトを標準で、2+2をオプションで採用したうえで、乗降性を最適化し、かつ後席乗員の快適性を高めたキャビン空間を創出する。また、カーボンファイバーとアルカンタラで覆ったシンプルな造形のダッシュボードや、スマートフォンのミラーリング機能(Apple CarPlay/Android Auto対応)を備えるとともにドライバーにフォーカスしたインフォテインメントシステム、必要な情報を的確に表示するデジタルインストルメントクラスターなどを装備。ドライバーの好みや走行状況に応じてノーマル、スポーツ、スプリントという3モードから選択可能なドライビングモードセレクターも設定した。

 パワートレインは200kW(272ps)を発生するシングルモーターをリアマウントに、総電力量55kWhを確保したUSOCリチウムイオンバッテリーパックを2分割してフロア下に搭載し、後輪を駆動。性能面では、0→100km/h加速が4.5秒以下、最高速度が230km/hを誇り、また一充電走行距離は欧州WLTPモードで249マイル(約400km)と公表する。充電については150kWのDC充電器に対応させ、約15分で20%から80%までの充電が可能だという。

 基本骨格に関しては、カーボンファイバー材およびアルミニウム材を効率的に組み合わせた複合シャシーと複合ボディワークで構成。一方、懸架機構にはフルアジャスタブルジオメトリーの前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用する。シューズには前235/35R19/後285/30R20サイズのミシュランPilot Sport 4Sタイヤと軽量アロイホイールを装着。また、制動機構には高性能キャリパー付きディスクブレーキを、操舵機構には電動アシスト・パワーステアリングを組み込んだ。

 なお、プロジェクトVの市場への投入は2025年後半から2026年前半を計画し、価格帯は最低小売価格8万ポンド(約1510万円)未満からを目標に据えている。

こんな記事も読まれています

上位3チームが実質0.1秒以内に。アップデートが勝敗を分ける? フェラーリF1代表、開発スピード加速の重要性を強調
上位3チームが実質0.1秒以内に。アップデートが勝敗を分ける? フェラーリF1代表、開発スピード加速の重要性を強調
motorsport.com 日本版
これは街乗りでも最高にカッコいい! フラットスペースが使いやすいトヨタ プロボックスがベースのキャンパー
これは街乗りでも最高にカッコいい! フラットスペースが使いやすいトヨタ プロボックスがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
まさかの公式! 新車で買える「“運転席2つ”商用バン」!? 目がバグる「2台連結マシン」なぜ販売? 欧州の「謎車」の正体とは
まさかの公式! 新車で買える「“運転席2つ”商用バン」!? 目がバグる「2台連結マシン」なぜ販売? 欧州の「謎車」の正体とは
くるまのニュース
SDV時代への対応を目指して! 日立Astemoが「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2024 横浜」に出展
SDV時代への対応を目指して! 日立Astemoが「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2024 横浜」に出展
バイクのニュース
ゲイルスピード「マスターシリンダー/ワイヤークラッチホルダーキット」に Speedbox 社製チタンパーツモデルが登場!
ゲイルスピード「マスターシリンダー/ワイヤークラッチホルダーキット」に Speedbox 社製チタンパーツモデルが登場!
バイクブロス
まさかのフェアレディZと一緒!? 今はなき小さな高級車の内容が衝撃だった
まさかのフェアレディZと一緒!? 今はなき小さな高級車の内容が衝撃だった
ベストカーWeb
運転しやすいサイズ感でも、車内はしっかり広くて快適! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
運転しやすいサイズ感でも、車内はしっかり広くて快適! 日産NV200バネットがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
【MM Another Story:コルソ・ピロタ・クラシケの「別腹」】フェラーリ 365GTB4デイトナがご褒美!?フィオラノで満喫する特別なドライビングプログラム
【MM Another Story:コルソ・ピロタ・クラシケの「別腹」】フェラーリ 365GTB4デイトナがご褒美!?フィオラノで満喫する特別なドライビングプログラム
Webモーターマガジン
マツダ、最新技術を「人とくるまのテクノロジー展2024」で披露
マツダ、最新技術を「人とくるまのテクノロジー展2024」で披露
レスポンス
石橋貴明が日産のEV「アリア」からON AIR! 初回ゲストは初共演の山口智子
石橋貴明が日産のEV「アリア」からON AIR! 初回ゲストは初共演の山口智子
THE EV TIMES
「やっと霧が晴れた」「“中の下”くらい」「おめでとうって言ったのに」【SF Mix Voices 第2戦決勝(2)】
「やっと霧が晴れた」「“中の下”くらい」「おめでとうって言ったのに」【SF Mix Voices 第2戦決勝(2)】
AUTOSPORT web
ル・マンでドルゴヴィッチを起用するAXR、正規の“助っ人”トム・ブロンクビストの欠場理由を説明
ル・マンでドルゴヴィッチを起用するAXR、正規の“助っ人”トム・ブロンクビストの欠場理由を説明
AUTOSPORT web
MINIの新型「エースマン」が日本にやってくる? 6月8日から渋谷サクラステージで展示・試乗イベント開催。
MINIの新型「エースマン」が日本にやってくる? 6月8日から渋谷サクラステージで展示・試乗イベント開催。
くるくら
TOPPANの考える「未来のクルマ」とは?…人とくるまのテクノロジー展 2024で披露へ
TOPPANの考える「未来のクルマ」とは?…人とくるまのテクノロジー展 2024で披露へ
レスポンス
超スポーティな国産「新型トライク」一般公開!「1人乗り×無骨デザイン」でめちゃ楽しそう! “未来的”でカッコいい「新型ラプター」登場!
超スポーティな国産「新型トライク」一般公開!「1人乗り×無骨デザイン」でめちゃ楽しそう! “未来的”でカッコいい「新型ラプター」登場!
くるまのニュース
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
AUTOSPORT web
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
AUTOSPORT web
カミナシが現場DXプラットフォームを展示へ…人とくるまのテクノロジー展 2024
カミナシが現場DXプラットフォームを展示へ…人とくるまのテクノロジー展 2024
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1207.51254.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

248.0428.0万円

中古車を検索
クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1207.51254.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

248.0428.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村