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腰が、腕が…身体中に疲れが残る!長距離ツーリングに向いていないバイクの特徴とは?

掲載 更新 123
腰が、腕が…身体中に疲れが残る!長距離ツーリングに向いていないバイクの特徴とは?

■長距離に向いていないバイクの特徴、一挙紹介!

 秋の足音が聞こえ始める季節、天気の良い日は長距離ツーリングに出かけたいと思っている人も多いかもしれません。しかし、何時間にもわたる長距離ツーリングは体力を大きく消耗するため、こまめな休憩を前提としたゆとりある旅程が必要になるなど、短距離のツーリングとは勝手が違う部分が多くあります。

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 そのため、バイクによっては短距離ツーリングは楽しくこなせても長距離運転をするには少々向いていないモデルもあります。では、長距離ツーリングに向いていないバイクの特徴として、どのようなものが挙げられるのでしょうか。

 まず、スーパースポーツのようなかなりキツい前傾姿勢のバイクは長距離ツーリングに向いているとは言えません。コーナリング時の挙動を優先した姿勢で長い時間走っていると、背中や腰、手首などに疲労が蓄積しやすくなってしまいます。

 特にセパレートハンドルを採用している車体はかなり前傾姿勢になるため、慣れないうちの長距離ツーリングは避けた方が良いかもしれません。短時間のツーリングでベストポジションを見つけてから、長距離ツーリングに臨むとよいでしょう。



 また、小排気量のバイクも1日で長距離を走行するツーリングには向いているとは言えません。小排気量のバイクは大排気量のバイクと比べてパワーも劣るので、同じ速度で走っていても小排気量のバイクの方がエンジンを高回転で回す必要があります。

 その結果エンジンから伝わる振動は激しくなり、手の痺れなどの疲労に繋がります。また、エンジンの騒音も大きく精神的にも疲れが出るという人も少なくありません。

 加えて、原付は車体が軽く小さいという特徴があります。近所を走る分には手軽で楽しいですが、長距離を走る上では窮屈に感じる、風に煽られやすいなどのデメリットが生じます。

 その他にネイキッドバイクは、カウルを装備しているバイクと比べて走行風を全身で受けやすく、爽快感はあるものの走っている間は常に強風にさらされることになります。バイクに乗っている間の風は確かに気持ちが良いものですが、疲労の大きな原因のひとつでもあります。

■こうしたバイクで長距離ツーリングに行く時、どうすればいい?

 もちろん、こうしたバイクで長距離ツーリングに行けないわけではありません。多少の不便はあっても、お気に入りの愛車と長距離ツーリングに行った時の達成感は計り知れないものです。長距離ツーリングに行く際には、いくつかの点に注意することでより快適にツーリングを楽しめるようになります。

 では、いったいどのような点に気をつければ良いのでしょうか。



 まず、前傾姿勢のキツいバイクで長距離ツーリングに行く前には、短距離での慣らし運転が重要です。だんだんバイクに慣れてほどよいポジションが見つかってくると、多少長く走っても疲労しにくくなります。また、頻繁に長距離ツーリングに行く場合は、ハンドルをアップハンドルに変えてみるのも良いカスタムかもしれません。

 次に、小排気量のバイクの場合はスピードを出しすぎないように心がけましょう。スピードが出ている時ほど風に煽られやすくなり、転倒や車線逸脱のリスクが上がります。また、スピードを出しすぎないことでエンジンの回転数が抑えられ、振動も小さくなります。



 また、ネイキッドのバイクで長距離ツーリングに行く場合、ちょっとしたバイザーを取り付けると風による疲労が軽減されます。ヘッドライト上部に取り付けるタイプのバイザーや、ミラーの部分に固定するバイザーなど、種類は多岐にわたるので、バイクのデザインに合ったバイザーを取り付けるとよいでしょう。

取り付けがそこまで複雑でない場合は、長距離ツーリングに行く際だけ付けておき、普段は外しておくとオリジナルの見た目を楽しむことができます。

※ ※ ※

 ここで紹介した特徴を持つバイクは、たしかに長距離ツーリングに向いているとは言えません。長距離を走る喜びを感じたい人には、前傾のキツくない姿勢、大排気量、カウル付きという特徴を併せ持つ「ツアラー」と呼ばれるジャンルのバイクが合っているでしょう。

 しかしここに挙げた特徴のあるバイクでも、工夫次第で長距離ツーリングをこなすことは可能です。自分のバイクに適した工夫で、長距離ツーリングをより快適なものにしましょう。

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