スバルの新しいBEV(バッテリー式電気自動車)「ソルテラ」に、小川フミオがひと足はやく試乗した。試乗会場は雪が降り積もる特設コース! はたして雪道での実力はいかに?(前編)
オフロードも自信あります
モーター駆動のクルマは雪の上でも強い! 2022年に発売予定のスバル・ソルテラは、積雪のある地方に住んでいるとか、ウインタースポーツ好きというひとにも勧められる。2022年2月にプロトタイプを操縦するチャンスがあり、その結果、万能選手ぶりに感心させられた。
ソルテラは、スバルとトヨタ自動車と共同開発されたSUV車型のピュアEVだ。トヨタでは「bZ4X」の名でほぼ同時期に発売される予定とか。新開発のEV専用プラットフォームに大型バッテリーを搭載し、前輪駆動あるいは4輪駆動が設定される。
上記のプラットフォームとともに、全長4690mmのボディと2850mmのホイールベースも、両車共通。外観はすこし異なり、bZ4Xがグリルレスであるのに対して、ソルテラはスバル車のデザインアイデンティティの一部であるヘキサゴングリルの輪郭で差別化される。
ソルテラを走らせることが出来たのは、雪のなか。関越自動車道・月夜野インターチェンジに近い「群馬サイクルスポーツセンター」を使った試乗コースで、クルマが1台ぶん通れるだけ道幅の除雪をし、いっぽう路面は降りしきる雪のために真っ白だった。
「スバルのピュアEVだけに、オフロードでの走りっぷりを体験していただくために、発売前ですが、雪上での試乗の機会を提供しました」
スバルの広報担当者は、いわゆる銀世界のなかで、笑顔でそう語ってくれた。
ソルテラは“EVの素性のよさ”と“EVならではの操作性”が謳われる。もうすこし具体的にいうと、(全輪駆動車では)4輪のグリップ力を均等に使う安定した走り、高精度による低スリップ化、それに新開発の「Sペダル」を使った反応のいい減速などが、すらすらとあがる。路面状況で駆動力や制動力を換えられる「Xモード」も搭載だ。
航続距離、電池劣化、充電時間の長さ、といった“EVへの不安”を払拭することも、今回の重要なテーマだったという。いっぽう、このクルマに興味を持つ身からすると、上記のように、EVならではの性能が高いところが魅力的に思えるのだ。
意のままに走らせられる
操縦したのは、電気モーターを前後に搭載したAWD(全輪駆動)モデル。システム合計160kWに達する。私は、トヨタbZ4Xをサーキットで走らせていたので、パワフルで安定したドライブフィールは経験ずみだった。
はたして、滑りやすい路面では、サーキットとはべつの長所が感じられる。アクセルペダルの踏みこみに敏感に反応してくれる電気モーターのおかげで、駆動力のコントロールがやりやすく、走りは安定しているのだ。
長い下りがあったり、急勾配の上りがあったり、ヘアピンがあったり、複合カーブがあったりするコースを走らせたところ、なにより印象に残ったのは、操縦性の高さだ。
減速も加速も、コーナリングも、ダイレクト感が強く、ドライブしている私の意のままに、というかんじで走られる。
カーブを抜けたあと、上り勾配があっても、アクセルペダルを軽く踏み込むだけで、強く再加速していくのにも感心させられた。
「走らせて楽しいのがスバル車です」
開発を担当した、商品企画本部でプロジェクトゼネラルマネージャーを務めた小野大輔氏は、試乗会場でそう教えてくれた。その言葉どおりの出来だなぁというのが、私の印象だ(後編に続く)。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)
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