現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ジープはなぜ人気絶好調!? 史上最高の販売を記録したジープの強さの理由とは

ここから本文です

ジープはなぜ人気絶好調!? 史上最高の販売を記録したジープの強さの理由とは

掲載 8
ジープはなぜ人気絶好調!? 史上最高の販売を記録したジープの強さの理由とは

■2021年はジープブランド史上最高の販売を記録

 ステランティスの各ブランドを日本で展開するFCAジャパンとグループPSAジャパンは2022年1月18日、昨2021年のステランティス7ブランド合計で過去最高の販売記録を達成したと発表しました。

【画像】大人気ブランド「ジープ」の最新モデルをまとめて見る(25枚)

 そんななかでもステランティスのブランドは好調。 アバルト、アルファ ロメオ、シトロエン、DSオートモビル、フィアット、ジープ、プジョー各ブランドの2021年販売台数合計は、対前年比で10%増の4万4976台となり、史上最高を記録しました。

 そして7ブランド合計のマーケットシェアは17%を超え、輸入車の6台に1台はステランティス・ブランドのモデルとなったといいます。

 ステランティスのブランドのなかでもっとも販売実績が多かったのはJeep(ジープ)で、1万4294台。これはブランド初の1万4000台超えとなり、過去最高の数字となります。

 なぜジープは人気なのでしょうか。

 あらためて販売台数を見てみると、ジープブランドは2013年以来9年連続して販売記録を更新し続けていることがわかります。

 2021年の販売台数も対前年比で5%伸ばしています。11年前、2010年の販売台数が2000台に届かなかった時代と比較すれば、その数字は7倍以上にもなっているのが驚きです。また月間販売台数の過去最高も4回(2021年1月/2月/3月/4月)更新したといいます。

 まず挙げられるのが、ジープの代表車種「ラングラー」の好調ぶりです。

 2021年は6931台と、対前年比で20.4%アップを記録。DセグメントSUVのライバル車、ボルボ「XC60」(2021年3545台)やメルセデス・ベンツ「GLC」(2021年3178台)、BMW「X3」(2021年3017台)などに比べても多く、同セグメントではベストセラーモデルとなっているのが特徴です。

 さらに「レネゲード」は3800台、「コンパス」が2651台と、B/Cセグメントと呼ばれるコンパクトSUVの販売好調もジープブランド躍進の原動力となりました。ちなみにラングラーとコンパスの2モデルが過去最高を更新しました。

 昨年2021年はジープブランド登場80周年ということで、多くの限定車を設定したことも販売台数を伸ばした理由のひとつです。ディーラー網も整備が進み、国内83拠点。また最新のCI店舗「ジープラウンジ」も展開されています。

■2022年も話題が多いジープ

 では2022年のジープはどのような展開となるのでしょうか。

 2021年の年末、ジープは新たなモデルを2台日本で発表しています。

 1台は2021年11月に発表された「グラディエーター」。このモデルは2018年のLAショーで26年ぶりにジープの名を関するピックアップトラックで、日本導入モデルはジープ最強のオフロード性能を誇る「ルビコン」仕様。モノグレードで車両価格(消費税込、以下同)は770万円となります。

 全長5600mm×全幅1930mm×全高1850mm、ホイールベースは3490mmという巨大なピックアップトラックのため、日本においてそれほど台数が販売されることはないと思われますが、発売開始後2週間の受注はすでに150台を記録しているといいます。

 さらに2021年12月には、プレミアムSUV新型「グランドチェロキーL」が発表されています。

 新型グランドチェロキーLは10年ぶりにフルモデルチェンジを果たした4代目モデルで、全長5200mm×全幅1980mm×全高1795-1815mm。ホイールベースは3090mmとフルサイズのSUVです。

 グランドチェロキー史上はじめて3列シートを搭載、6名または7名乗車が可能です。リミテッドとサミット・リザーブの2グレード構成で、車両価格は788万円から999万円となっています。

 この新型グランドチェロキーLの発売は2022年2月19日となっています。

※ ※ ※

 2022年のジープは、ラングラー、レネゲード、コンパスという売れ筋モデルを中心に展開、それを新モデルであるグラディエーターやグランドチェロキーLが支えるという構図となっており、2021年以上に話題も豊富です。

 2022年も、ジープブランドのさらなる躍進が期待されます。

こんな記事も読まれています

F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
motorsport.com 日本版
【MotoGP】プラマック、2024年限りでドゥカティ陣営離脱! 2025年以降はヤマハのサテライトチーム化を発表
【MotoGP】プラマック、2024年限りでドゥカティ陣営離脱! 2025年以降はヤマハのサテライトチーム化を発表
motorsport.com 日本版
[新型マツダ6]は直6ガソリン!? ロータリーエンジンの電動モデルも!? セダン・ワゴン改革が期待大すぎ
[新型マツダ6]は直6ガソリン!? ロータリーエンジンの電動モデルも!? セダン・ワゴン改革が期待大すぎ
ベストカーWeb
マセラティのV6「ネットゥーノ」搭載3車種をイッキ乗り!「MC20」「グラントゥーリズモ」「グレカーレ」の走りの違いは?
マセラティのV6「ネットゥーノ」搭載3車種をイッキ乗り!「MC20」「グラントゥーリズモ」「グレカーレ」の走りの違いは?
Auto Messe Web
ホンダ、新型フリードを6月28日に発売。e:HEV搭載ハイブリッドと1.5Lガソリンで250万円から
ホンダ、新型フリードを6月28日に発売。e:HEV搭載ハイブリッドと1.5Lガソリンで250万円から
AUTOSPORT web
ファッショナブルかつエレガントなメルセデス・ベンツCクラスの新しい4名乗りオープンカー「CLEカブリオレ」が日本デビュー
ファッショナブルかつエレガントなメルセデス・ベンツCクラスの新しい4名乗りオープンカー「CLEカブリオレ」が日本デビュー
カー・アンド・ドライバー
MotoGPオランダ|バニャイヤ絶好調! コースレコード更新でプラクティストップタイム。ビニャーレス2番手で追う
MotoGPオランダ|バニャイヤ絶好調! コースレコード更新でプラクティストップタイム。ビニャーレス2番手で追う
motorsport.com 日本版
ディフェンダーがピックアップトラックに!?ワイルド感あふれるモデルの正体は…?
ディフェンダーがピックアップトラックに!?ワイルド感あふれるモデルの正体は…?
グーネット
遂に「楽しい」電動スポーツ生誕! ロー&ワイドなボディにシザーズドア 新MGサイバースターへ試乗 
遂に「楽しい」電動スポーツ生誕! ロー&ワイドなボディにシザーズドア 新MGサイバースターへ試乗 
AUTOCAR JAPAN
人生初の愛車は日産「エクサ クーペ」部品取り車に「キャノピー」も所有するほど惚れた理由は、個性的なギミックにありました
人生初の愛車は日産「エクサ クーペ」部品取り車に「キャノピー」も所有するほど惚れた理由は、個性的なギミックにありました
Auto Messe Web
「未来のために白紙の状態から再スタート」新LMP2規定の仕切り直しにコンストラクター4社が同意
「未来のために白紙の状態から再スタート」新LMP2規定の仕切り直しにコンストラクター4社が同意
AUTOSPORT web
アストンマーティンF1、ストロールとの契約延長を発表。2026年までアロンソとのコンビを継続へ
アストンマーティンF1、ストロールとの契約延長を発表。2026年までアロンソとのコンビを継続へ
AUTOSPORT web
ハウガーがデュルクセンを0.008秒下して最速! フィーチャーレースのPP獲得。宮田莉朋大苦戦で21番手|FIA F2シュピールベルグ予選
ハウガーがデュルクセンを0.008秒下して最速! フィーチャーレースのPP獲得。宮田莉朋大苦戦で21番手|FIA F2シュピールベルグ予選
motorsport.com 日本版
名古屋まで100キロ信号なし“スーパー一般道”完成いよいよ秒読み! 国道23号「名豊道路」新IC名も決定!
名古屋まで100キロ信号なし“スーパー一般道”完成いよいよ秒読み! 国道23号「名豊道路」新IC名も決定!
乗りものニュース
ガスリーとの契約延長を喜ぶアルピーヌF1代表。オコンの後任は「時間をかけて決める」と主張
ガスリーとの契約延長を喜ぶアルピーヌF1代表。オコンの後任は「時間をかけて決める」と主張
AUTOSPORT web
異例の再有料化「八木山バイパス」 工事をNEXCOへ引き継ぎ 4車線化も間近!
異例の再有料化「八木山バイパス」 工事をNEXCOへ引き継ぎ 4車線化も間近!
乗りものニュース
「V12+6速MT」搭載! “700馬力”超え新型「斬新顔スポーツカー」世界初公開! 巨大ウイング&“センター4本出しマフラー”がカッコいい! 約4億円の「ヴァリアント」発表
「V12+6速MT」搭載! “700馬力”超え新型「斬新顔スポーツカー」世界初公開! 巨大ウイング&“センター4本出しマフラー”がカッコいい! 約4億円の「ヴァリアント」発表
くるまのニュース
メルセデスF1はついに殻を破った? ハミルトン悩ませた予選での苦戦原因を解明か。マシンよりも「単にタイヤの問題」
メルセデスF1はついに殻を破った? ハミルトン悩ませた予選での苦戦原因を解明か。マシンよりも「単にタイヤの問題」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

8件
  • ラングラーはライバル不在の独り勝ち。
    なんとかランクル70シリーズを国内販売復活してほしい。
  • 「そんななかでも、、、」
    全く文章に繋がりがないね。
    何を指してそんなと言ってるんだよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

934.01189.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

519.51198.0万円

中古車を検索
グランドチェロキーLの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

934.01189.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

519.51198.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村