メルセデス・ベンツ日本は、新型「GLS」「GLS 63」および「メルセデス・マイバッハGLS」を発売する。
「GLS」は、メルセデス・ベンツのSUVの中で上質で高いプレステージ性を持つメルセデス・ベンツの最上級SUVだ。ラインアップには、「GLS 450 d 4MATIC」(ISG搭載モデル)、「GLS 580 Sports」(ISG搭載モデル)および「メルセデスAMG GLS 63 4MATIC+」(ISG搭載モデル)の3タイプが用意される。
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「メルセデス・マイバッハ GLS」は、GLSをベースにした、究極のラグジュアリーSUVでラインアップはメルセデス・マイバッハGLS 600 4MATIC (ISG搭載モデル)となる。
新型メルセデス・ベンツGLSの特長
エクステリアデザインの主な変更点・4本の力強い水平ルーバーをあしらった新デザインのフロントグリル(GLS 450、GLS 580)・新デザインのフロントバンパーとエアインテーク(GLS 450、GLS 580)・新デザインのホイール(GLS 450、GLS 580)・新デザインのテールライト(GLS 450、GLS 580、GLS 63)
インテリアデザインの特徴2列目シートに電動シートバックによる前後スライド機能を採用。最も後方にスライドさせるとレッグルームが87mm拡大し広大なスペースが生まれる。40:20:40分割可倒式バックレストや左右ヘッドレストの高さは電動調整式となっている。
全モデル標準装備の3列目シート(2人掛け)は可倒式でありながら、身長194cmの乗員まで対応する本格的なもので、フレキシブルなシートアレンジが可能なほか、専用のUSB充電ポートも備えている。
空調は、前席左右、2列目シート左右、そして 3列目シートの空調を独立調整できる5ゾーンクライメートコントロールとシートヒーターも標準装備して、全ての乗員に快適な空調環境を提供する。また、乗り降りでドアを閉める際に、少ない力でも確実に閉まる、ドアクロージングサポーターを採用しているほか、今までは GLS 580 にしかオプション設定が無かった2列目左右のリラクゼーション機能やシートベンチレーター、ヘッドレストクッション等を追加する「ショーファーパッケージ」を GLS450d と GLS63 にもオプション設定され、Burmester®サラウンドサウンドシステムと合わせて最上級SUVに相応しい、快適でラグジュアリーな空間となっている。
パワートレイン 先代GLS 400 d 4MATICにISGを組み合わせた「GLS 450 d 4MATIC」がラインアップに加わった。367PS(270kW)、750N・mの3.0リッター直列6気筒直噴ディーゼルターボエンジン「656M」に「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」を組みあわせだ。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。この電気モーターと「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現し、スターターが高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上させている。また、アイドリング時には、電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性に寄与する。さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行うことでシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの少ないシフトチェンジを実現した。
「GLS 580 4MATIC Sports」のパワートレインは、Sクラスにも搭載されている517PS(380kW)、730N・mの4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」に最高出力 16kW 、最大トルク 250N・m を発生する電気モーターISGを組み合わせで、効率性、快適性、高性能化を同時に実現している。スターターに高出力な電気モーターを使うことで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上した。
「GLS 63」には、メルセデスAMG社が完全自社開発した、最高出力612PS(450kW)、最大トルク850Nmを発揮するAMG 4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジン「M177」が搭載される。砂型鋳造されたクローズドデッキのアルミニウムクランクケースに鍛造アルミニウム製ピストンを組み合わせることで、軽量かつ高強度なエンジンを実現。また、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングするNANOSLIDE摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減している。さらに、燃料を効率的に消費するために「Comfort」モードで走行中、エンジン回転数が1,000~3,250回転で低負荷の際に、2/3/5/8番の4気筒を休止することで燃料消費量とCO2排出量を抑えることができる「AMGシリンダーマネジメント」も搭載した。2基のターボチャージャーはV型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウトとしました。エンジンを可能な限りコンパクトにするとともに、ターボチャージャーへの吸排気経路を最適化することで、優れたレスポンスを実現する。
メルセデス・マイバッハGLSの特長
エクステリアデザイン メルセデス・ベンツのラインアップの中で「SUVのSクラス」と評されるGLSのボディフォルムや先進技術をベースに、最高水準の高級感と快適性を融合したSUVであるメルセデス・マイバッハ GLS。スタイリッシュかつ力強いスタイリングはその特別なポジションにふさわしい威厳あるものとなっている。
フロントにはメルセデス・ベンツのSUVで唯一、伝統の「スリーポインテッドスター」が輝くボンネットマスコットを採用。フロントグリルは縦方向のピンストライプをモチーフとしており、このピンストライプは上端が太くなったボートのオールのような形で、フロントグリルを取り囲むクロームの上部中央には「MAYBACH」の文字が刻まれている。フロントエプロンにはマイバッハパターンをあしらったエアインテークを設け、クロームのフロントバンパーと相まって、洗練された高級感を演出している。
リアはスリーポインテッドスター下部とリアバンパー上部を走る2本のクロームトリムで、水平基調のデザインを表現。バンパー下部のアンダーガードと左右のエグゾーストエンドはハイグロスクローム仕上げとすることで一体化しているようなアピアランスを形成している。新型メルセデス・マイバッハGLSでは、リアコンビネーションランプ内部のデザインを変更している。
インテリアデザイン 乗車定員を5名にしたことで、さらにゆとりを感じる広さを実現。セダンのSクラスと比較すると運転席で250mm以上、後席で280mmそれぞれ高くなっているが、電動ランニングボードにより乗降は容易に行うことができる。メルセデス・マイバッハGLSの内装は、3種類のウッドインテリアトリムと、3種類のインテリアカラー(ブラック、マホガニーブラウン/マキアートベージュ、クリスタルホワイト/シルバーグレー)のナッパレザーの組み合わせが選択可能だ。
クリスタルホワイト/シルバーグレーは高級ヨットの艇内をモチーフに、シートはダイヤモンドステッチ入りの新デザインを採用し、さらに高級感あるインテリアになった。また、後席から見ることができる、前席バックレスト背面にもインテリアトリムを配し、美しさと高級感を添えている。ファーストクラスパッケージを装着した場合は定員はが4名となる。
パワートレインパワートレインには4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジン「M177」に48V電気シス テムとISGを組み合わせた ユニットを採用。システム最高出力は557PS(410kW)、最大トルクは 770N・mとなっている。トランスミッションは9G-TRONICを採用し、変速比幅が広いことからエンジン回転数を必要以上に上げることなく常に快適な走行性能を実現。4輪駆動システムの 4MATICは走行状況に応じて前後の駆動力配分を 0:100から 100:0 まで可変する。
E-ACTIVE BODY CONTROL新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSのサスペンションにはE-ACTIVE BODY CONTROLを設定した。AIRMATICのシステムをベースに4輪それぞれに48V対応のアクチェーターを追加、スプリングレートとダンパーの減衰力を個別制御することができる。
ロードサーフェススキャンはステレオカメラで前方の路面のアンジュレーションを モニターし、あらかじめダンパーの減衰力を演算して準備する機能で、これによりタイヤへの初期入力から適切に減衰させるとともに、ばね上にその振動を極力伝えずフラットな乗り心地を提供できる。ダイナミックカーブ機能のCURVEでは、 コーナリング時のロールによるばね上の傾きを修正し水平になるよう制御。 オフロードモードでの脱出機能は、砂丘などでスタックした際に抜け出せるよう支援するもので、サスペンションが4輪を個別に上下させる動作を繰り返し、タイヤが地面に加える荷重を増減させることによりトラクションを復帰させる。
また、メルセデス・マイ バッハGLSにのみ設定されているダイナミックセレクトの「マイバッハ」は、「コンフォー ト」が全席に対して乗り心地を重視するのに対し、後席の乗り心地に焦点を絞った制御を行う。
AMG ACTIVE RIDE CONTROLGLS 63には、高いアジリティとニュートラルなコーナリング、最適なトラクションを実現する「AMG ACTIVE RIDE CONTROL」を採用。前後アクスルそれぞれに配されたアクチュエーターが独立して動き、車体の安定化を図る。電気機械式で レスポンスが速く、1秒あたり1,000回の頻度で路面の状態に対応した制御を行うことができる。これにより、直進時にはしなやかな足回りによる快適な乗り心地を発揮しながら、コーナリングや車線変更時にはロールを効果的に抑制し、より快適でダイナミックなドライビングを可能にした。
最新世代のステアリングホイール新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSには、メルセデス・ベンツの最新世代のステアリングホイールを採用している。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を手元で完結できる機能性を備えている。ハンドルリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用することで、ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手が向上している。
GLS 63 には、AMGドライビングスイッチを備えた AMGパフォーマンスステアリング を採用している。 ドライブモードをセンターコンソールのAMG DINAMIC SELECTおよびAMGパフォーマンスステアリングのスイッチで様々な状況に最適な制御を選択することが可能。また、ドライブモードとは独立して、マニュアルシフトへの切り替えなどがセンターコンソールの液晶表示ボタンで操作することができる。
「Offroad」モード 新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSには、スイッチ操作1つでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTの中にトランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高める「Offroad」モードが加わった。また、「DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーショ ン)」も備えており、急な下り坂での安定した走行をサポートする。
トランスペアレントボンネットOffroad モードでは、360°カメラシステムを使い「トランスペアレントボンネット」機能を使用できる。メディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像 (フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能で、進路上にある 大きな石や深い窪みなどの障害を車外に出ることなく確認することができる。
オフロードスクリーン新開発のオフロードスクリーンは、コックピットディスプレイおよびメディアディスプレイ に情報や操作スイッチ類、さまざまな機能を分かりやすく配置する機能。コックピットディスプレイには、車両の傾き、路面の勾配、標高、コンパスのほか、車速、エンジン回転数が表示されるが、これに加えてメディアディスプレイには、周辺地形におけるGLSの現在の姿勢やフロントホイールの操舵角などが表示される。これにより、オフロード走行に関連するすべての運転機能を1つの画面で簡単に操作することが可能となる。
MBUX ARナビゲーション新型GLSおよびメルセデス・マイバッハGLSは、AR (Augmented Reality = 拡張現実) ナビゲーションを標準装備しました。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、 地図上に進むべき道路がハイライトされるが、それに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。これにより、より直感的にどの道路に進むべきかを判断することができる。
モデルステアリングエンジンメーカー希望小売価格GLS 450 d 4MATIC右3.0L、直6直噴ディーゼルターボ¥15,300,000GLS 580 4MATIC Sports左4.0L、V8直噴ツインターボ¥20,300,000メルセデス AMG GLS 63 4MATIC+左4.0L、V8直噴ツインターボ¥27,800,000モデルステアリングエンジンメーカー希望小売価格メルセデス・マイバッハ GLS 600 4MATIC左4.0L、V8直噴ツインターボ¥32,200,000Text:アウトビルトジャパンPhoto:メルセデス・ベンツ日本
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みんなのコメント
この大きさと走りの安定感もあり、所有の満足度が非常に高い車です。
幅は最近のSUVは大きいのもあるから特別驚かないけど、とにかく長い!
場所によっては駐車枠からドーンと前にはみ出るからぶつけられそうで、近所のスーパーには乗っていきたくないなーって正直思う。