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幼少期の頃からの夢と憧れを現実に!2018年式ポルシェ911カレラ 7MT(991.2)

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幼少期の頃からの夢と憧れを現実に!2018年式ポルシェ911カレラ 7MT(991.2)

運営元:外車王SOKEN
著者 :松村 透

約47万km走破!生まれたときから一心同体、ボルボ940エステートクラシックのオーナー、生方紀広さん (21才)

夢や憧れを実現するための不可欠な要素として「想い続ける」ことが大切。



それでも長い年月のあいだに優先順位が入れ替わったり、後回しになることもあるでしょう。



いかなるときも諦めず「想い続ける」ことで夢や憧れを現実になるのだと、今回取材したAさんから教えていただいたように思います。



── ポルシェ911が人生初の輸入車なんですね

▲オーナーのAさん(31才)と、愛車である2018年式ポルシェ911カレラ 7MT(991.2)



そうです。いつかポルシェ911を手に入れてみたいと思っていました。RR(リアエンジン+リアドライブ)のクルマって、いまでは唯一無二の存在ですし、ずっと憧れのクルマだったんです。



ある程度、仕事が落ち着いてきて、手を伸ばせば届くところまで近づいてきたので、長年の夢だった911を手に入れようと決断しました。



── 小さい頃からの夢を実現できましたね!

▲ボディカラーはホワイト。スライディングルーフレス、ヘッドライトはOPのPDLSを装備



小さい頃からの夢がいくつかあって・・・F1レーサーになるか、いまの仕事に就くこと。そしてポルシェ911を手に入れることでした。ちょうどミハイル・シューマッハがフェラーリに在籍して活躍していた頃にF1を観ていたので、圧倒的な強さに憧れました。



── でも憧れのフェラーリ・・・ではなくて、ポルシェなのはなぜですか?

▲991.2の外観の特徴のひとつである縦格子のエンジンフードが目を引く



確かにそうですよね(笑)。シューマッハがフェラーリで活躍していた頃って、私は小学校1、2年生だったんです。子どもなりに「フェラーリって目立つなぁ」と思っていたんですね。そこで好きになったのがポルシェ911とホンダ NSXです。大人になり、911を手に入れることができました。そのいっぽうで通称「02R」と呼ばれる、NSX タイプRの最終型も憧れのクルマだったんですが、もはや手の届かない存在となってしまいました。



── Aさんの世代の方たちを取材していると、ご両親の影響でクルマ好きになった方が多い印象です

それはありますね。父の影響が大きいと思います。父が若い頃、トヨタ スープラ(A70型)やレビン(AE92型)に乗っていたと聞いています。



そんな父が、幼少期の私の誕生日プレゼントにくれたのがミニカーでした。クルマと新幹線が大好きな子どもでしたね。



── これまでの愛車遍歴を教えてください

▲991.2ではフロントバンパーやウインカーレンズの形状が変更された点も、991.1との識別ポイントのひとつ



最初に手に入れたのがトヨタ 86です。それからマツダ CX-3を経てCX-8、トヨタ ハリアー、GR86、ハリアーPHEV、レクサスRX、そして現在のポルシェ911です。



── まさにオトコの子の王道を歩んできていますね。愛車の911、レアなMT車ですが、こだわって探したのですか?

▲OP扱いのエスプレッソ&コニャックレザーインテリア仕様。足元のペダル類が3つある(3ペダルMT)であることも注目



譲れない条件として「991型、7速MT、ボディカラーは白、内装はベージュ系」でした。



── なかなか見つからない仕様だと思いますが、大変だったんじゃないですか?

▲ほとんどの個体のトランスミッションがPDKであるなか、7速MTは超がつくほどレアな仕様だ



思い返すと、空き時間を見つけては中古車検索サイトの新着情報をチェックする日々でしたね。



探しはじめて2ヶ月くらい経ったとき、気になるクルマを見つけたんです。観に行ってみようと思っているうちに、あっという間に「商談中」となってしまい・・・。



── 「これは!」と思ったクルマが売れてしまうとへこみますよね・・・

▲サイドからの眺め。サスペンションを含めてフルノーマルの状態を維持する



そこからまた新着情報をチェックする日々でした。4ヶ月くらい経ったとき、現在の愛車を見つけたんです。すぐ販売店に連絡をして現車を見せてもらう日を決めました。



仕事が休みの日に現車を見せてもらい、エンジンを掛けた瞬間・・・。実はこのときが人生初の「ポルシェ911でエンジンを掛けた瞬間」だったんです。言葉ではいい表せないくらい感激しました。その後、2日くらい悩みましたが、エンジンを掛けた瞬間に心は決まっていたように思います。



── 理想的な個体が手に入ったんですね。待った甲斐がありましたね

▲リアからの眺め。7速MT仕様ではOPのスポーツエキゾーストの装着が不可なのだという



ホイールが希望の仕様とは異なるくらいで、ほぼ100点満点でした。メーカー認定中古車であったことも購入の後押しになりました。



── 長年の夢だったポルシェ911オーナーとなり、実際に走らせてみていかがですか?

▲最高出力370ps、最大トルク450Nmを発生する3リッター、フラットシックスエンジン



乗ってみて最初に感動したのは、背後から聴こえてくるエンジン音でした。そして、加速したときに背中から押されるような感覚です。「あぁ、RRのフィーリングってこんな感じなんだ・・・」と、自分で運転してはじめて体感できたんです。



モータージャーナリストの五味やすたかさんが「クルマ好きが、最後に行き着くクルマが911だ」とおっしゃっていた意味が少し分かったような気がします。



── ポルシェ911のオーナーになって、意識の変化はありましたか?

▲992.2ではついに5連メーターすべてが液晶モニターとなったが、この時代は4つがアナログメーターだった



ひと言でいうなら、これまで以上に「紳士的な運転」を心掛けるようになりました。世の中では「ポルシェ=速いクルマ」というイメージが強いので、高速道路などでも紳士的な運転を心掛けています。



── 3ペダルMTということで・・・クラッチミートって大変なんですか?

▲カレラ+7速MTの手応えが存分に味わえるのはオーナーになった者だけに許される「特権」だ



クラッチペダルも軽いですし、ミートもしやすいですよ。アイドリングの状態でクラッチミートできます。右ハンドルですし、MT車オーナーの方や、MT車の運転に慣れている方であればおそらく普通に乗れます。



── 手に入れて良かった点、苦労している点は?

▲リアからの眺め。992型と比べるとすっきりしているように映る



●良かった点

「人生が今までより豊かになったと感じられること」です。ポルシェ911に乗って、走らせて、帰ってきたときの充実度、そして満足度。そしてポルシェを通じて出会う方たち・・・。これまで得られなかった経験ばかりです。



●苦労していること

置き場所に気を使うところです。



── 空冷モデルや現行モデルは気になりますか?

▲純正のアルミホイールを装着。4本ともガリ傷がない、とてもきれいな状態を保つ



空冷エンジンのポルシェは乗ったことがないので、まだ何ともいえないのですが、気にはなりますよね。現行モデルですが、992.2の存在はとても気になっています。かといって、ようやく手に入れた現在の愛車もとても気に入っているので・・・。悩みどころです。



── 欲しいクルマBEST3、アガリの1台を教えてください 

●欲しいクルマベスト3(予算抜きで)

3.ポルシェ911 50thアニバーサリーエディション(991型)

2.ポルシェ911 GT3(992.2型)

1.ポルシェ911 カレラT(992.2型)



50thアニバーサリーエディションのクラシカルな雰囲気はとても好きです。自分が還暦を迎えた頃に乗っていたい1台です。911好きとしてはやはりGT3の存在は気になりますね。1位は、992.2型のカレラTです。まだ発売されるかは分かりませんが(おそらく発売されると思っています)、手に入れてみたい1台であることは確かです。



●アガリの1台

NSX タイプR、いわゆる「02R」です。これは私にとって究極の1台というか、永遠の憧れの存在です。



── Aさんにとって、愛車であるポルシェ911とはどういった存在ですか?

▲5連メーターで唯一の液晶モニターは、車体の状況などを表示するマルチファンクションディスプレイの役目を担う



「人生に華やかさを与えてくれた存在」です。



ポルシェ911に乗ってみてはじめて知ったクルマの質感や手応え、運転しただけで心が満ち足りた瞬間が味わえる。こんなクルマははじめてです。



ポルシェ911を通じて知ることができる世界や知り合える方がいるはずなので、「911があるカーライフ」を楽しんでいけたらと思っています。



── 取材後記

▲6年前の個体とは思えないほど美しい状態を保つ



小さい頃からの夢と憧れだったポルシェ911を手に入れ(しかもレアな7速MT仕様!)、充実した「911があるカーライフ」を楽しんでいるAさん。「ポルシェといえば911なんです!」といい切るほど、生粋の911好きでもあります。



Aさんがおっしゃるように、このクルマを通じて出会える人たち、そして知る世界がまだまだあるはずです。果たして「最新のポルシェは最良のポルシェ」の道を進むのか、はたまたよりディープな空冷モデルへと「先祖帰り」していくのか・・・。いずれにしても「充実した911があるカーライフ」を楽しんでほしいと思います!



── オーナープロフィール

・お名前:Aさん

・ご年齢:31才

・ご職業:会社員

・現在の愛車:2018年式ポルシェ911カレラ 7MT(991.2)



[ライター・撮影/松村透]

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みんなのコメント

3件
  • NAS********
    一度911に乗ると他には乗れなくなるよ
    特に国産の高額車たち
    アホらしくて
  • ねこにごはん
    自分はクルマに憧れなんてまったく無いなぁ。特に欲しいと思うクルマも無い。
    実用性とコストだけで選んでる。メーカーは魅力のあるクルマを作ってくれ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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