ボルボの新たなBEV(バッテリー電気自動車)として、ついに10月2日から「サブスク」モデルの申し込みが始まるEX30。この「ボルボ史上最小のBEV」はどのように開発されたのか。ミラノで行われたワールドプレミアに参加した小川フミオ氏が関係者の声とともに振り返る。
スカンディナビアン+デジタル
ボルボ、「EX30」を発表!272ps、559万円のRWDから発売開始。立体駐車場に入る全高1,550mm
2023年6月に登場したEX30は、コアコンピューティングテクノロジーを大胆に採用する、ボルボの新世代BEV。
内容にとどまらず、同時に、デザイン面でもさまざまな大胆な試みがなされているのも特徴だ。
いってみれば、伝統的ともいえるスカンディナビアンテイストに、デジタライゼーションの融合。
「私たちのデザイン的価値のすべてを小さなフォーマットで具現」したモデルと、ボルボ・カーズはプレスリリース内で謳う。
「非常に電気自動車的なデザインで(中略)閉じられたシールド(フロントグリルの開口部のこと)とデジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライト」がフロント部の特徴とされる。
さらに新世代BEVとしてボルボが狙ったものはなんだろう。ミラノでの発表会において出合った担当デザイナー(たち)に、デザインの見どころと背景にあるコンセプトを取材した。
EX30の“二面性”をひとつのかたちに
エクステリアの特徴は、第一に、EX30がSUVであるということ。4.2メートルの全長に、1.55メートルの全高とされているプロポーション。ちょっと背の高いコンパクトなSUVだ。
エクステリアデザインを統括しているのは、ボルボ・カーズのT・ジョン・メイヤー氏。
「ティージョン」なるニックネームを持つ氏が、ボルボのデザイン部に加わってから15年が経つという。ボルボのプロダクトのキモを知り尽くしたともいっていいのではないだろうか。
EX30は、色でも主張がある。5色ある外板色は、穏やかというか、派手さを感じさせないもので、スカンジナビアの自然をイメージさせるものだとか。
たとえば、大きくいえば黄色に分類されるボディカラーについて「モスイエローはスウェーデン西海岸(ボルボ・カーズが本社をもつヨーテボリなどがある)の岩に生える地衣類からインスピレーションを得て」いるとされる。
「プラットフォームは吉利汽車の車種と共用しますが、EX30は、静止から時速100キロまで3.6秒で加速するぐらいパワフルです。そのキャラクターをデザインでもアピールしようと考えました」
ティージョンは、EX30の“二面性”について触れる。
いっぽうに、リサイクルパーツを積極的に使用して地球環境の保全や、二酸化炭素排出量削減などに努める、いってみれば”環境派”の側面。
もういっぽうでは、強力なバッテリーを搭載して、ドライビングプレジャーをもたらしてくれる、スポーティな側面をもつ。
ティージョンの仕事は、そのふたつの異なったキャラクターを、ひとつのかたちとして表現することなのだ。
BEVには同様の二面性がつきまとう。デザイナーの多くが直面する課題を、ティージョンは「かたまり感を意識するように、デザインチームに指示しました」と語る。
次回へ続く
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