アルピーヌ・ジャポンは2024年3月15日、A110Rの特別仕様車「A110Rチュリニ(A110 R TURINI)」の日本における2回目の受注を開始した。販売台数は今回の受付分で40台の限定。購入申込は3月15日から4月15日まで先着順で受け付け、受注台数が40台に達した時点で受け付けを終了する。車両価格は本年1月12日より実施した1回目(販売台数24台)の受注時と同様、1550万円に設定している。
改めてA110Rチュリニの特徴を紹介していこう。
A110Rチュリニは、F1を始めとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰め、同時に車体をさらに軽量化したうえで専用シャシーを導入した、A110シリーズのなかで最もラディカル(過激)なモデルであるA110Rをベースに、日常の様々なシーンでも気兼ねなくドライビングが楽しめるよう特別にアレンジしたことが訴求点である。
外装については、カーボンパック(フロントボンネット、ルーフ、サイドスカート、リアフード、リアディフューザー)や専用エアロキット(フロントスプリッター、スワンネックマウントカーボン製リアスポイラー)、ノワールプロフォンM Aピラー/Cピラー、前輪ブレーキクーリングダクト、クリアタイプLEDリアコンビネーションランプ(シーケンシャルウィンカー)、二重構造デュアルエキゾーストなどを標準装備。足回りにはラディカルシャシー(スプリング、アンチロールバー専用チューニング、アジャスタブルダンパー)を採用したうえで、ブラック塗装の18インチアロイホイール“GT RACE”とセミスリックタイヤ(MICHELIN PILOT SPORT CUP 2、前215/40/後245/40R18)、レッド塗装のブレーキキャリパーを組み込む。ボディカラーはノワールプロフォンMが標準だが、受注生産プログラムにより他色も選択可能。また、ハンドル位置やホイールカラー、ブレーキキャリパーカラーなども、同プログラムによって選ぶことができる。
内装については、マイクロファイバー仕上げのルーフトリム/ダッシュボード/センターコンソール/ドアパネル/ステアリングやSABELT製ブルカーボンモノコックバケットシートおよびSABELT製6点式レーシングハーネスなどを特別装備。7インチマルチファンクションタッチスクリーンやFOCAL製軽量4スピーカー、防塵フィルター付オートエアコンといった機能装備も標準で組み込む。さらに、シリアルナンバーを刻印したA110 R TURINI専用プレートを装着した。
パワートレーンはベース車と基本的に共通で、最高出力300ps/6300rpm、最大トルク340Nm/2400rpmを発生する1798cc直列4気筒DOHC16V直噴ターボエンジンをミッドシップ搭載。トランスミッションには7速DCTを組み合わせている。
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