三井物産が、インドで電動二輪車ブランド「River(リヴァー)」を展開する World of River(ワールドオブリバー)に出資参画する旨発表した。同社は既にヤマハ発動機の傘下であるインディア・ヤマハとも資本参画しており、両社の事業協力も模索するとのことだ。
三井物産、インドで電動二輪車事業を展開するWorld of Riverへの出資参画三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、世界最大の二輪市場であるインドでRiver(リヴァー)ブランドの電動二輪車製造販売事業を手掛けるWorld of River(ワールドオブリバー、本社:米国デラウェア州、共同創設者/CEO:Arvind Mani(アラビンド・マニ)、以下「River社」)へ出資参画しました。今回の出資は、River社が行う第三者割当増資によるシリーズBラウンドの資金調達に対する出資です。
River社EVスクーター” Indie”
インド政府が深刻な大気汚染問題への対策として積極的なEV普及政策を推進しているなか、River社は同社グループ会社River Mobility Private Limited(所在地/インド・カルナ―タカ州ベンガル―ル)を設立し、高品質かつ優れたデザイン性の電動スクーターを提供しています。
当社は新たな成長が見込まれるインドの電動EV二輪市場にて、River社の電動二輪設計開発能力に加え三井物産のネットワークを活かし、インドが直面する社会課題の解決ならびにモディ首相が推進する「メイク・イン・インディア」政策(※)にも貢献していきます。また、三井物産は2008年にヤマハ発動機株式会社(ヤマハ社)傘下の二輪車製造会社インディア・ヤマハ・モーターに資本参画しております。River社に2024年1月に出資したヤマハ社とも連携し、事業協力を模索していきます。
三井物産は中期経営計画2026のCorporate Strategyの一つとして「サステナビリティ経営の更なる進化」を設定し、2050年の「あり姿」としてNet-zero emissionsを掲げています。
本案件を通じて、モビリティ電動化を一層推進し、環境と調和した社会づくりに貢献していきます。
(※)外国資本を誘致し、製造業の発展を通してインド経済のさらなる飛躍を目指す政策
リリース三井物産株式会社(2024年6月27日発行)
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