この記事をまとめると
■コルベットが2023年モデルとして「Z06」を発表した
【試乗】狙うは欧州スーパースポーツ! ミッドシップ&右ハンドル化のコルベットに乗った
■C8同様にミッドシップを採用し、右ハンドルも設定する
■5.5リッターのNAエンジンから670馬力を発生させる
5.5リッターV8エンジン670馬力の魔力
コルベット初のミッドシップレイアウトを採用したC8の登場から2年。今回はそんなC8コルベットにスーパースポーツモデルの「Z06」がミッドシップレイアウトを引っ提げて登場した。
この新型「コルベット Z06」はサーキット走行を前提としたパフォーマンスモデルとして設計・開発された本格的なスーパーカーとなっており、同社は「世界で最もパワフルな新型5.5リッターLT6の自然吸気V8エンジン」と謳っている自信作だ。
それもそのはず。今回のエンジンは、新開発されたフラットプレーンクランクシャフトの採用により、8600rpm、最高出力670馬力を叩き出す超弩級スペック。エンジニアが2年を費やして作り上げたという独特の豊かなエキゾーストノートは、これまでの「コルベット」にはないものに仕上がっているとのこと。
2023年モデルとなる「コルベット Z06」の特徴は以下のようになっている。 ・「シボレー コルベット」よりも全幅を3.6インチ(9.4cm)広げ、345シリーズの大型リヤタイヤを装備。サイドエアベントからのエアフローも増大させている。
・「コルベット Z06」で初めて採用された、ユニークなフロント・リアフェイシア。フロントデザインは、冷却性能を最大限に発揮するための5つの熱交換器のうちセンターのひとつへ空気を流すなど「コルベット Z06」の冷却ニーズを最適化するよう設計。
・レーストラックでの高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させるために設計された、調整可能なウィッカービルを備えた、ユニークで再構成可能なリアスポイラーを標準装備。
・「コルベット」の市販モデルでは最大となるフロント20インチ、リア21インチの鍛造アルミホイール「スパイダー」(5種類の仕上げから選択可能)を標準装着。
・バネ下重量を41ポンド(18.6kg)軽量化し、より俊敏で反応性の高いハンドリングに貢献する軽量高剛性のカーボンホイールを選択可能。
・マグネティック・ライド・コントロール4.0を含むサスペンションのチューニングや「シボレー コルベット」よりも大型のブレーキ(フロント6ピストン)の採用など、2023年型「コルベットZ06」は、「コルベット」史上最もサーキット走行に適したモデル。
・8速デュアルクラッチトランスミッションの最終減速比を「シボレー コルベット」よりも短い5.56に変更し、加速性能を向上。
・カーボンファイバートリムの使用を拡大し、新しいオプションを追加するなど、クオリティの高い素材と質感を備えた高級感溢れるコックピット。
・最高のサーキット性能と時速186マイルで「コルベット」史上最高の734ポンドのダウンフォースを提供するZ07パフォーマンスパッケージを設定。カーボンファイバー製ハイ・リアウイングとグランドエフェクト、シャーシの専用チューニング、マグネティック・ライド・コントロール専用のキャリブレーション、特注のミシュラン・カップ2 R ZPタイヤ、ならびにブレンボ カーボンセラミックブレーキとオプションのカーボンファイバーホイールなどが含まれる。
新型「Z06」はコルベットシリーズ随一の傑作だろう
2023年型「コルベット Z06」のトピックはやはりエンジン抜きには語れないだろう。搭載されるパワーユニットは新型5.5リッターDOHC V8エンジンで、サーキット走行に適したパフォーマンスモデルとして自然吸気方式に回帰。
エンジンの応答性と追従性のパフォーマンスの高さはNAエンジンの特徴だ。なお、これまで製造された量産型V8 NAエンジンを超えるパワーを目標に、軽量なフラットプレーンクランクシャフトを採用することで、大きなパワーを生み出すために必要な高い回転数を達成している。
新型LT6は、馬力があるだけでなく、「コルベット Z06」のサーキット走行に特化したパフォーマンスを叶えるために、8600rpmという高いエンジン回転数、フルレーシングスタイルのドライサンプオイルシステムから、綿密にチューニングされた吸排気システムに至るまで、徹底的に煮詰められている。
エンジンはアメ車伝統のOHVではなくDOHCを採用し、内部のパーツには鍛造アルミピストンと鍛造チタン製コンロッドなどの採用で、低重心化・高強度を実現。
ボディも空力やスタビティ向上のためによりワイドとなったほか、タイヤも前後異形サイズのハイパフォーマンスタイヤの装着となる(フロント20インチ・リヤ21インチ)。ブレーキはフロントに6ポッドキャリパーを装備したほか、オプションでカーボンセラミックローターやカーボンホイールなども扱う。
そのほかにも、走りに対する装備として以下のようなシステムも組み込まれている。 ・ローンチコントロール:トラックモードで使用可能で、オフラインでの加速を最大化。
・アクティブハンドリング(StabiliTrakエレクトロニックスタビリティコントロール):「Z06」はパフォーマンストラクションマネジメントを標準装備。
・トラクションコントロール:悪天候時の走行向けに、ウェザーモードトラクションコントロールやエンジントルクを調整。
・パフォーマンストラクションマネジメント:トラックモードで使用でき、サーキット走行に適したトルクリダクションとブレーキ介入を5段階で設定。
・電子制御式LSD:リミテッド・スリップ・デフの回転速度比を制御し、さまざまな走行条件でステアリング反応と安定性を調整。 インテリアには、レザーやカーボンをふんだんに使用し、走りに対するパフォーマンスだけでなく、車内空間の上質さにも拘っているのも見逃せない。エクステリアカラーは12色、シートは3種類、シートベルトは6種類から選択可能。2種類のインテリアカーボンファイバートリムパッケージに加え、ステルスアルミニウムトリムオプションを設定し、ブレーキキャリパーは6色から選択可能だ。
2023年型「コルベット Z06」は、2022年夏頃に生産が開始され、世界中での展開を予定しており、C8同様に右ハンドル仕様もラインアップされるとのこと。なお、日本での発売開始時期は未定だが、是非日本にも導入を熱望したい1台だ。
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みんなのコメント
今回のは、ヘッドライトがちょっと長目かなぁ・・・でも良いぞ!!