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新型カムリ試乗レポート フルTNGA第一弾はセダンの復権、再認識から たっぷりとカムリ!

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新型カムリ試乗レポート フルTNGA第一弾はセダンの復権、再認識から たっぷりとカムリ!

久しぶりに心揺さぶられるセダンがデビューした。トヨタ・カムリがフルモデルチェンジして、2017年7月10日から発売されている。試乗の機会があり、フルTNGAの第1弾となる新型カムリについてお伝えしよう。
<レポート:高橋 明/Akira Takahashi>

■選んで乗ってもらう新型カムリ
「もっといいクルマをつくろう」をスローガンにTNGAというキーワードで新展開しているトヨタの製品群だが、ミッドサイズセダンのカムリをフルTNGAとして新開発した。プラットフォームはもちろん、パワートレーン、インテリア、エクステリアデザインを一新するとともに、搭載位置やレイアウトなども一からの開発とした。すべてが一新されたトヨタの新しい新世代商品群のトップバッターとして新型カムリは投入されたのだ。

ちなみにプリウスやC-HRではパワートレーンなどの一部が従来からのユニットを使っていることなどから、すべてが新設計の「フルTNGA」になったと言えるのが、このカムリからになる。

カムリは1980年にFRでデビューし82年にはFFになって現在まで継続している息の長いモデル。国内ではそれほど目立たない存在だが、継続販売されているモデルだ。カムリのメインマーケットは北米というグローバルミッドサイズセダンで、100か国で販売され、アメリカでは15年連続販売台数1位という人気の量販モデルでもある。

ただし、台数販売は良い数字ではあるものの、「積極的に選択されているモデルなのか?」という視点からすると、ニックネームが「食パン」や「バニラアイス」といった、選んでおけば間違いない、という選ばれ方だったとトヨタは分析している。もっといいクルマをつくろうのスローガンの元、選んで乗ってもらうモデルにしようというのが、新型カムリの開発目標の大前提なのだ。

■選んでもらうためのデザイン
テーマは二つ。理屈抜きでカッコいいことと、意のままの走りができることという二つ。

新型カムリのデザインへのこだわりが、選んでもらうための重要な要素というわけだ。フルTNGAのデザインはボンネット高を下げ、ドライビングポジションも低くとり、シルエットも低重心になるように新設計している。フロントフェイスはキーンルックを進化させ個性的なデザインとし、ロー&ワイドな印象となるようにデザインしている。

サイドは後席居住性も考慮し、ルーフ後端を延ばし、のびやかなプロポーションを両立させ、サイドウインドウもコンパクトにすることで、スポーティな印象となるようにしている。リヤビューは、リヤショルダーを張り出した安定感のある造形で上級な車格に相応しいスタイルとしている。

インテリアもセンスを感じさせる内容になっている。エンジンフードを下げているため、インスツルメントパネルの厚みを抑え、良い視界を確保。センターコンソールも伝統的なT字型デザインから脱却したS字をモチーフにしたデザインになっている。

加飾部分でも継ぎ目のない金属調和加飾などの部品構成や、宝石のタイガーアイをイメージしたオーナメントパネルなど素材の見せ方や豊かな風合いにこだわったという上質なインテリアだ。

外板色はプラチナホワイトパールマイカ、グラファイトメタリックの新色を含む7色展開をしている。ちなみに、ボディサイズは全長4885mm×全幅1840mm×全高1445mm、ホイールベース2825mmで、価格は税込み329万4000円から419万5800円。

ライバルと位置付けられるモデルも難しいが、アコード、アテンザあたりになるだろうか。そのアコード・ハイブリッドはカムリより全長+60mmの4945mm、全幅は1850mm、全高1465mm、ホイールベース2775mm。価格は税込み385万円から410万円。また、アテンザは全長4865mmでカムリより-20mm、全幅1840mm、全高1450mm、ホイールベース2830mmで、ハイブリッドを持たないアテンザだと、上級グレードのAWDディーゼル・レザーパッケージで400万1400円あたりとの比較になるだろう。

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