マクラーレンが青とオレンジが懐かしいガルフカラーのハイパーカー・エルバをお披露目

英マクラーレン・オートモーティブは10月16日、ハイパーロードスター「エルバ」をガルフカラーに仕上げた「エルバ・ガルフ・テーマ by MSO」を「グッドウッド・スピードウィーク」でワールドプレミアした。

ラインナップの頂点「アルティメット・シリーズ」に属するエルバは、屋根やサイドウインドウ、ウインドスクリーンすら持たないロードスターボディが特徴。大胆なデザインは創設者ブルース・マクラーレンが初めてレース参戦した際のマシンをオマージュしており、フルオープンながら革新的な「アクティブ・エア・マネジメント・システム（AAMS）」により、コクピットには一定の快適性が確保されるという。

パワーユニットは最高出力815PS、最大トルク800Nmを発揮する4.0リッターV8ツインターボを搭載し、マクラーレンが得意とする軽量ボディも相まって、パフォーマンスは驚異的な水準に達する。

そのエルバをアイコニックなブルーとオレンジにペイントしたのがエルバ・ガルフ・テーマ by MSO。カスタマイズはマクラーレンとガルフオイルによる新たなパートナーシップ締結を記念したもので、両社の関係はマクラーレンがカンナムやF1に参戦した1960年代まで遡ることができる。90年代にはガルフカラーの「マクラーレンF1 GTR」がル・マンで活躍しており、記憶に残っているファンも多いだろう。

お披露目は、英国グッドウッド・モーターサーキットを舞台に、今年はクローズドイベントとして開催される「グッドウッド・スピードウィーク」で行われたが、あらゆる世代のレースカーが一堂に会する伝統のイベントで初登場となったのもこのマシンにふさわしい。

ビスポーク部門「MSO（マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ）」の手によるガルフカラーのペイントは、MSO経由で実際にオーダー可能。149台限定生産のエルバは、全台がオーナーの好みによってカスタマイゼーションされるとのこと。鮮やかなガルフカラーも仕様決定の際には有力な選択肢の1つとなりそうだ。

Comments

一瞬、マッハ号に見えた。

ラジエーターの廃熱がモロに顔に当たるのでは？もしそうなら冬は顔が温かいかも。
夏は暑すぎて乗れないんじゃないか。