現在開催中の「六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION(7月18日~8月23日)」に合わせ、マツダが『Be a driver. Experience at Roppongi』と題したユーザーとのコミュニケーションイベントを開催している。
7月21日の「ロードスターDAY」では、新型ロードスター開発主査の山本修弘さんとチーフデザイナーの中山雅さんに加え、4人の女性エンジニアが出席し、抽選で選ばれた約20名のユーザーを前に、開発における「こだわり」や「裏話」を披露した。
■“運転の愉しさ”って何だろう?
まずロードスター開発のスタートラインとして、“運転の愉しさ”という個人的かつ曖昧な感覚についての共通認識を進めたという。具体的には、27人のエンジニアが15台のクルマを同じ場所で一気に試乗し、どのクルマがどんな場面で“愉しい”と感じるのか意見を交し合った。
15台のラインナップは、歴代ロードスターやRX-8、デミオといったマツダ車から、BMW Z4、アウディTT、ポルシェ ケイマンS、ホンダS2000、ダイハツ コペンなど個性的な面々。その時のベストスリーをカウントダウンすると、第三位がRX-8、第二位が初代NAロードスター、そして第一位がケイマンSだったという。つまり新型NDロードスターは、ケイマンSをひとつのベンチマークとして開発が進められたわけだ。
■170kmの剛速球を可能に!?
実際の開発においては、開発主査やチーフデザイナーからの「170kmの剛速球を投げろ!というような困難な要求」に対し、エンジニアたちは「できないとは言わず、やってやろうという姿勢」で挑んだという。
たとえば、エンジン開発がほぼ終わっている段階での「エンジンスタート時のブリッピング、回転数がもう少し速く下がった方がカッコよくないか?」という要求に対しては、オルタネーターをあえて抵抗として活用するアイデアでクリアしたり、スポーツカーの命であるサウンドについても、音が通る道を聞き定めながら、300回以上のシミュレーションと100回以上のテストを重ねたという。そのコダワリぶりは尋常ではないと言っていいほどだが、エンジニアたちが楽しみながら困難に向かっていった様子が伺えた。
■人に言いたくなるトリビアも
また今回のイベントでは、マツダが考える理想的なドライビングポジション「無重力状態での宇宙遊泳」を女性エンジニアがユーモラスに演じたり、「地面に這いつくばって正面からロードスターを見上げると、クルマが笑っているように見える」「肉食動物と草食動物の決定的な違いは?(答えは「目の位置」。ロードスターはもちろん前者をモチーフにしている)」といったトリビアも披露されるなど、マニアックな話に終始せず、誰にでも分かりやすい言葉でマツダのコダワリを伝えようとしている姿勢が印象的だった。
トークショー後にはエンジニアを助手席に乗せたユーザーが公道に飛び出し、思い思いにオープンドライブを楽しんだ。あるユーザーは「乗り心地がすごく良くなっています。初代NAを所有していましたが、新型の上質な乗り味に驚きました」と満面の笑みを見せてくれた。
今からでも間に合う『Be a driver. Experience at Roppongi』は、「アクセラDAY(8月15日/16日)」と「デミオDAY(8月22日/23日)」。WEBからの申し込みは、7月27日まで! 作り手と直接顔を合わせ、「Be a driver.」への思いやこだわりを知れば、カーライフがもっと愉しくなること請け合いだ。
■『Be a driver. Experience at Roppongi』
日時:
8月15日(土)、16日(日)…アクセラ開発主査などが出席
8月22日(土)、23日(日)…デミオ開発主査などが出席
いずれも【10:00~13:00】および【13:30~16:30】の1日2回
場所:
六本木ヒルズ・メトロハット前もしくはグランドハイアット東京
詳細ならびに応募:
http://www2.mazda.co.jp/summer-station/mazda/
※締め切りは7月27日(月)
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