フロントカウルが目を引く!大型クルーザーモデル「レブル1100T」とは
皆さんこんにちは、高梨はづきです。 今回のコラムでは、AT限定でも乗れる大型クルーザーモデル、ホンダ『Rebel 1100 T DCT』をお届けするよ!
【画像】ホンダの大型クルーザーモデル『Rebel 1100 T DCT』の画像を見る(15枚)
レブルシリーズといえば、250ccモデルに一度乗ったことがあるね。初心者に乗りやすくて女子人気もかなり高い車両だったことを覚えているよ。わたし自身、自分のバイクを購入する際、候補のひとつに挙がってたくらい!
そんな好印象のレブルだけど、今回は大型車両に乗れるということでとっても楽しみにしてたんだ!
初対面は、大型車両といえど想像していたよりもかなりコンパクト、かつスタイリッシュ。もっとゴツいのかと思っていたからこれは嬉しい誤算だなぁ。排気量が大きいから車体も大きくなるってわけでもないんだ…と改めて思ったけど、これって小柄な体型の方には、かなりありがたい仕様だよね。
レブルの形って、アメリカンとネイキッドを組み合わせた不思議なスタイルじゃない? この見た目のバイクって他に思い浮かばないから、そういうスタイルも人気の秘訣なんだろうなと思ったり。
フロントには、ハンドル部分をしっかり覆ったカウルを装備しているよ。これは無印のRebel1100にはないRebel1100Tだけの標準仕様だね。大型のフロントカウルは、まるでエイがピタッと張り付いたような愛らしくて面白い形。
スピードを出した時に、グローブへの風圧を軽減してくれたり、寒さをしのぐのにかなり役立ってくれそうなカウルだね。
リアタイヤの両サイドにはサイドバッグが標準装備されていて、これも1100Tだけの仕様になっているよ。レインウェアや小道具など右16L/左19Lの荷物が収納出来るようになっていて、まさにツーリングにはもってこいの装備だ!
いざ、またがってみよう!
シート高700mmと着座位置が低いので、わたし(身長:158cm)でも両足ベッタリ接地することができた!
タンクとシートがギュッとくびれているので、スポーティに乗ることもできそうでいいね。それにシート高が低いから、タンデムシート上に荷物を沢山積載しても、またがる時、苦労しなさそうなのはポイント高い。
ステップに足を掛けてみようかなと思ってヒョイっと足を乗せようとしても…あれ?スムーズに足が置けない…って思ったら、思ったより少し手前にステップがあるんだね。慣れるまでは少し時間がかかりそうかな?
乗車姿勢は、骨盤を立てるというよりも少し尾てい骨を乗せるような格好。ハンドルが遠く感じて、少し前のめりで腕を上げるので、長距離では肩が凝りそうだな~という感想かな。低身長のひとは乗る前にどんな乗車姿勢になるか必ず確認した方が良さそうだね。
ちなみに、シートはフカフカでお尻に優しかったよ!
ハンドルを左右に振ってみて、重みは感じるものの取り回しづらそうなイヤな感じはなかったな。車重248kgあるけど、コンパクトに造られているからか、女性でも余裕で押し歩きできるよ。安心してね。
エンジンをかけてみよう!
タンク左下にあるキーを回し、セルを押すと2気筒の低音のマフラー音がドコドコと聴こえてきた。
今回試乗するレブル1100T DCTは、クラッチレバーが付いていないの。さらにはギヤの変速ペダルもないよ。だから、AT限定の免許を持っていればだれでも乗れるバイクなんだって。右のスイッチボックスにあるギヤボタンを操作すれば、マニュアルモードに切り替えることも可能で、ギヤを変える時は左手にある+-ボタンで操作していくよ。
では、出発していく!けどその前に…
発進する時は、ニュートラルからドライブに入れるために右手にあるDボタンを押すんだけど、これが車みたいで楽しい~。
さらにメーターに目をやると、何やら横文字の表示がある。気になっていじってみると、Rebel1100Tでは[スタンダード][スポーツ][レイン][ユーザー]と4つの走行モードの中から選ぶことができるんだね。乗り手の好みのフィーリングを探せるのは嬉しいポイントだよね。
さらに、モードを切り替えるボタンを押しながらメーターを覗いていたら、P、T、EB(パワー、トラクション、エンジンブレーキ)のメモリがある。これは、それぞれの走行モードでの強弱をメーターにして、分かりやすく表示してくれているんだって。細かい特性を数値で見える化してくれる、なんてわかりやすくって良いメーターだろう…。
今回、わたしは、スタンダードとスポーツの2モードに絞って走行してみたんだけど、モードを切り替えるだけで全然別のバイクみたいに楽しめちゃうことにすごく驚いた!
スタンダードは、その名の通り、P、T、EB全て均一に設定されていて、アクセルをグイッと捻ると滑らかにスタートしてくれて、車体の重みもそこそこ感じさせながら、重心が下にある安定した走り出しだったよ。
加速も伸びが良く、力強さも感じられ、乗り手をしっかり運んでくれるような包容力が備わっているような乗り心地だね。
カーブもブレることなく安定していて不安を感じなかったよ。エンジンブレーキ、ブレーキもしっかり効いてくれた。スタンダードの設定がそもそも良いので、引っ掛かりを感じるようなこともなく、偏りのない優秀そのものといったモードで満足。長距離をライディングする際には何も考えずこれでいいかな~と思う!
一方、スポーツモードは、特にP(パワー)に比重を置いたモードだった。このスポーツモードがとにかく面白くてね、ハマっちゃったの!
まず、スタートダッシュでアクセルをグイッと捻ると、かなり素直に反応してくれて、走り出しの足回りは軽やかで車重が変わったかのような気さえしてくる。そしてジェットコースターに乗ったかのようにいきなりスパーーンって走り出てくれるのが気持ち良くて! 体が置いてかれて、胃も浮いてヒヤッとするような感覚。遊園地に置いてあるフリーフォールを瞬間的に楽しんでいるような加速感もあり、Rebel1100Tの底力を体感できて本当に楽しかった。
キャンプ用品とか重い荷物を乗せた時も、スポーツモードならそれを感じさせることなく走ることができそう。スタートダッシュするたびにワクワクしたし、走行中にちょっとアクセルを回すのすらアトラクションみたいで楽しすぎて、つい何度も試しちゃった。(笑)
コーナリングは、スタンダードと比べて軽いように感じたけど、DCTのおかげで不安定になることはなかったよ。走行中、メーターで今が何速なのか表示してくれるだけど、勝手に切り替わっていくのも見れるから、チラチラ確認するのも面白かったな。
Rebel1100Tは、ETC2.0やグリップヒーターも標準装備されているんだ。この先2.0じゃないと入れない高速道路が出てくるような噂があるから、これはありがたいし、寒い時期にはグリップヒーターが嬉しいよね。
このバイクに乗ると、乗り手を守ってくれているような包容感があって、頼りになるなぁって思った。どんな場所でもモード切り替えで楽しめて、自分でモードも設定できるからどんな路面も対応してくれるマルチバイクだったよ。
長距離運転には、DCT機能が最強なことがわかった。大型バイクってどうしてもシフトレバーが重くて、それだけで疲れちゃうこともあるしね。気になる人は、試乗できるところも多いみたいだから調べてみてね!
…ということで、本日はここまで。 また8のつく日にお会いしましょう~♪
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(幻魔大戦)