非力なコンパクトカーや旧車にも装着可能! 気になる電動クーラーの秘密に迫る
クーラーのない旧車にとって炎天下は大敵です。しかし最近、コンパクトカーや特殊なレイアウトの車両などにも簡単に装着できる「電動コンプレッサー式クーラーキット」がCRUIZEから登場し、旧車界隈で話題となっています。今回は実際に装着したクラシックカーを見ながら、どんな場合に電動クーラーが有効なのかを見ていきます。
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
メルセデス・ベンツ W114:ビンテージベンツが快適クルーザーに
まずはCRUIZE代表の鶴見さんが個人的に所有しているメルセデス・ベンツのW114型「230/6」への装着例を見せてもらった。もともとクーラーが装着されていなかったドイツ本国仕様なので、ダッシュ下にキット付属のエバポレーター(吹き出し口)を設置している。
コンプレッサーはエンジンルーム内にスペースがあったので、バッテリー横に設置。これによって電気の配線もクーラーの配管も必要以上に長くならない効率的な配置となっている。ちなみにオルタネーターを純正から国産の150Aタイプに交換することで、電力不足になることは皆無。純正サイズのバッテリーのままでもOKだという。
コンデンサーはラジエターの前に十分なスペースがあったため、ここに設置し、電動ファンを設置。ちなみにラジエターとコンデンサーの間から風が横に逃げないように導風板を設置することで、効率よく冷却できるよう工夫してあり、真夏でも快適なドライブができるそうだ。
ダットサン ブルーバード(510系):旧車のチューニングカーこそ電動クーラーが便利
続けて紹介するのは、古い510型ダットサン「ブルーバード」のショーカーに電動クーラーを装着した例だ。オーナーはカメラマンの平野さん。電動にした最大の理由は、美しくディテールアップしたエンジンルームにコンプレッサーを装着したくないから。そのため電動コンプレッサーやエバポレーターはトランク内に設置し、配管はアルミパイプで見せるセットアップとするなどショーカーらしい工夫が随所に見られるのだ。
ちなみにコンデンサーもエンジンの冷却に影響を及ぼさないよう車体下部のリアデフ後部に設置。これによってリアにユニット全体が集中している。
さらに最近フロントのダッシュ下にもう1個のエバポレーターを追加で装着。当初はシート後部から冷風が吹き出していたが、現在はフロント側から吹き出すことで快適な夏を過ごすことができるようになったそうだ。
フォルクスワーゲン タイプ1:エンジンパワーのロスなく快適に! 空冷VW専用キットも登場
最後に紹介するのは長谷川さんが乗る、1951年式フォルクスワーゲン「タイプ1」だ。このビートルもショーカーとしてエンジンをツインキャブ化したりディテールアップしていることで、エンジンルームにコンプレッサーを装着するスペースがないため、電動クーラーを採用したそうだ。
リアにエンジンがあり、フロントにトランクがあるビートル特有のレイアウトを考慮して、各パーツの設置は独特だ。コンプレッサーはフロントトランク内に設置。さらにトランク前端にあるスペアタイヤを格納するスペースを利用してエバポレーターを設置し、ダクトを使って車内に冷気を引き込んでいる。車内もショーカーゆえに吹き出し口をダッシュ下に目立たないように設置。クーラー装着車であることは外観からはほとんど分からないようにこだわって設置されている。
ちなみにクラシックVWについては、横浜の空冷VW専門店「FLAT4」とのコラボレーションで各モデル別にキット化されており、簡単に装着できるようになっているそうだ。
豊富なオプションとアイデア次第で幅広い車種に装着できる
このように、幅広い車種にそれぞれの取り付け方法で装着できるのが電動コンプレッサー式クーラーの最大の魅力であることが分かっていただけただろう。とにかく装着する車種ごとにレイアウトや装着方法の自由度が高いのだ。
他にも、もとは純正クーラーが搭載されていたがコンプレッサーなどの純正パーツ供給が難しくなった車種に、純正のエバポレーターやコンデンサーをそのまま流用してコンプレッサーのみ電動に置き換える「ニューレトロフィット」とも言える活用法もあるそうで、実際にBMWのE24(初代「6シリーズ」)の専門店による装着例があるそうだ。
さまざまな可能性を秘めた電動クーラーキット。他にも多くの車種に装着例が続々増えているそうなので、気になる人は問い合わせてみてほしい。
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