サンシェードから断熱ガラスまで“夏場に効果あり”な快適向上計画
今年の夏は異常な暑さでございます。先日にフリーマーケット(車両持ち込み)に出品したのですが、会期中はエンジンを停止しなければならず、軽い熱中症になってしまいました。愛車の外気温計は50℃。ちなみに、取り扱い説明書を調べると最高温度の表示は50℃までと書いてありました。どうでもいいハナシですいません。とはいえ、夏になると「短時間でも子どもを車内に置き去りにしないで」と呼びかけているのにも関わらず、痛ましい事故が起きています。この前は6匹のワンちゃんが亡くなるという痛ましい事案がありましたね。たとえエアコンを利かせていても、外気温35℃の炎天下にエンジンを止めるとすぐに30℃まで上昇。10分後には37℃、20分後には45℃、2時間後には50℃という実証実験を行ないましたが、今夏はちょっとした買い物後でもあっという間に車内はサウナ状態です。
【試してみた】紫外線99%カットできる透明フィルムの実力はホンモノか!?
というわけで、これまでも猛暑に打ち勝つための記事を展開してきましたが、「真夏に取り入れておきたい断熱アイテムのまとめ」をご紹介しましょう。
側面の窓にジャストフィットなサンシェード
断熱の予防策としてサンシェードが存在しますが、太陽光はサイドやリアからも降り注ぐためにフロントウインドウ用だけでは、全方位までカバーできません。例えば、「プロテクタ」の『レーザーシェード』ならば、サイドとリヤガラスからの紫外線をシャットアウトできちゃいます。しかも、ワンタッチで取り付けできるうえ、車種別設定なのでフィッティングもバツグン。特殊メッシュ構造により、紫外線を70%近くカットしてくれるんです。
車内の温度上昇を抑えるだけでなく、日焼け対策にも効果を発揮。奥様やお子さんからのクレームも70%近くは解消できるのではないでしょうか。
フロントガラスにも貼れる透明断熱フィルム
ウインドウフィルムは、夏場にこそ施工しておきたいもの。しかし、暑さの原因となる赤外線や、日焼けを防ぐフィルムといえば、スモークタイプをイメージしませんか。ちなみに、あのジリジリした感じは太陽光に含まれる紫外線(UV)によるもの。紫外線は、肌荒れやシミの原因、さらにダッシュボードやシートといったクルマのパーツも劣化させちゃうんです。しかし、UVカットだけでは暑さは防げません。そこで、透明のIR(赤外線)カットフィルムの出番。いまでは数多く出回っていて、例えばウィンコスの『IR-90HD』というフィルムは、近赤外線を90%以上、紫外線は99%カットできます。
しかも、可視光線透過率89%と車検もパスできる仕様で、フロントガラスを含めたすべての窓に施工可能。カーフィルムは、ガラスの飛散防止効果もあるので、万が一の事故などでガラスが破損しても飛び散らず、安全性も確保できますよ。
オシャレ感もアップできる車検対応カラーガラス
赤みがかったシャイニングローズのフロントウインドウといえば、「ゼロコーポレーション」の『ソーラーインパクト』。こちらはフィルムではなく、フロントガラスごと交換するもの。高級輸入車風なカラードガラスとして、カスタムユーザーからも注目を集めていますが、注目すべきポイントはそれだけではございません。というのも、紫外線は約99%カットしてくれるほか、ジリジリ感を和らげてくれるので車内の快適性は格段にアップ。2枚のガラスに挟まれた特殊金属被膜が太陽光を反射する仕組みで、プライバシー保護効果も上々なのです。
また、輻射熱(赤外線)も60%カット。夏は赤外線をカットして涼しく、冬は車内の熱を逃がしにくいのですね。しかも車検にも対応しており、日本の厳しい工業規格”JISマーク”も取得済み。価格はミニバンクラスで約6万円~。簡単には手が届きませんが、飛び石などでガラス交換のタイミングならば一考してみてはいかがでしょうか。
ボディごと断熱してしまう究極の裏メニュー
カーオーディオ関連のデッドニング材とは異なる防振材を、フロア面やドアなどに施工。『サイレントコート』という車体のデッドニングメニューの目的は、自動車の騒音や振動を抑制すること。聞けば、ワンランク上の高級車に乗り換えたと思うほどで、長距離運転でも疲れにくく、同乗者にもストレスのないドライブになるそうです。
騒音や振動を抑制するばかりか、断熱効果によりエアコンの効きも改善。特にルーフへの施工は効果的で、断熱のほかにも雨音を打ち消す防音効果も得られるようです。ハッチバックやミニバンなど、ルーフの面積が大きいほど期待できそうですね。
アイドリングストップの機能をストップ
環境には優しいアイドリングストップ機能ですが、アクセルを踏んでから一瞬発進が遅れる、信号待ちでエアコンが効かないなど、意外と不便なことがありますよね。このアイドリングストップは、機能をオフにすることもできますが、エンジンを切るたびに再びアイドリングストップがONに戻ってしまう。ということで、エンジン始動時から「オフ(OFF)」に任意設定できるのがデータシステムの「R SPEC アイドリングストップコントローラー」。
機能のON/OFFは純正スイッチを使用するので、見た目は変わらずスマート。また、エンジン始動時にアイドリングストップがONになる純正モードも搭載しているので、必要に応じて機能を使い分けることもできますよ。
(レポート:ちんサブ)
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