現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「次期型に負けてたまるか!」トラスト最新の20RXタービンをブチ込んだBRZ通勤快速スペック

ここから本文です

「次期型に負けてたまるか!」トラスト最新の20RXタービンをブチ込んだBRZ通勤快速スペック

掲載 更新 33
「次期型に負けてたまるか!」トラスト最新の20RXタービンをブチ込んだBRZ通勤快速スペック

最強FRチューンド仕様を目指したBRZ

550馬力ターボ+6速シーケンシャル搭載!

「次期型に負けてたまるか!」トラスト最新の20RXタービンをブチ込んだBRZ通勤快速スペック

2020年末に北米仕様が公開され、巷では次期モデルの登場が期待されているBRZ。しかし、チューニングの世界ではまだまだ現行モデルのパフォーマンスアップも終わりを見せる気配はない。

そんな現行モデルの底力を見せ付けるべく、“ピットロードM”が総力を挙げて作り上げたのがこのマシン。2020年12月17日に鈴鹿サーキットで行われたRH9走行会に向けて作業を進め、シェイクダウンでその実力を見せてくれた。

サーキットでも抜群の存在感となっている迫力のワイドボディはまるでデモ車のようだが、実際はユーザーの依頼を受けて仕上げたもの。エクステリアの構成はワイドボディキットがトラストとロケットバニーを組み合わせたもの。フロントリップはバリス、リヤディフューザーがクレイブ、カーボンボンネットがプロコンポジットだが、ピットロードMの調整により完璧な一体感に仕上がっている。

パワー系は、それまでのトラストT620Zボルトオンターボ仕様からさらなるパワーの獲得を目指して再チューン。FA20エンジンはHKS2.2Lキットで排気量を拡大。ヘッドはJUNのリフレッシュキットでオーバーホールが施され、IN260度、EX290度という攻めた設定のカムシャフトをセットしている。

組み合わせるタービンはトラストの新型TD06SH-20RX。エンジン制御はエピファン(書き込みツール)によるオリジナルセッティングで、最大ブースト1.4キロの設定で最高出力550ps、最大トルク62kgmを発揮する。

エキゾーストマフラーはトラスト製を加工したスペシャル品。インタークーラーやオイルクーラーなど冷却系もトラスト製でまとめ上げられている。

パワーを受け止めるミッションは、クワイフの6速シーケンシャルタイプ。街乗りでの使い勝手を考えて当初はZ34純正の流用を勧めたが、オーナーの「どうせやるなら誰もやってない究極の仕様を!」ということで導入することになったそうだ。

シフトゲートに違和感なく収まっているが、実際はボディ側に大幅な加工を施しながらインストールしたものだ。その他、ドライブトレインではATSカーボンLSD、ナガオテテクノの強化ドライブシャフトをセットしている。

サスペンションはピットロードMとスピリットのコラボによるスペシャル車高調で、バネレートは前後とも18kg/mm。リヤはストロークを確保するためのヘルパースプリングがセットされる。

ブレーキもD2ジャパン製に変更してキッチリと強化。フロントは6ポットキャリパーに356mmローター、リヤは4ポットキャリパーに356mmローターとなっている。

ホイール&タイヤは、フロントがボルクレーシングZE40(10J×18+20)にアドバンネオバ(265/35)、リヤがグラムライツ57CR(10.5J×18+12)にアドバンネオバ(295/30)をセット。

インテリアもスペシャルな仕上がりで、まず目に付くのは特注ペイントが施されたレカロRMS。助手席はリクライニングタイプのSR7クラシックを組み合わせる。MOMO-GT50ステアリングの前方にセットされたオールインワンメーターは、デフィのマルチディスプレイDSDFだ。

このチューンドに試乗した堤 優威選手は「ターボパワーとシーケンシャルミッションのおかげでサーキットをかなり楽しく走れたが、ハイグリップタイヤを与えればさらにタイム短縮(2分20秒486)が可能なポテンシャルを秘めている」と高評価。BRZの可能性を徹底追及したフルチューン仕様、恐るべしだ。

●取材協力:ピットロードM 兵庫県姫路市安富町安志912 TEL:0790-66-3359

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
レクサス「FRスポーツカー」がスゴイ! 5リッター「V8」&4.7m級の“美しすぎる”「流麗ボディ」採用! 豪華内装もイイ「LC」とは
くるまのニュース
フェルスタッペン、特化仕様のリヤウイングがなく「2戦を棒に振っている」予算の影響で2022年から”割り切り”
フェルスタッペン、特化仕様のリヤウイングがなく「2戦を棒に振っている」予算の影響で2022年から”割り切り”
motorsport.com 日本版
高性能Aクラスの集大成、メルセデスAMG『A45 S ファイナルエディション』が限定発売
高性能Aクラスの集大成、メルセデスAMG『A45 S ファイナルエディション』が限定発売
レスポンス
「いきなりステージから現れたんだ」エバンス、WRCラリージャパン“一般車両乱入事件”を語る。当該SSは安全確保のため中止に
「いきなりステージから現れたんだ」エバンス、WRCラリージャパン“一般車両乱入事件”を語る。当該SSは安全確保のため中止に
motorsport.com 日本版
ラスベガス予選で50G超大クラッシュのコラピント、決勝前に再度メディカルチェックへ。「彼の体調が何より重要」とウイリアムズ
ラスベガス予選で50G超大クラッシュのコラピント、決勝前に再度メディカルチェックへ。「彼の体調が何より重要」とウイリアムズ
motorsport.com 日本版
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
スバル新型「プレオ」発表に期待の声! “約100万円”の「コスパ最強」軽セダンは実用性バツグン! スバルらしい「水平対向エンジン×MT搭載」を求める声も!
くるまのニュース
BMW、ディーゼルエンジン車8車種のリコール…最悪の場合は車両火災に
BMW、ディーゼルエンジン車8車種のリコール…最悪の場合は車両火災に
レスポンス
近藤真彦率いるKONDO RACINGを応援する2名の「リアライズガールズ」はだれ? 王道のコスチュームをカッコ可愛く着こなす2人にも注目です
近藤真彦率いるKONDO RACINGを応援する2名の「リアライズガールズ」はだれ? 王道のコスチュームをカッコ可愛く着こなす2人にも注目です
Auto Messe Web
ラリージャパンでアルピーヌA110RGTに同乗試乗! まったく別モノかと思ったら量産モデルに通じる走りだった
ラリージャパンでアルピーヌA110RGTに同乗試乗! まったく別モノかと思ったら量産モデルに通じる走りだった
WEB CARTOP
ラリージャパンで競技区間進入の一般車、スタッフの制止振り切り検問突破していたことが明らかに。実行委員会は被害届を提出予定
ラリージャパンで競技区間進入の一般車、スタッフの制止振り切り検問突破していたことが明らかに。実行委員会は被害届を提出予定
motorsport.com 日本版
ラッセル、予想外のポールポジションに歓喜。コースイン遅らせる判断が奏功「フロントロウの自信はあったけどね!」
ラッセル、予想外のポールポジションに歓喜。コースイン遅らせる判断が奏功「フロントロウの自信はあったけどね!」
motorsport.com 日本版
中型トラックの枠を超えた「超過酷仕様」!フォード レンジャー スーパーデューティ、2026年発売へ
中型トラックの枠を超えた「超過酷仕様」!フォード レンジャー スーパーデューティ、2026年発売へ
レスポンス
なんじゃこの「付け髭」感! デザイナーの意思をガン無視した「5マイルバンパー」はアリかナシか?
なんじゃこの「付け髭」感! デザイナーの意思をガン無視した「5マイルバンパー」はアリかナシか?
WEB CARTOP
超イケてる新型ムラーノをデザインのプロが分析! 個性を主張する「デジタルVモーション」の使いすぎには要注意
超イケてる新型ムラーノをデザインのプロが分析! 個性を主張する「デジタルVモーション」の使いすぎには要注意
WEB CARTOP
女性チームのアイアン・デイムスがポルシェにスイッチ。LMGT3初年度はランボルギーニを使用
女性チームのアイアン・デイムスがポルシェにスイッチ。LMGT3初年度はランボルギーニを使用
AUTOSPORT web
角田裕毅、ラスベガスで躍動し予選7番手「ミスター・ガスリーには離されたけど……アタックには満足。良いフィードバックもできている」
角田裕毅、ラスベガスで躍動し予選7番手「ミスター・ガスリーには離されたけど……アタックには満足。良いフィードバックもできている」
motorsport.com 日本版
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
まるで「“ミニ”フェアレディZ」!? 全長4.1mの日産「コンパクトクーペ」が斬新すぎる! 短命に終わった「NXクーペ」とは?
くるまのニュース
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
【ラリージャパン 2024】開幕!! 全行程1000km、SSは300kmの長く熱い戦い
レスポンス

みんなのコメント

33件
  • これだけ速いなら次期型なんか相手じゃないだから、わざわざ張り合わなくてもよかろう。

    変なタイトルだな。
  • BRZのコメントになると酷いのばかり
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索
BRZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村