レクサスの新しいSUVは見どころ満載だ!
現行RXよりほんのわずか小さい
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4月20日、レクサスは、BEV(バッテリー式電気自動車)専用モデルである新型「RZ」の詳細を発表した。
現在、レクサスは2030年までにすべてのカテゴリーでBEVのフルラインアップを実現し、2035年にはグローバルでBEV100%の販売を目指している。こうしたなか、ブランド初のBEV専用モデルとして新型RZは開発された。
ボディサイズは全長×全幅×全高:4805×1895×1635mm。現行の「RX450h “version L”」が全長×全幅×全高:4890×1895×1710mmだから、ほんのわずか小さい。ミドルクラスに属するSUVだ。
エクステリアは、大径タイヤの四隅配置と、リアタイヤをワイドトレッド化した前後異形タイヤによる低重心なスタンスによって走りの良さを追求した。
グリルレスのフロントまわりは、“スピンドルボディ”と呼ぶデザインだ。グリル開口部分の内燃機冷却用構造を必要としないBEVの特徴を反映したものである。さらに立体的なフロントフェンダーや、フロントバンパーの造形や配色によってレクサスのBEVであることを主張する。
リアまわりには、水平にのびたリアコンビネーションランプと新型「NX」から続く新たなLEXUSロゴタイプが目をひく。ボディカラーは、ブロンズの「ソニックカッパー」などを含む計6色を設定。くわえて、ルーフなどがブラックになる2トーン仕様も選べる。
インテリアでは、インパネを低く配置し開放感を高めた。人工皮革の「ウルトラスエード」をドアトリムやシートなどに、木目調パネルをコンソールアッパーパネルなどに使う。
センターディスプレイは大型のタッチディスプレイで、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約した。レクサス初のダイヤルシフトノブをセンターコンソールに配置した。
アンビエントイルミネーション機能も搭載。14色を推奨カラーとして設定する。世界初の「陰影イルミネーション」はドアの開閉時、ドアトリムオーナメントに投影された光の陰影が変化する仕掛けだ。
快適性を高める装備
高効率ヒートポンプシステムと輻射熱ヒーター(フィルム式) によってEV航続距離を最大化。輻射熱ヒーターは最高約100℃まで昇温可能で、素早く乗員の足元を温める快適性と人体が接触すると瞬時に温度を下げる技術により安全性を両立した。
温熱デバイス(シートヒーター、輻射熱ヒーター)の使用時にエアコンと協調し、電池消費を抑えつつ、温かな室温を提供する制御を導入した。
パノラマルーフは、サンシェードを廃止。これは、床下へのバッテリー搭載に伴う床面上昇により、乗員のヘッドクリアランスが圧迫されるのを避けるためだ。
ルーフガラスにはレクサス初の調光機能を設けた。
ドアのアンラッチ機構をスイッチによる電気制御「e-ラッチシステム」に置き換えられた。これにより、外からはドアハンドルを軽く握るだけでドアが開けられる。室内からは専用スイッチを押せばドアがスムーズに開く。
さらに専用のスマートフォンアプリをインストールすれば、スマートフォンをデジタルキーとして使用出来る。スマートフォンを携帯していれば画面操作なしでドアのロック、アンロック、エンジンスタートが出来るのは便利だ。
航続可能距離は約450kmを予定
プラットフォームは、レクサス初となるBEV専用の「e-TNGA」。バッテリーの車両フロア下への搭載による低重心・低慣性モーメントという運動性能の素性に優れた特徴を活かし、操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立した。
走行性能を高めるべく、ラジエーターサポート部の補強とV字状のブレースを追加し、ボディを強化。グレードによってフロント、リアにパフォーマンスダンパーを設定する。
サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リアにはトレーリングアーム式ダブルウィッシュボーンだ。
路面入力の周波数に応じて伸び側ストロークの減衰力を変化させ、乗り心地を損なうことなく高い操縦安定性を提供する周波数感応アブソーバー「FRD II」は、レクサス初だ。
モーターは、フロントが150kWでリアが80kW。電池容量は71.4kWh、満充電時の航続可能距離は約450kmを予定する。
走りのコンセプトは“The Natural”。運転状況や路面の状態に応じて前後の駆動力をコントロールする四輪駆動力システム「DIRECT4」をベースに、ドライバーの操作に対して車両が素直に応える乗り味を実現した。
DIRECT4の駆動力配分制御は、車輪速センサー、加速度センサー、舵角センサーなどのセンサー情報を用いて、前輪:後輪=100:0~0:100の間で制御し、発進加速性、操縦安定性の向上、低電費に貢献する。
発進時、直進加速時は、車両のピッチングを抑え、ダイレクトな加速感が得られるように、前輪:後輪= 60:40~40:60程度で制御。コーナリング時には車速、舵角などの情報を用いて、走行状態に合わせて駆動力配分を最適に制御する。ステアリングの切り始めにはフロント寄りの駆動力配分(75:25~50:50)、コーナー脱出時はリア寄りの駆動力配分(50:50~20:80)とした。
モーター、トランスアクスル、インバーターを完全一体化した「eAxle」も新開発。フロントのeAxleは前後方向に短いシステム配置とし、リアのeAxleも低背な配置により、室内や荷室空間の拡大につながるパッケージとした。
新しいステアリング制御とステアバイワイヤをレクサスとして初採用。ステアリング操舵角を約±150°に設定し、交差点やUターン、車庫入れ、ワインディングなどの運転シーンにおいて、ステアリングを持ち替える必要のない運転操作を可能とした。持ち替え不要になったことで、ステアリング形状とメーターの配置を機能に基づき抜本的に見直し、結果、異形ステアリングとなった。
ステアバイワイヤでは、ステアリングとタイヤの間で電気信号を介した操舵情報や路面情報のやり取りがおこなわれる。たとえばタイヤやブレーキから伝わる運転に不要な振動は遮断し、ロードインフォメーションなどの運転に必要な情報のみをドライバーに伝達する。車両状態に応じてステアリング・ギア比を最適化し、車両の取りまわし性が向上した。
最新の運転支援機能を搭載
電池や充電にも注目したい。電池制御技術の向上により世界トップクラスの電池容量維持率(10年後90%以上)を確保。充電機能の高出力化対応により、各国におけるユーザーのニーズに応じた充電を可能にした。
一般的にリチウムイオン電池は低温時に入出力性能が低下するが、新しい「電池昇温システム」(電池昇温用低電圧ヒーターにくわえて、空調用高電圧ヒーターを活用)によって、冬季、寒冷地でも短時間での充電が可能となった。
先進安全装備パッケージ「Lexus Safety System +」を搭載。レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)は、ドライバーの脇見や眠気の注意喚起機能が有効時、ドライバーに注意喚起を行うとともに、操舵支援などの制御が入る。
ドライバー異常時対応システム「EDSS」は、 ドライバーの運転姿勢が大きく崩れた場合等に、システムはドライバーの運転継続が困難と判断。ハザードランプの点滅など周囲に警告をおこないながら緩やかに減速し、車線内に停車する。
「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」によってハンズオフ運転を実現。自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h~約40km/h)、レーダークルーズコントロール及びレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動。認知、判断、操作を支援する。
新型RZのグレード構成や価格などは今後明らかになる。数多くの新機構を搭載する、レクサスのまったく新しいSUVだけに、注目を集めるのは間違いない!
文・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
これはウケそう
値段の安いマツダの方が遥かに高級感あるのは情けない。