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カイエン・ターボ2017年モデル、フランクフルトで登場 4ℓV8は550ps 

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カイエン・ターボ2017年モデル、フランクフルトで登場 4ℓV8は550ps 

もくじ

ー さらなるパワー、トルク 550psの8気筒ツインターボ
ー 3チャンバーエアサスペンション 前後でサイズの異なるタイヤ
ー アダプティブルーフスポイラーとあたらしい高性能ブレーキ
ー さらにシャープなデザイン 内装もぜいたくな仕立て

【実車画像】ポルシェ911GT3ツーリング・パッケージ フランクフルト

さらなるパワー、トルク 550psの8気筒ツインターボ

カイエン・ターボの心臓部には、あたらしいターボチャージャーつき4ℓV8エンジンが搭載される。最高出力は先代モデルを30ps上回る550psで、最大トルクは2.0kg-mアップして78.5kg-mとなる。

あたらしい8速ティプトロニックSは、フルタイム4WDシステムの「ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム(PTM)」を通じて加速とスピードを高める。

新型ターボの0-100km/h加速タイムは4.1秒(スポーツクロノパッケージ装備車は3.9秒)で、最高速度は286km/hに達する。

ターボチャージャーはエンジンのV字ゾーンに配置される(「センターターボレイアウト」)。燃焼室とターボチャージャーの間の排気経路が短縮されるため、エンジンは特にレスポンスに優れ、またセンターターボレイアウトによってパワーの供給が大幅に向上しているという。

もうひとつの利点は、エンジンがコンパクトな構造となること。これにより低重心化され、コーナリング精度が向上するなど、ダイナミクスにプラスに働くとポルシェはいう。

3チャンバーエアサスペンション 前後でサイズの異なるタイヤ

カイエン・ターボのあたらしい軽量シャシーは、スポーツカーの精度、サルーンの快適性、オフロードカーの走破性という3つの長所を目指した。

特に、あたらしい3チャンバーエアサスペンションと電子制御ダンパーシステムPASMの組み合わせにより、幅広い路面状況への適応幅が増えたという。

前後でサイズの異なるタイヤ(標準装備でフロントが285/40、リアが315/35)というコンセプトは、スポーツカーの設計に由来するもの。

アダプティブエアサスペンションの設計において、スプリングストラットあたり3つのエアチャンバーが使用されているため、異なるバネ定数のマップ制御ができる。

6つのレベルの車高が選択可能で、オフロードの地形に応じて手動で最低地上高を調節することができる。オンロードおよびオフロード走行向けのあたらしい5つの走行プログラムにおいても、最低地上高はアクティブ制御される。

さらに、オプション装備である
・リアアクスルステアリング
・ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)
・ポルシェトルクベクタリングプラス(PTV Plus)
などによって補完すれば、新型カイエン・ターボはスポーツカーと同じダイナミクスを獲得するという。

アダプティブルーフスポイラーとあたらしい高性能ブレーキ

アダプティブルーフスポイラーは、ポジションに応じて効率の最適化やリアアクスルのダウンフォース増化に加え、エアブレーキポジションでは高速走行時の制動距離を短縮する。

この結果、250km/hからフルブレーキングした場合、このSUVはアダプティブルーフスポイラー非装備の場合と比べて最大2m手前で停止する。

エアロダイナミクスシステムがフットブレーキを補完する役割も果たすことになる。

カイエン・ターボに標準装備されるあたらしい高性能ブレーキシステムであるポルシェ・サーフェス・コーテッド・ブレーキ(PSCB)は、鋳鉄製ディスクにタングステンカーバイド層をコーティングしたもので、これによって制動性能と耐摩耗性が向上すると同時に、ブレーキダストの量も低減するため、リムが汚れにくくなっている。

ブレーキプログラムにおける最高のシステムは、オプションのポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ(PCCB)であり続けるとポルシェは主張する。

さらにシャープなデザイン 内装もぜいたくな仕立て

エクスクルーシブなフロントエンドとポルシェ・ダイナミック・ライトシステム(PDLS)のLEDメインヘッドライトを備えたカイエン・ターボは、他を圧倒する外観を備えています。

夜間は2列のフロントライトモジュールによって他のカイエンモデルから区別される。

サイドビューの特徴は、塗装仕上げホイールアーチトリムを備えたワイドなホイールアーチに収まる、トップモデル専用の標準装備の21インチターボ・ホイールだ。

リアエンドで鍵を握る特徴となるのは、ターボ専用のツインテールパイプ。ドアトリムとリアエプロンはボディカラー塗装仕上げとなる。

インテリアは、完全にネットワーク化されたSUVのほぼ全ての車両機能は、ポルシェ・アドバンストコックピットの高解像度ディスプレイとタッチスクリーンを用いて表示/操作することができる。

710WのBOSEサラウンドシステムが標準装備。18way調整式のスポーツシートも備わる。一体型ヘッドレストはあたらしい機能で、これも911を彷彿とさせる。

ターボデザインのマルチファンクションスポーツステアリングと全てのシートにヒーターが標準装備される。

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