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1/24スケールで港303を、アゲイン。アオシマ製プラモ「あぶ刑事レパード」を作り込む・後編【モデルカーズ】

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1/24スケールで港303を、アゲイン。アオシマ製プラモ「あぶ刑事レパード」を作り込む・後編【モデルカーズ】

登場から30年以上を経て達成された悲願とは?

二代目レパードの実車と『あぶない刑事』シリーズとの関連、そしてそのプラモデルについては、前編の記事(下の「関連記事」参照)でもすでに述べた。ここでお目にかけている作例は、自動車模型専門誌「モデルカーズ」295号(2020年)の劇中車特集のために制作されたものである。その時に掲載された作者・飯尾氏による説明を、以下お読みいただこう。

あぶないF31が白ジャケットとともに登場!アオシマ製プラモ「あぶ刑事レパード」を作り込む・前編【モデルカーズ】

【画像46枚】ボディ塗装やインテリアの作り込みなど、制作の詳細を見る!

「『劇中車』とは、映画・ドラマなどに登場するクルマですが、当然、膨大な種類があります。個人的に改めて定義付けると、『主役級の存在感を示すクルマ』。この考えのもと国産車メインで選択すると、『あぶない刑事』ファンとしては『ゴールド・レパード』一択です。

今までも何度か作例になっているため、今回は『印象的なシーンや小物の再現』という課題が編集部から提示されました。映画『またまたあぶない刑事』での被弾シーンがまず浮かびましたが、既に作例として掲載されたことがあるため(小田島俊介氏の作品)、次に印象的な、同作のタカのジャケットをドアミラーに掛けたシーンを再現することにしました。

この二代目レパード(F31型)は1986年2月の登場。歴代レパードはコンセプトが迷走した結果四代目で終焉しましたが、初代・F30型は1980年10月に、近未来的なデザインと世界初ワイパー付きミラーなど先進的装備を身にまとい、華々しくデビューしました。しかし、パワートレインは旧態依然のL型6気筒エンジン、格下の910型ブルーバードのシャシー流用というアンバランスさが災いし、セールスは振るわず。

更に4か月後の1981年2月、ライバルとなるトヨタ・ソアラが登場。エレクトロニクス満載の先端技術、端正なクーペスタイル、圧倒的パワーのDOHCエンジン搭載など、当時欧州車と肩を並べられる高性能を引っ提げた衝撃的な出現に、レパードの存在感はますます薄れてしまいます。この雪辱を果たすべく、二代目レパードは正統的な2ドアクーペのみとなり、強力なV6ターボを手に入れて、打倒ソアラを目指しました。

しかしあまりにコンサバなスタイルは古臭くも感じられ、サイドウィンドウの意匠はBMW 6シリーズの真似と揶揄されるなど、ソアラとの差は埋められずじまい。そんな中、1986年10月放映開始のTVドラマ『あぶない刑事』で、主役の「タカ&ユージ」が激しく駆る劇中車にレパードが選ばれ、その後のシリーズや劇場版にも登場。『あぶない刑事』と言えばゴールド・レパードという強い印象を残し、最新(最終)作である映画『さらば あぶない刑事』にも登場しました。

これらの影響で、特に劇中車と同型の前期型ゴールド・レパードは、今や異常なほどの人気車に。登場から30数年を経て打倒ソアラを果たしました(?)。

ゴールドの色調から室内装備などの細部まで手抜かりなく制作
さて、「ゴールド・レパード」のプラモデルは、アオシマのみが数種類リリースしています。今回は、現在(注:2020年当時)入手が容易な『さらば あぶない刑事』版を使用しました。『またまた~』の登場車両を出来るだけ忠実に再現するにあたり、一番苦労したのが独特なゴールド。調査した資料がそれぞれ微妙に色味が異なるため、それらは参考程度にとどめ、自分がイメージした「青味がかったシルバー寄りのゴールド」を、模型的に少し明るめに表現しました。

エンブレムはメッキ調デカール(Special thanks 鎌倉BARACCA 南口一朗氏)で実車同様に再現。室内も、複雑な内装色の表現や、無線機を取り付けるグローブボックスの撤去、自動車電話の土台となるオートカセットセレクターの追加(Special thanks 田中賢太氏、中島健太氏)など、実車同様に再現出来たと思います。ミラーに掛けるジャケットは妻のお手製です(ありがとう)。

『あぶない刑事』に登場するレパードは多くの方が作られており、それぞれの良さがあります。この作例もひとつの例として参考になれば幸いです」

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みんなのコメント

3件
  • 港305もお願いします
  • 確か前期のVG-20ETにはインタークーラーはついてなかったような気がしますが・・・
    記事本当?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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