■ホンダが新型「高級SUV」を予告!
ホンダの米国法人(以下、ホンダ)は2024年1月18日(現地時間)、米国内における今年度のホンダ4輪車事業の見通しについて発表。
そのなかで同社は、米国で展開している高級車ブランド「アキュラ」にラインナップされているミドルサイズSUV「RDX」をアップデートし、その魅力と機能を強化すると明らかにしました。
【画像】カッコいい!これがホンダの高級SUV「RDX」です(34枚)
アキュラは、表現力豊かなスタイリングと革新的なエンジニアリング、高いパフォーマンスをDNAと定めるホンダ独自の高級車ブランド。
エントリーモデルはスポーツセダン「インテグラ」で、さらに各主要モデルに高性能グレード「タイプS」を設定することでも人気を集めています。
そんなアキュラがラインナップしている中型SUVが、今回アップデートが予告されたRDX。
同車は最上級SUV「MDX」に継ぐポジションのプレミアムスポーツクロスオーバーで、現行モデルは2018年に発売された3代目。
ボディサイズは全長4760mm×全幅1900mm×全高1669mm、ホイールベースは2751mmと、米国市場向けのモデルらしいワイドな車体も同車の特徴です。
エクステリアには新世代アキュラに共通するファミリーフェイス「ダイヤモンドペンタゴンフロントグリル」を採用し、さらに2022年モデルからはグリルに薄いクロームモールを取り入れました。
ヘッドライトもアキュラ特有の7つのLEDのユニットで構成された「ジュエルアイ」を装備。ボディサイドに深く刻まれたキャラクターラインは前後フェンダーを強調し、RDXのタフネスさと高級感を主張します。
リアにはアキュラの特徴のひとつである「ドラゴンテールランプ」が備えられるほか、左右に長方形のデュアルエグゾーストによって見た目を引き締めました。
RDXの車内は、高級SUVらしく走行中の静粛性の高さが印象的だといいます。
これは遮音性の高い素材を天井やカーペットなどに使用するとともに、アクティブサウンドコントロール機能によって不快なノイズをキャンセリングしているため。
さらに天井にはクラス最大級の広さを誇るウルトラワイドパノラミックムーンルーフを装備し、上質なリッチミラノレザーをはじめとしたプレミアムな素材でしつらえた内装とあわせてアキュラ車らしいラグジュアリー感を演出しています。
搭載するパワートレインは、最大出力272馬力・最大トルク280lb-ftを発揮する2リッター直列4気筒ターボエンジンで、これに10速オートマチックを組み合わせて、前輪駆動および四輪駆動「SH-4WD」を選択することが可能です。
安全装備は全グレードにおいて衝突被害軽減ブレーキや車線維持支援機能、アダプティブクルーズコントロール、ブラインドスポットモニターを標準装備。
現行RDXの価格は、4万4350ドル(約656万円)から5万4150ドル(約801万円)となっています。
なお、改良に関しての詳細情報は現在のところ不明ですが、新型電動SUV「ZDX」を2024年初頭に発売することや、新型BEV「プロローグ」やアキュラブランドの新たなSUVも年内にそれぞれ発売する予定を明かしており、SUVラインナップが大幅に拡充されます。
こうしたことから、すでに展開しているRDXの路線変更を図る可能性もあり、例えば改良によってさらに上級志向のモデルに移行するといった内容の刷新も考えられます。
RDXのアップデート予告だけでなく、今後発表されるであろうそれぞれの続報に期待が集まります。
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