イタリアンコンパクトSUVのフィアット500Xの限定モデル「500Xコンフォート」が日本上陸

フィアットの都会派スモールSUV「500X」に専用のボディカラーやアルミホイールを備えながら装備を厳選することでリーズナブルな価格を実現した240台限定車の「500Xコンフォート」が登場

　Stellantis（ステランティス）ジャパンは2022年6月30日、フィアット・ブランドのコンパクトSUVである「500X」に特別仕様車の「500Xコンフォート（500X Comfort）」をラインアップして発売した。車両価格は377万円の設定で、販売台数は240台の限定だ。

　今回の特別仕様車は、通常モデルの500Xクロスをベースに、専用のボディカラーやアルミホイールなどを採用したうえで、装備を厳選することでリーズナブルな車両価格を実現したことが特徴である。

　まず外装では、通常モデルでは設定のないシルバーグレー（販売台数80台限定）のボディカラーを採用したことがトピック。ほかに、人気のジェラートホワイト（同80台限定）とテクノグリーン（同80台限定）を用意する。また、足もとにはベース車より外径をサイズアップした18インチアルミホイールを装着。一方、ヘッドライトおよびフォグランプにはベーシック仕様の500X（受注生産）と同様のハロゲン式を採用した。なお、LEDリアコンビネーションランプやダークグレー仕上げルーフレール、マットクローム仕上げフロント／リアモールディングなどはベース車と共通である。

　インテリアに関しては、シートバックと座面に迷彩柄のプリントを施した専用タイプのファブリックシートを特別装備。前席にはヒーター機能を内蔵する。このほかの装備は基本的にベース車と同仕様で、レザーステアリングホイールやデュアルゾーン式フルオートエアコン、TFTメータークラスター、マットダークグレー仕上げインストルメントパネル、7インチタッチパネルモニター付きUconnect、USBポート、アダプティブクルーズコントロールなどを標準で採用した。

　パワートレインに関してはベース車と共通で、1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラー付ターボエンジン（最高出力151ps/5500rpm、最大トルク270Nm/1850rpm）＋6速乾式デュアルクラッチオートマチックを搭載して前輪を駆動。先進安全運転支援システムも充実しており、走行中に車線から逸脱しそうな場面でドライバーに警告するレーンデパーチャーウォーニングや、ミラーの死角にある併走車の存在を知らせるブラインドスポットモニター、後退時に左右方向から接近する車両の存在を伝えるリアクロスパスディテクション、リアパーキングカメラ、自動ハイビーム、エレクトリックパーキングブレーキなどを標準で組み込んでいる。