昨年の「ジャパンモビリティショー2023」に出展されたトヨタ車体の「クロスバンギアコンセプト」。2024年3月11日、なんと特許庁に意匠登録された。ということは、いよいよ市販化か!?
文/ベストカーWeb編集部、写真/ベストカーWeb編集部、特許庁
変化球ヴォクシー驚きのデビュー!? トヨタ「クロスバン」は市販間近? 爆売れ必至な観音開きミニバンに迫る
■ホンダのエレメントに似たミニバン+クロスオーバーSUV
日本の特許庁に意匠登録されたトヨタ車体のクロスバンギアコンセプトと思われるデザイン
昨年のジャパンモビリティショーに出展されていたクロスバンギアコンセプトを覚えているだろうか? この車両はノア/ヴォクシー、アルファード/ヴェルファイア、ハイエースなどを手掛けるトヨタ車体が手掛けたもの。
開発した狙いは、乗用ミニバンの大空間とSUVのアクティブスタイルを両立した新しいカテゴリーだという。見た目はミニバンながら、SUVテイストを感じさせるデザインだ。
クロスバンギアコンセプト。クロスバンシリーズのなかで、クロスオーバー的な要素を持つ「ギア」というモデルだ
ボディサイズは全長4695×全幅1820×全高1855mm、室内長2965×室内幅1550×室内高1340mm。ノア&ヴォクシーほどの大きさで、乗車定員は6名の3列シート車だ。
エクステリアデザインでは、SUVらしさが強調されている前後の張り出したフェンダー部分とブラックアウトされたフロントマスクのグリルがワイルドな印象を与える。
Cピラーの切り欠きはランクル250を思わせるデザインだ
さらにボディ周りで目を引くのは、Bピラーレスの大開口ドアだ。例えば、自転車や釣り竿などかさばる趣味のツールを簡単に積み下ろしできるのがポイントになる。
インテリアも凄い。3列シートとなっており、フロアはフラット設計で、ロングスライドレールを配置。2列目はテーブルとして活用できる6つのパターンのシートアレンジが可能となっている。
3列シートのインテリア。フロアはフラット設計になっており、ロングスライドレールを配置。6つのパターンのシートアレンジが可能となっている
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■クロスバンは3タイプのラインナップ
フロントドアはアームを用いて開閉する形状となっており、同社が手掛けるマイクロバスのコースターにも採用されているスイングドアと共通する機構
出せば必ず売れそうなクロスバンギアだが続きがあった。出展されたクルマは、よりクロスオーバー的な「ギア」というモデルで、まだ発表されていないが、実はほかにベーシックな普通の乗用車ミニバンの「コア」と、トランスポーター(商用バン)としても使える「ツール」という3タイプが用意されているのだった。
今回、特許出願されたことで、市販化が現実味を帯びてきた。これがハイエースにはならないと思うが、ノア&ヴォクシークラスの新たなミニバン+クロスオーバーSUVが登場する可能性が高まった、と言っていいだろう。
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たしかに。前後のゴムゴム感が似ているね。