ヒストリックカー趣味の入門編にして究極でもある「トライアンフ」
ここ数年の価格高騰によって、ヒストリックカーがすっかり高嶺の花になってしまった。しかし、1961年に発売されたイギリスのスポーツカー、トライアンフ「TR4」は、ガンバって働いて稼げばまだなんとか購入することができる貴重な1台だ。現在の相場は500万円前後なので、おいそれとはゲットできないものの、さらに前の「TR2」や「TR3」と比較すると安価なので狙い目だといっていい。
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日本に2台だけのクーペ「DOVE GTR4」
TR4のメカニズムは前モデルにあたるTR3のそれを踏襲していたが、イタリア人カーデザイナー、ジョヴァンニ・ミケロッティの手によりエクステリアデザインを一新。モダンなスタイルのオープン2シーターとなっていた。
1964年にTR4の発展型として「TR4A」がラインアップされ、サリートップと呼ばれる脱着式ルーフを持つモデルも用意されたが、ここで紹介するTR4はオープンでもサリートップでもない。写真を見れば一目瞭然だがクーペなのだ。
トライアンフ「DOVE(ダブ) GTR4」という車名となる同車は、日本に2台だけ存在するといわれている幻のクルマである。1963年式で、オーナーの富居敬義さんがこの超レア車を購入したのは1977年のことだ。
スーパースポーツも乗り継ぎながらこのクルマだけはずっと手元に
富居さんは現在64歳なので、19歳のときから乗り続けていることになり、すでに45年間も愛用しているのであった。ちなみに、当時180万円で購入したそうだ。参考までに記しておくと、富居さんは4輪のほうではDOVE GTR4とフェラーリ512TR(それ以前はポルシェ911SCからフェラーリ348)を愛用し、2輪ではドゥカティとベルネグに乗っているというエンスーである。おじいさんがBMWに乗っていたそうなので、そういった恵まれた環境が富居さんを生粋の趣味人へと成長させたことは間違いないだろう。
「もともとロータス・エランやヨーロッパが好きだったんですよ。そのため、当初、トライアンフは大きくて遅くてウルサイというイメージでした。ですが、MGに乗っている知り合いからDOVE GTR4を譲ってもらえることになり、あまり印象がよくなかったのですが購入してみました。実際に乗ってみたら、いつでも一発でエンジンがかかり、焼玉エンジンのノスタルジーが楽しくて、ずっと乗り続けることになりました」
40年以上ほぼノントラブルの秘訣は小まめなメンテ
45年間も乗っているので、さぞかし維持費がかかっているのだろうと思ったのだが、まったくそんなことはなかった。
「買ったばかりのころにエンジンオイルが下がるのでオーバーホールしました。このときに部品が無くて、ピストンを87mmサイズに変えています。その後はトラブルが無いので、出費といえば、車検、年に2回のエンジンオイル交換、年に1回実施しているトランスミッションオイル交換ぐらいですね」
ブレーキフルードも年に1回交換し、年2回のエンジンオイル交換時にモリブデンの添加剤を入れており、トランスミッションオイルを交換するときにもモリブデンの添加剤を入れているそうだ。小まめなメンテナンスが、長年にわたり快調を維持する秘訣なのかもしれない。
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みんなのコメント
普通なら存在すら知らないような・・・
ディーラーの関係者だったとかかなあ。