地球に優しいスポーツ、そこが新しい!
ホンダCR-Zは、デザインとメカニズムの両面で「ハイブリッドスポーツ」の印象が強い。シビック・タイプRに対して30mm下げたヒップポイントは、ペダルを高い位置にセットした関係で、足を前に伸ばした運転姿勢になる。360mmの小径ステアリングを含めて、スポーツマインドの演出は絶妙である。
【復刻版カタログ】2010年の日本カー・オブ・ザ・イヤー/ホンダCR-Zの肖像
1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたCR-Zは、パドルシフト付きCVTのほか、6速MTが選べる。MT仕様はハイブリッドカーの高い潜在能力を放っていた。
街中を流すシーンでは、低回転におけるモーターアシストが効果的だ。わずか1000rpmからでもしっかり加速していくパワーは、大排気量車を思わせるほど。自然吸気の1.5リッターとしては変速回数が少なくて済むし、この特性を生かして低回転を多用すれば、燃費向上が期待できる。
一方、高回転域の印象は、限りなくガソリン車に近い。エンジンはフラットトルク型ではなく、4000rpmあたりから吹き上がりが勢いづく。レスポンスはクイックで、3モードスイッチでスポーツを選んだときは、「鋭い」という表現が使える。
インサイト用をベースにホイールベースを115mm短縮し、トレッドを拡大したプラットホームは、固めでありながら直接的なショックはインサイトより抑えられており、フラット感は向上していた。この面の上質感もインサイトよりアップしたと断言できる。フットワークは、ステアリングの鋭い切れ味と、その後の安定感が際立っている。低重心とワイドとレッド効果で、ロールがほとんど発生せず、まるで真横に移動するようなコーナリング感覚だ。こうしたステージでのCR-Zは、スポーツカーと呼べる。
(森口将之/2010年5月号)
ハイブリッドスポーツ、ホンダCR-Zのプロフィール
CR-Zは2007年の東京モーターショーでコンセプトモデルを公開。好評を博したことから開発がスタートした。市販モデルは2010年1月の北米国際オートショーでデビュー、同年2月に日本でも発表された。車名のCR-Zは「コンパクト・ルネッサンス・ゼロ=Compact Renaissance Zero」の略。「これまでの価値にとらわれず、新しいコンパクトカーを創造する。そんな志を持ち、原点(ゼロ)に立ち返ってチャレンジする」という思いを込めたとカタログで説明していた。
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