かつてはポルシェLMP1チームの責任者だったアンドレアス・ザイドルは、F1第5戦スペインGPからマネージングディレクターとしてマクラーレンに加わった。CEOのザク・ブラウンによる人材獲得は、テクニカルディレクターのジェームス・キーに続き2人目だ。
昨年の夏にレーシングディレクターだったエリック・ブーリエが離脱した後、マクラーレンはチーム改革を行っており、アンドレア・ステラをパフォーマンスディレクターに、ジル・ド・フェランをスポーティングディレクターに起用した。
■ NAエンジンへの回帰は”空想”……将来のF1パワーはどうなる?
ザイドルの加入がマクラーレンのリーダーシップ構造にどんな変化をもたらしたのか、motorsport.comが尋ねるとブラウンはこう語った。
「アンドレアスによるリーダーシップもあって、今の我々の見通しはとても明るい」
「私は以前からアンドレアスのことを知っていた。彼はレーサーであり、技術者でもあり、集中力があり献身的だ」
「彼の方向性は非常にはっきりとしている。我々は知っての通り、キッチンにシェフが多すぎるといったような状況だった。今我々はそれをひとつにした」
「だから現状を私は気に入っている。我々は仕事の面で素晴らしい関係を築いているし、将来にとても興奮している」
ブラウンは、マクラーレンの上層部を再形成するという自身の仕事を終えたと語った。しかしながら、「アンドレアスがすることは最終的にはアンドレアス次第であり、私は彼を全面的にサポートする」とも語った。
「リーダーシップという観点で言えば、私は仕事をやり遂げた」
「欲しい人材が手に入り、非常に満足している。あらゆる分野で、”2番目にベスト”な人材を得たとは思わない」
ザイドルはこれまで、マクラーレンF1チームに関する自身のプランについて多くを語っていなかった。なぜなら、彼は在籍期間が短いため、何を変える必要があるのかについて“判断と結論”を保留しているからだ。
ザイドルは、ウイリアムズやBMWザウバーの一員としてF1に携わっていた経験を持つ。その後、2012年にBMWがDTMに復帰するのに伴い、オペレーション責任者としてDTMに携わり、復帰初年度の3冠(ドライバー、チーム、マニュファクチャラー)達成に貢献。2014年にポルシェに移籍しLMP1プロジェクトを率いて成功を収めた。
これまでの職務経験が、マクラーレンの改善の機会を見つける助けとなったかを尋ねられたザイドルは、次のように語った。
「確かに、様々なカテゴリーでその経験を活かすことができる」
「組織を成功させるための根本的なポイントはどこも同じだと思う。それはGTレースでも、LMPでもF1でも変わりない」
「全体的に私が過去に関わったプログラムは、予算の大きい大規模プログラムだった。だからこそ私はマクラーレンに多くの経験をもたらし、それを応用できると確信している」
「同時に、この場所にいることを尊重することも重要だ。良いことがたくさんある。人々は献身的で、多くの才能がここにはある」
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