■1.8リッター水平対向直噴ターボ“DIT”を搭載した新型「フォレスター」
スバルは2020年10月22日に改良した新型「フォレスター」を発表しました。現行モデルは5代目となりますが、5代目フォレスターとして初となるターボ仕様が設定されたことが、今回の改良の大きな特徴となります。
スバル「フォレスター」のターボ車が2年ぶりに復活! 新開発の1.8Lターボ搭載
5代目フォレスターは2018年に登場。「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用することで、クラストップレベルの衝突安全性能・危険回避性能を実現しているほか、ドライバーの意のままに操作できるハンドリング性能や、優れた乗り心地を実現しています。
組み合わされるパワートレインは、当初2.5リッター水平対向エンジンと、2リッター水平対向エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類でしたが、今回の改良で2.5リッター水平対向エンジンを廃止。
歴代モデルで設定のあったターボエンジン仕様を、2年ぶりに復活させることとなりました。
ターボエンジンが搭載されるフォレスターの「スポーツ」グレードの仕様は、1.8リッター水平対向直噴ターボ“DIT”(CB18型)で、10月18日に発表された新型「レヴォーグ」にも搭載される、スバル最新のエンジンです。
日常でも扱いやすいエンジンとすべく、低回転域から300Nmの高トルクを発生。しっかりとした加速感が感じられ、高速道路上での合流や追い越しなども安全に気持ちよくおこなうことができます。
また、機能面を見ると、「ドライバーモニタリングシステム」が全グレードに設定。
ドライバーが乗り込むと、インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、シートポジションやドアミラー角度、空調などを自動的に再現します。
また、ドライバーが一定時間以上目を閉じたり、顔の向きを前方向から大きく外したりするなど、眠気や不注意による危険な状態が発生しているとシステムが判断した場合に、警報音や警告表示をする機能も備わっています。
それではここでクイズです。
フォレスターに2018年から継続して設定されるハイブリッドシステムは、スバル独自のシステムとして、名前が付けられています。このシステム名は5代目フォレスターに搭載されて、はじめて発表されたものです。それは、次のうちいったいどれでしょうか。
【1】e-BOXER
【2】WRX-NB
【3】BOXER-H
【4】EJ20
■スバル独自のハイブリッドシステムの特徴は?
正解は、【1】の「e-BOXER(イー・ボクサー)」です。
スバルは2代目「XV」で同社初のハイブリッド仕様を販売していましたが、2018年発売の5代目フォレスターに搭載するハイブリッド仕様から、システム名を「e-BOXER」に決定。後に登場した3代目XVにもe-BOXER搭載モデルを設定しました。
2020年10月に発表された新型フォレスターでは、ターボエンジン搭載車以外のすべてのグレードがe-BOXER搭載仕様となっています。
システムは、2リッター水平対向直噴エンジンに、小型の高性能モーターとバッテリーを組み合わせ、バランス良く配置。発進と停止の多い市街地でも気持ちよく走行できる制御が特徴です。
また、SI-DRIVEでスポーツモードを選択したときや、ECOクルーズコントロールをONにしたとき、さらに四輪制御機能のX-MODEが作動するときは、機能に応じてe-BOXER専用の制御をおこない、モーターアシストが最適化されます。
ちなみに、日本にはないスバルの電動モデルとして、北米にはスバル「クロストレックハイブリッド」が存在します。
クロストレックはXVの北米名ですが、日本で販売されるe-BOXER搭載モデルのXVと異なるポイントは、クロストレックハイブリッドは外部充電のできるプラグインハイブリッドシステムを搭載しているという点です。
240Vコンセントでフル充電に必要な時間は約2時間で、エンジンも併用したハイブリッド走行時には、最大480マイル(約772キロメートル)の航続距離を実現するといいます。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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みんなのコメント
ターボのエントリーモデルやXブレイクを想定してB型を見送った人は発狂物だな・・・・。