FIAは、受領した4件の『関心表明書』のうち、3件のF1参戦申請を却下すると報じられており、アンドレッティ・グローバルのみがFIAから承認を受けるものとみられている。
ドイツのウェブサイト『Motorsport-Total』によると、高い実績を誇るチームであるハイテックとロダン・カーリン、また、アジアのスタートアップチームであるLKYSUNZ(ラッキー・サンズ)からの申請はすべて却下されたという。すべてのエントラント候補は、FIAによる公式発表が行われる前にFIAから審査結果を通知されるものと思われる。
FIA F2参戦中のハイテックが2026年からのF1参戦申請を明らかに。カザフスタンの富豪が株式を取得
FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、アンドレッティのF1参入の取り組みを公に支持しており、ゼネラルモーターズのキャデラックブランドとの提携はグランプリレース参入を保証するものだと主張してきた。 アンドレッティのエントリーが承認されれば、F1参入チームの最終決定権を持つF1へ引き継がれることになる。
しかしF1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは、11番目のチームを現在のフィールドに追加する必要性を感じていないと繰り返し語っており、そうすることは各チームが分け合っている非常に重要な分配金を希薄化するだけだとしている。
アンドレッティは、モータースポーツの最高峰に参戦する特権として、希薄化を防止するための費用2億ドル(約297億円)を支払う必要があるが、それにもかかわらずF1チームの大半はグリッドを拡大する考えに反対のままだ。
金曜日、アジアのチーム候補LKYSUNZは、アメリカの投資家から多額の投資を受けることができたため、希薄化の防止のために6億ドル(約890億円)を支払う用意があると主張した。しかしFIAへの提案期限はすでに過ぎており、LKYSUNZの多大なオファーはFIAによって見送られた可能性が高い。
「我々は今もFIAと対話を続けている」とチームのCEOを務めるベンジャミン・デュランは語った。
「しかし現時点で詳細を話すことはできない。尊重すべき機密保持契約の制約があるからだ」
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