急激な気温変化が影響か？オールシーズンタイヤの販売数量が前年比で23％増

急激な気温の変化に伴い、雪が降る地域も増えてきた昨今。凍結・積雪した路面でも安全に走れるよう「車の衣替え」をする人も多いだろうが、現在、冬タイヤやオールシーズンタイヤはどれくらい売れているのだろうか？

GfK/NIQ Japanはこのほど、全国のカー用品店、タイヤ専門店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットの販売実績データを元に、市場規模相当に拡大推計した自動車用タイヤ、エンジンオイル、バッテリーの販売速報を公表した。

タイヤ

2024年11月の自動車用タイヤ販売は本数前年比2％増と微増であった。店頭では同3％増であったものの、インターネットでは前年並みに留まった。タイヤ全体のうち冬タイヤの数量構成比は70％を占めた。

冬タイヤの本数前年比は1％増でやや前年を上回り、インターネットでは本数前年比7％増であった一方、店頭では同2％減であった。オールシーズンタイヤは同23％増と二桁成長を見せており、店頭では同47％増と大幅な伸長を遂げた。

エンジンオイル

2024年11月の自動車用エンジンオイルの4L缶販売は数量前年比9%増と堅調で、店頭では同13%増であったが、インターネットでは同16%減と前年を大幅に割り込んだ。粘度別にみると、0W-20は数量前年比5％増となり、0W-16では同27％増、0W-30では同29％増に達した。ベースオイル別では、鉱物油が数量前年比16％であったことに対し、全合成油では同4％増に留まった。

バッテリー

2024年11月の自動車用バッテリー販売は数量前年比22%増と大幅な伸長を見せた。店頭では数量前年比14％増、インターネットでは同33％増と至った。対応する自動車のタイプでは、最も販売数量の多い通常車（標準車・充電制御車）専用のバッテリーが数量前年比16％増、アイドリングストップ車専用が同10％増であったことに対し、アイドリングストップ車・通常車兼用が同48％増と著しい増加が見られた。

・タイヤはカー用品店、タイヤ専門店（メーカー系列を除く）、ガソリンスタンド、インターネットを集計対象としている。
・エンジンオイル及びバッテリーはカー用品店、ガソリンスタンド、ホームセンター、インターネットを集計対象としている。

出典：GfK/NIQ Japan

構成／こじへい

Comments

[趣味の一つが釣り]

年内にたいした降雪が無い地域なら良いが東北や日本海側じゃ最悪走行不能に陥るので注意しましょう。
まして凍結路じゃ走れないですがあくまで少ない雪道の限定付きでお願いします。

[とし２]

冬になると雪の降る知己に住んでいたり、雪が降ればスキーなどの雪遊びをするのならスタッドレスタイヤを選択しますが、大阪市内在住で年中雪が積もることのない地域に住んでいれば、スタッドレスを必要とは思いません。
でもね、雪の予想もしていない時に雪にあってしまうということたまにあるんです、そんな時に夏タイヤでは不安を感じるんです。
それを解消するためには、夏は夏タイヤと同レベルで走れ、冬場に急な雪に出会っても、凍結さえしていなければ雪道でも走れるオールシーズンは魅力的なんです。
そんなことで今年発売された、オールシーズンタイヤに履き替えました。